「尿酸値が高い人」が意識するべき生活習慣とは アルコールは絶対NG?
健康診断や人間ドックで検査することの多い「尿酸値」。数値が高いと指摘された場合は、どのようなことを意識すればいいのでしょうか。アルコールや食事の制限があるか気になるところです。そこで今回は、管理栄養士の鈴木さんに、尿酸値が高くなってしまった場合の食事の注意点について伺いました。
※この記事はMedical DOCにて【尿酸値を下げる食事レシピ・栄養素を解説【管理栄養士監修】】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。
監修管理栄養士:
鈴木 ともみ(管理栄養士)
編集部
尿酸値が高くなってしまった場合、どのようなことに気をつければいいのでしょうか?
鈴木さん
まずは食事を見直してみましょう。暴飲暴食を避けるのはもちろん、プリン体が多く含まれているレバーや白子、あんこうなどの摂取量には気を付けましょう。また、「肥満を解消する」「適度な運動を心がける」「ストレスを溜めない」ことなども重要です。
編集部
具体的にどのような食事を意識すると、尿酸値を下げることができるのですか?
鈴木さん
プリン体の多く含まれている食品の制限のほか、栄養バランスの良い食事を心がけましょう。肥満も尿酸値上昇の原因につながりますので、よく噛み食べ過ぎに注意してください。また、1日2リットル以上の水を飲むことが推奨されています。水分を多く摂取することで尿量が増え、尿酸を多く排出できるようになります。
編集部
アルコールについてはいかがでしょう? ビールにも多くプリン体が含まれていると聞いたことがあります。
鈴木さん
そうですね。ビールにプリン体が多いことはよく知られていますが、アルコール自体にも尿酸値を上げてしまう働きがあります。ビールだけが悪い、低プリン体ビールだから大丈夫だと思っている人が多いのですが、種類に関わらずお酒は飲みすぎないようにすることが大切です。