「老老介護」の対策・予防法をご存知ですか? 介護者の負担を軽減する方法とは
共倒れのリスクが高い「老老介護」。老老介護の件数は増加傾向にあり不安な人も多くいらっしゃると思います。そこで今回は、老老介護の負担を軽くする方法・共倒れを防ぐ方法などについて、介護福祉士の千葉さんに伺いました。
※この記事はMedical DOCにて【「老老介護」の問題点とは? 原因や共倒れを防ぐ方法を介護福祉士が解説】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。
監修介護福祉士:
千葉 拓未(介護福祉士)
編集部
老老介護に対して、どのような対策をとればよいのでしょうか?
千葉さん
介護者自身の健康を維持するために、休息の時間を設けることが非常に大切です。地域にある社会資源を活用して、横になる時間や気分転換できる時間をつくりましょう。
編集部
おすすめの社会資源を教えてください。
千葉さん
社会資源には、地域包括支援センターをはじめとする介護保険サービス、民生委員の活用、民間企業の見守りサービスなどが挙げられます。この中でも地域包括支援センターの利用をおすすめします。
編集部
地域包括支援センターとはどのような施設なのですか?
千葉さん
地域包括支援センターは、地域に住まいのある高齢者を総合的にサポートする公的施設です。老老介護に関わる相談はもちろん、高齢者の金銭問題に関する相談も受け付けています。
編集部
最後に、読者へのメッセージをお願いします。
千葉さん
老老介護の問題は、市区町村にある役場へも相談可能です。ほかにも、近くの民生委員に相談する方法もあります。病院の入院中の方は、医療相談員に退院後の暮らしを相談してもよいでしょう。自分達だけで何とかしようとせず、周りの協力を頼ってください。