【痛風予防】プリン体を多く含む食品や1日の摂取目安を管理栄養士が解説
「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン」によると、1日の摂取量は400mgまでなっています。また、レバーや白子、えび、イワシ、カツオなどにはプリン体が多く含まれているそうです。管理栄養士の中村さんに、詳しく教えてもらいました。
※この記事はMedical DOCにて【「納豆を食べ過ぎると痛風になる」ってウソ? ホント? 痛風予防のポイントを管理栄養士が解説】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。
監修管理栄養士:
中村 友也(管理栄養士)
編集部
プリン体の1日の摂取量はどのくらいですか?
中村さん
「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン」では、1日400mgまでと示されています。毎日厳格にこの基準値以下に抑える必要はありませんが、尿酸値が高いと言われている方や予防を考えている方はこの数値を意識してみてください。特に男性は発症リスクが高いので注意が必要です。
編集部
プリン体が多く含まれている食品を教えてください。
中村さん
プリン体は動物の内臓などに多く含まれており、レバーや白子、えび、イワシ、カツオなどがその代表です。これらの食品は100gあたりに約200~300mgのプリン体が含まれており、基準値の400mgにすぐに到達してしまうため、摂取量と頻度に注意しましょう。
編集部
プリン体を摂りすぎるとすぐ痛風になるのですか?
中村さん
尿酸値が正常な場合は、プリン体の多い食事を短期間続けただけでは痛風を発症する可能性は低いですね。しかし、習慣的にプリン体の多い食事を続けると、痛風の発症リスクが高まるため気を付けましょう。特に外食では食べる量自体が増えたり、プリン体を多く含む食品を食べる頻度が増えたりしてしまいます。外食に行った際は、普段より意識するようにしましょう。