【管理栄養士監修】「白湯」と「お湯」の違いを知っていますか?
「白湯は身体によい」とよく聞きますが、そもそもお湯と白湯の違いは何でしょうか? あなたが飲んでいるのはもしかしたら「お湯」かもしれません。そこで今回は、管理栄養士の勝間田さんに「白湯」と「お湯」の違いについて解説してもらいました。
監修管理栄養士:
勝間田 理沙(管理栄養士)
編集部
そもそも、白湯って何ですか?
勝間田さん
お水を沸騰させ、飲める温度まで冷ました飲み物のことです。沸騰させることで、水道水の不純物を取り除きます。また、一度沸騰させたお湯は口当たりがやわらかくなり、より飲みやすくなります。白湯には古くからの歴史があり、インドのアーユルヴェーダといわれる健康法の一つとして活用されてきました。水・火・風(沸騰させて空気を入れる)の3つのステップが健康に良いと考えられているようです。
編集部
お湯の定義についても教えてください。
勝間田さん
お湯の定義は、特に決まっていません。水を温かく感じる温度をお湯と呼んでいます。ぬるま湯・熱いお湯など、人によってお湯の解釈はその用途で変わります。
編集部
白湯とお湯に、違いはありますか?
勝間田さん
沸騰させているかどうかが大きな違いです。白湯は沸騰させることが条件です。沸騰させていないものは、白湯と呼ぶことができません。それに対してお湯は、沸騰前、沸騰後どちらであっても温かい状態であればお湯と呼ぶことができます。
編集部まとめ
白湯は一度沸騰させたものを指す、ということが分かりました。ぜひ、健康のために白湯を取り入れる際は、やかんや鍋などで一度水を沸騰させたものを飲むようにしてみてください。