動脈硬化を促進させる「LDLコレステロール」が多い食品はどういうもの?
飽和脂肪酸を摂りすぎるとLDLコレステロール値が上昇するそうです。それは肉の脂身やバター、生クリームをはじめとした動物性の食品に含まれます。そのほか、食事に含まれるコレステロールなどについて管理栄養士の中村さんに教えてもらいました。
※この記事はMedical DOCにて【LDLコレステロールを下げる食べものを紹介! 増える原因と下げるポイントを管理栄養士に聞く】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。
監修管理栄養士:
中村 友也(管理栄養士)
編集部
LDLコレステロール値が増えてしまう原因にはどんなものがありますか?
中村さん
まず、飽和脂肪酸の摂りすぎが挙げられます。飽和脂肪酸は、肉の脂身やバター、生クリームをはじめとした動物性の食品に多く含まれています。飽和脂肪酸を摂りすぎるとLDLコレステロール値が上昇してしまうため、摂取量には注意が必要です。
編集部
食事に含まれているコレステロールは気にしなくてもいいのですか?
中村さん
参照:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/eiyou/syokuji_kijyun.html
編集部
LDLコレステロール値が高いまま放置しておくと、どうなるのですか?
中村さん
LDLコレステロール値が高いと血管内にコレステロールが沈着し、動脈硬化を促進します。その結果、心筋梗塞や脳梗塞などの命にかかわる病気につながる恐れがありますので、早めに医師に相談するようにしましょう。また、LDLは一般的な血液検査にも項目がありますので、確認しておくようにしておきましょう。