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「痛風」にならないために日頃の食生活で注意すべきことを管理栄養士が解説

 公開日:2024/07/23
ビールはやっぱり…

防には、やはり食べ物もお酒も適量が良いということになるようです。また、水分をしっかりと摂ることも大事だと管理栄養士の中村さんは言います。そのほかにも、普段から気をつけることを教えてもらいます。

※この記事はMedical DOCにて【「納豆を食べ過ぎると痛風になる」ってウソ? ホント? 痛風予防のポイントを管理栄養士が解説】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

中村 友也

監修管理栄養士
中村 友也(管理栄養士)

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私立大学卒業と同時に管理栄養士免許取得。新卒で高度急性期病院に就職し、栄養管理や栄養指導に従事。病院での栄養指導件数は300件を超える。その後退職し、フリーランス管理栄養士として活動。現在は栄養・健康ジャンルのライターとして活動する傍ら、管理栄養士についての情報を発信するブログやコミュニティの運営を行う。

編集部編集部

どんな食事を心がければ痛風を予防できるのですか?

中村 友也さん中村さん

まずは、プリン体を多く含むものの摂取に気を付けましょう。プリン体をゼロにすることはできませんが、プリン体を多く含む食品の摂取量や摂取頻度を意識するだけでも効果があります。

編集部編集部

痛風というと禁酒をイメージするのですが、やはりアルコールは控えたほうがいいのですか?

中村 友也さん中村さん

アルコールは尿酸の排泄を抑制するため、適正飲酒に努めましょう。医師の指示がない限り禁酒する必要はありませんが、アルコールは痛風の危険因子となります。特に、ビールはアルコールと同時にプリン体も含むため要注意です。それ以外の酒類も、アルコールそのものが尿酸の排泄を抑制するため、飲みすぎには注意が必要です。また、習慣的な飲酒は痛風のリスクを上げるため、週に2度は休肝日を作りましょう。

編集部編集部

プリン体が少ないものなら気にせず食べても大丈夫ですか?

中村 友也さん中村さん

基本的に制限するような食品はありませんが、適量摂取を意識しましょう。プリン体が少ない食品であっても、食べる量が増えれば自ずとプリン体の量も増加します。また、肥満やほかの生活習慣病によって痛風のリスクが上がることもありますので、適量摂取は常に気を付けておきたいですね。

編集部編集部

ほかに気を付けることはありますか?

中村 友也さん中村さん

水分をしっかりとることも意識しましょう。尿酸はそのほとんどが尿からしか排泄されません。そのため、水分摂取量が少なく尿量が減ると尿酸の排泄量も低下します。また、体内の水分が少なくなると血液中の尿酸濃度が上がり痛風発作を起こしやすくなります。一般的に、1日に自身の体重×35ml程度の水分摂取が望ましいといわれていますので意識してみましょう。また、特にお酒を飲んだ時はアルコールの分解で大量に水分を使い脱水になりやすいので意識的に水分をとるようにしましょう。

編集部編集部

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

中村 友也さん中村さん

痛風は日ごろの食生活が大きな原因となる病気ですので、普段から気を付けていれば十分予防できます。今回紹介した情報や食事のポイントを意識しながら、生活習慣を改善し痛風の予防・改善に努めてもらえると嬉しいです。

この記事の監修管理栄養士

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