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「腰痛を予防するための生活習慣」を理学療法士が解説 何に注意して生活すればいいのか

 公開日:2024/12/26
ポイントは“運動習慣”

国民病の一つに数えられている「腰痛」。多くの人が悩まされていると思いますが、なぜここまで多くの人が発症するのかご存知でしょうか。今回は、「腰痛を予防するための生活習慣」として、理学療法士の小原さんに解説していただきました。

小原 綾介

監修理学療法士
小原 綾介(理学療法士)

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九州中央リハビリテーション学院卒業後、回復期リハビリテーション病棟に7年間勤務。2022年からWebライターとしても活動開始し、2023年3月にWebライターとしてフリーランスに。医療領域を中心に活動している。

編集部編集部

急性腰痛にならないために、注意しておくことはありますか?

小原 綾介さん小原さん

急性腰痛にならないためには、前かがみでの作業や重いものを持つのは避けるといいでしょう。なぜなら、急性腰痛を発症してしまう原因は、前屈みの姿勢が続いたり、重いものを持ったりした時がほとんどだからです。腰は前かがみになるだけでも多くの負担がかかっています。例えば、立っている時の腰にかかる負担が100だとすると、前かがみの姿勢になるだけで腰の負担は150になります。また、座っている状態で前かがみになると腰の負担は185にまで大きくなります。さらに重いものを持つと負担が大きくなるため、前かがみでの動きは避けるようにしましょう。重いものを持つ場合は、しゃがみ足の力を使うと腰の負担を減らすことができますよ。

編集部編集部

慢性腰痛の原因と改善する方法はありますか?

小原 綾介さん小原さん

慢性腰痛の原因は座っている時間が長かったり、運動不足だったりによるものが多いですね。また、ストレスなどによる精神的なものから腰痛を発症してしまうケースもあります。しかし、ほとんどの慢性腰痛で腰周りが血行不良になっていることが多いため、ストレッチやウォーキングなどの軽めの運動、温泉やサウナなどで体を温めて血流を改善することで慢性腰痛を改善できる可能性が高くなります。

編集部編集部

腰痛にならないために、普段からやっておいた方が良いことはありますか?

小原 綾介さん小原さん

急性腰痛や慢性腰痛にならないために、“運動習慣”をつけておくといいでしょう。なぜなら、運動をしておくことで血行不良を避けることができるからです。また、普段から筋肉を使っておくことで、急性腰痛となる確率を下げることにもつながります。まずは、無理のない範囲で1日20~30分の運動を週に3回程度から始めるといいでしょう。また、ウォーキングやストレッチでも腰痛予防になるので、ぜひ実践してみてください。

編集部編集部

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

小原 綾介さん小原さん

腰痛があっても温泉で効果が得られる「慢性腰痛」と悪化してしまう可能性がある「急性腰痛」があります。きちんと見分けてから温泉やお風呂に入ることをおすすめします。どちらかわからない場合は、整形外科を受診し、対処することが望ましいでしょう。また、日頃から運動習慣をつけておくことで、腰痛予防になります。ストレッチやウォーキングなどの軽めの運動から行ってみましょう。

※この記事はMedical DOCにて【腰痛は温泉で改善するのか 悪化する可能性もある? 理学療法士が解説】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

この記事の監修理学療法士

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