「悪玉コレステロール」値を下げる食事とは?おすすめは大豆製品【管理栄養士解説】
コレステロールの中でも「悪玉コレステロール」は、食生活の乱れや生活習慣によって高値になりやすく、さまざまな疾患を招く要因となります。そこで、悪玉コレステロール値を低下させるための方法について、管理栄養士の栗城さんにお聞きしました。
監修管理栄養士:
栗城 智子(管理栄養士)
編集部
コレステロールを下げることでどのような疾患を予防できますか?
栗城さん
先程も少しお伝えした、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)に関してお話したいと思います。LDLコレステロールが高値な状態のまま放っておくと、動脈硬化のリスクが高まります。さらに動脈硬化が進むと心筋梗塞や脳出血になる恐れがあります。もし健診などでLDLコレステロールについて指摘を受けた場合は、値を下げるための生活改善をしていきましょう。
編集部
LDLコレステロールを下げるにはどうすれば良いのでしょうか?
栗城さん
LDLコレステロールを下げるためにはまず食事療法と運動療法を取り入れましょう。食事では大豆や海藻、きのこなどから食物繊維をたっぷり摂り、不要なコレステロールを体の外へ排出しましょう。運動は有酸素運動のウォーキングがおすすめですが、取り組むのが難しいと思う方は寝る前のストレッチから始めるのはいかがでしょうか。これらの生活改善はLDLコレステロール値の改善のみならず健康への第一歩です。ぜひ取り入れてみてください。
編集部
読者へのメッセージをお願いします。
栗城さん
大豆の良さはなんといっても食品の形態がたくさんあることです。豆腐、納豆、油揚げ、豆乳、そして最近では大豆ミート(ソイミート)といった植物性代替肉も話題になりました。特定保健指導の際、夕食が遅くなる方には間食として血糖値が上がりにくい低GI食品の大豆バーを摂ることもおすすめです。ぜひ、大豆が持つたくさんのメリットを活用してくださいね!