【甘いのにゼロカロリーの秘密】“人工甘味料”とは? 砂糖の違いについて管理栄養士に聞く
砂糖を使うとカロリーが気になる……という方に人気なのが「人工甘味料」、甘いのにカロリーがゼロあるいは低く、太りづらいとしてさまざまな場面で活用されていますが、具体的にどういう甘味料なのでしょうか? 管理栄養士の竹内さんにお聞きしました。
監修管理栄養士:
竹内 寿美恵(管理栄養士)
編集部
そもそも人工甘味料とはどんなものですか?
竹内さん
人工甘味料とは、文字通り科学的に合成された甘味料です。主に糖アルコール、合成甘味料と言われるのは人工甘味料にあたります。人工甘味料が使われているのは、清涼飲料水やカロリーオフの商品で、砂糖の代替として使用されていることが多いですね。
編集部
糖アルコールはどんなものですか?
竹内さん
糖アルコールではキシリトールが有名です。むし歯予防の商品などに使用されており、パッケージなどでキシリトールの文字をみたことのある方も多いかと思います。合成甘味料ではアスパルテーム・サッカリンなどですね。主に漬物・乳酸飲料・ダイエット食品などに使用されています。
編集部
人工甘味料と砂糖ってどっちが体にいいのでしょうか?
竹内さん
人工甘味料は、ダイエットや体重増加から起こる生活習慣病の予防や改善に役立ちます。自然由来の砂糖と違い「人工的」という名前から体に全て悪いと思っている方も多いですが、使い方や使用頻度などを調整することで、甘いものを食べたいのに体重が気になる方はストレスコントロールにつながります。人工甘味料か砂糖かどちらがいいかは人によって異なりますが、人工甘味料は必要な方にはメリット・デメリットを知った上で食事の中に取り入れる事が大切です。