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「便潜血検査で大腸がん」が見つかる確率はどれくらい?医師が徹底解説!

 公開日:2026/03/12
便潜血検査で大腸がんが見つかる確率

便潜血検査で大腸がんが見つかる確率はどれくらい?Medical DOC監修医が便潜血検査で大腸がんが見つかった場合のステージ分類などを解説します。

※この記事はメディカルドックにて『「便潜血検査で大腸がん」が見つかる確率はどれくらい?陽性と診断された後の流れも解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

和田 蔵人

監修医師
和田 蔵人(わだ内科・胃と腸クリニック)

プロフィールをもっと見る
佐賀大学医学部卒業。南海医療センター消化器内科部長、大分市医師会立アルメイダ病院内視鏡センター長兼消化器内科部長などを歴任後の2023年、大分県大分市に「わだ内科・胃と腸クリニック」開業。地域医療に従事しながら、医療関連の記事の執筆や監修などを行なっている。医学博士。日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医、日本肝臓学会肝臓専門医、日本医師会認定産業医の資格を有する。

「大腸がん」とは?

口から摂取した食事が食道、胃、十二指腸を経て排泄する際に最後に通過するのが大腸です。大腸は、盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸からなる結腸と直腸に分かれます。
この大腸の粘膜からがんが発生したものが大腸がんです。大腸がんは、腺腫という良性のポリープががん化して起こるものと、正常な粘膜から直接発生するものがあります。
大腸がんは、初期では症状がなくわかりづらいです。このため、検診では大腸がんの早期発見を目的として、便潜血検査を行います。

便潜血検査とは?

便潜血検査とは、大便の中に血液が含まれているかを調べる検査です。大便を検査するだけであるため簡単であり、侵襲がなく行えます。日本で通常行っている便潜血検査は、免疫法という方法を利用していることが多いです。この免疫法では、人のヘモグロビンに対しての免疫反応を利用して検査を行います。胃や十二指腸からの出血では途中で消化酵素によりヘモグロビンが変性してしまうため、反応が出ないことが多いです。(大量に出血するなどの場合には、陽性となる事もあります。)そのため、多くは下部消化管(小腸~大腸)から出血したときに、陽性と判定されます。

検査できる診療科

便潜血検査は、簡単にできる検査であるため、多くの診療科で必要があれば検査をすることができます。市町村の大腸がん検診は、便潜血検査を行うことも多いです。

検査費用

便潜血検査の費用は、保険診療(3割負担)で210~320円程度となります。この検査料に診察料などが加わります。また、市町村の大腸がん検診では費用が異なりますので詳しくは自治体へ確認をしてください。

便潜血検査で大腸がんが見つかる確率はどれくらい?

大腸がんがある場合に便潜血が陽性となる確率は、今までの報告でもばらつきがあり30~92.9%と言われています。また、毎年便潜血による大腸がん検診を受けることで大腸がんの死亡が60%減少すると言われています。

便潜血検査で大腸がんが見つかった場合ステージ分類はいくつ?

便潜血検査で大腸がんが見つかったとしても、ステージはさまざまであり、便潜血検査のみでステージ分類を決めることはできません。また、大腸がん以外の病気であることもあるため、大腸内視鏡検査などでさらに詳しい検査をする必要があります。

「便潜血陽性と大腸がんの確率」についてよくある質問

ここまで便潜血陽性と大腸がんの確率などを紹介しました。ここでは「便潜血陽性と大腸がんの確率」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。

便潜血検査が1回だけ陽性でも再検査は必要ですか?

和田 蔵人和田 蔵人 医師

1回だけでも便潜血が陽性となった場合には、再検査ではなく消化器内科を受診して精査すべきです。大腸がんの可能性もあるため、大腸内視鏡検査などの精密検査をしましょう。

便潜血検査で2回陽性の場合、大腸がんの確率は高いのでしょうか?

和田 蔵人和田 蔵人 医師

便潜血検査で2回陽性である場合、大腸などの下部消化管での出血がある可能性が高いと言えます。それが、大腸がんかどうかは、詳しく検査をしてみなければわかりません。便潜血検査で陽性である場合には、消化器内科を受診してまずは相談をしましょう。

まとめ

便潜血が1回でも陽性となった場合、必ず消化器内科を受診して相談をしましょう。便潜血が陽性の場合、小腸~大腸、肛門の下部消化管からの出血が考えられます。この出血は、痔疾患や大腸ポリープの可能性もありますが、大腸がんであることも少なくありません。大腸がんは、症状が出づらい病気です。便潜血検査が陽性となり、初めて気が付くことも多いです。便潜血検査で陽性と診断された場合、まず消化器内科を受診して相談をしましょう。

「大腸がん」と関連する病気

「大腸がん」と関連する病気は5個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。

消化器系

  • 痔疾患
  • 炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病など)
  • 胃がん
  • 胃・十二指腸潰瘍

大腸がんと同じように、便潜血が陽性となったり腹痛や便通異常などの症状がみられる病気はさまざまです。症状のみでは、区別をすることができないため消化器内科を受診して相談をしましょう。

「大腸がん」と関連する症状

「大腸がん」と関連している、似ている症状は6個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。

関連する症状

  • 便に血が混ざる
  • 便通異常
  • 食欲不振
  • おなかの張り

大腸がんは初期ではほとんど症状はありません。しかし病気が進行すると、上記の様な症状がみられることがあります。しかし、これらは大腸がん特有の症状ではありません。ほかの病気の可能性もあり、早めに消化器内科で相談をすることをお勧めします。

この記事の監修医師

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