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20代・30代女性も要注意?「スキルス胃がん」が若い女性に多い理由と特徴を医師が解説!

 公開日:2026/02/14
20代・30代女性も要注意?『スキルス胃がん』が若い女性に多い理由と特徴を医師が解説!

スキルス胃がんとは、胃の壁を硬く厚くさせ広がるタイプの胃がんです。そんなスキルス胃がんは、高齢の方だけではなく若い女性にも罹患する可能性があることをご存知でしょうか?

本記事では、スキルス胃がんについてご紹介します。

※この記事はメディカルドックにて『『若い女性』に多い「スキルス胃がん」とは?症状と厄介な特徴も医師が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

本多 洋介

監修医師
本多 洋介(Myクリニック本多内科医院)

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群馬大学医学部卒業。その後、伊勢崎市民病院、群馬県立心臓血管センター、済生会横浜市東部病院で循環器内科医として経験を積む。現在は「Myクリニック本多内科医院」院長。日本内科学会総合内科専門医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医。

スキルス胃がんは若い女性に多いのか

通常の胃がんの発症率は50代以降に急増しますが、スキルス胃がんは働き盛りの世代、なかでも20代や30代に多く発生するとされています。

そのため、子育てやキャリアの途上で治療を余儀なくされることが多く、生活の質や家族関係にも深刻な影響を及ぼすことがあります。長期入院や症状悪化のために休職や退職をして治療に専念しなければならなかったり、子どもの成長を近くで見守れなかったりといった事例が挙げられます。

さらに、胃がん全体で見ると男性が多いのとは対照的に、スキルス胃がんは女性に多いという特徴もあります。

このように若い世代のスキルス胃がんのリスクは無視できないため、健康診断や定期的なチェックを怠らないようにしましょう。

若い女性もかかりやすいスキルス胃がんの特徴

以下では、スキルス胃がんの主な特徴を3つご紹介します。

がん細胞が広がるスピードが早い

がん細胞の浸潤(しんじゅん)とは、悪性細胞が周囲の健康な細胞に広がること速さを指します。なかでも若年性のスキルス胃がんは、ほかのタイプの胃がんと比べてその浸潤速度が速いとされています。

また、治療開始時にはその湿潤速度からすでにがんが広範囲に広がっていることが多く、治療成績はほかの胃がんと比べて著しく悪い傾向にあります。そのため、スキルス胃がんは難治性の高いがんとされています。

初期症状がない

スキルス胃がんは、ほかの胃がんや大腸がんと同様に、初期段階では目立った症状がないため、病気の進行を見逃しやすいです。また、スキルス胃がんは進行が速く、症状が現れる頃にはすでに手遅れな場合が多いです。

例えば、腹水が溜まっていたり、吐き気が続いたりする頃には、がんが広範囲に転移していることが少なくありません。また、通常の胃がんでは腹膜播種の確率が約2割ですが、スキルス胃がんでは約6割にも達します。

このように、スキルス胃がんは初期症状がほとんどなく、進行が速いため厄介な病気です。

スキルス胃がんが早期発見できない理由

スキルス胃がんは、ほかの胃がんとは異なり、壁内を這うように広がります。また、がん細胞が塊を作らず、通常の胃がんに見られるような粘膜の凹凸が不明瞭です。そのため、胃の粘膜にわかりやすい変化が現れず、内視鏡検査でも早期に見つけるのが難しいとされています。

さらに、スキルス胃がんは進行が速いため、症状が出る頃にはすでにリンパ節や腹膜に転移している傾向にあります。これにより、発見時には根治的な手術が困難で、治療成績も著しく悪化します。

スキルス胃がんの5年生存率は約7%未満と低く、その早期発見の難しさが原因とされています。

スキルス胃がんについてよくある質問

ここではスキルス胃がんについてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

スキルス胃がんは完治しますか?

本多 洋介本多 洋介 医師

スキルス胃がんの完治は難しいとされています。通常の胃がんの5年生存率は約60〜70%ですが、スキルス胃がんの5年生存率は10%程度に過ぎません。スキルス胃がんは進行が速く、発見時にはすでに腹膜播種やリンパ節転移が進行していることが少なくないため、手術による治癒が困難です。

早期に発見され、腹膜播種やリンパ節転移がない場合は、手術によって完治する可能性もありますが、その確率は低いとされています。

スキルス胃がんに家系は関係しますか?

本多 洋介本多 洋介 医師

スキルス胃がんは、遺伝子の変異が関与している可能性が考えられており、遺伝的な要因は無視できません。このため、家族歴がある人は定期的な検診を受けることが推奨されます。早期発見と適切な対策が、リスク軽減につながります。

まとめ

ここまで若い女性のスキルス胃がんについてお伝えしてきました。スキルス胃がんについて要点をまとめると以下のとおりです。

⚫︎まとめ

  • スキルス胃がんは働き盛りの世代、なかでも20代や30代に多く発生するとされている
  • スキルス胃がんはほかの胃がんとは異なり、進行が速い
  • 若い女性が発症すると子育てやキャリアの途上で治療を余儀なくされることが多く、生活の質や家族関係にも深刻な影響を及ぼす

スキルス胃がんと関連する病気

スキルス胃がんと関連する病気は9個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法などの詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

消化器内科の病気

具体的な症状や治療法については、担当の医師と相談しましょう。

スキルス胃がんと関連する症状

スキルス胃がんと関連している、似ている症状は9個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

関連する症状

これらの症状が持続する場合、または新たにあらわれた場合、医師の診察を受けることが大切です。

この記事の監修医師

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