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「ステロイド外用薬」の副作用はご存じですか? 正しい使い方・注意点も薬剤師が解説!

 公開日:2024/08/30
ステロイドの副作用

ステロイド外用薬の副作用はご存じですか? 今回は、ステロイドの正しい使い方・注意点についても「薬剤師」の長岡さんに解説していただきました。

※この記事はMedical DOCにて【「あせもにステロイド外用薬」は効く? 副作用や使用時の注意点を薬剤師が解説】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

長岡 志帆

監修薬剤師
長岡 志帆(薬剤師)

プロフィールをもっと見る
薬剤師、認定スポーツファーマシスト、健康食品管理士。2021年に出産を経験し、現在は子育てをしながら薬剤師として勤務。薬膳が好きで育休中にくらし薬膳アドバイザーも取得。医療や医薬品に関する不安・疑問を解決するよう、わかりやすい情報提供を心掛けて執筆している。

編集部編集部

ステロイド外用薬の使い方を教えて下さい。

長岡志帆さん長岡さん

ステロイド外用薬は、体を清潔にしてから、湿疹があるところやかゆみがあるところだけにピンポイントでやさしく塗りましょう。副作用防止の為にも、症状がないところには塗らないようにしてください。塗る回数も薬によって違うので、決められた回数以上に塗らないようにしましょう。市販薬の使用は5~6日程度にして、症状が治まっていない場合には皮膚科を受診してください。

編集部編集部

妊娠中、授乳中でもステロイド外用薬は使用できますか?

長岡志帆さん長岡さん

妊娠中は一度かかりつけの医師に相談することをおすすめします。医師の判断でステロイド外用薬を処方することはあるので、処方されたお薬は安心してご使用ください。授乳中は、ステロイド外用薬であれば母乳に影響はありませんが、市販薬を購入する際には、薬剤師に授乳中であることをぜひお伝え下さい。

編集部編集部

先程ステロイドの飲み薬や注射に比べて副作用は少ないとお聞きしましたが、それでも外用薬の副作用はありますよね?

長岡志帆さん長岡さん

はい、全くないという訳ではありません。一般的に挙げられる症状としては、以下のようなものがあります。
皮膚が赤くなる
かぶれる
皮膚が薄くなり、毛細血管が目立って見える
免疫力低下による、細菌・ウイルス・真菌感染症を発症する
湿疹やニキビができる、治りにくい
薬を塗った部位にだけ毛が生えてきたり、増えたり、太くなったりする

使用していて気になる症状があるときは、使用を中止して、医療機関を受診しましょう。

編集部編集部

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

長岡志帆さん長岡さん

あせもは年代問わず発症する皮膚疾患ですが、予防することができます。まずは汗疹予防をしっかりと行い、それでもあせもができてしまい、かゆみや痛みが辛いときにお薬を使いましょう。ステロイド外用薬は正しく使えばあせもに効果的です。ステロイドだからと怖がらずに、辛い症状があるときは使用を検討してみてください。購入の際や使用で気になることがあれば、ぜひ薬剤師に相談してください。

この記事の監修薬剤師

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