徐脈頻脈症候群の症状や原因、治療方法とは?
徐脈頻脈症候群(読み方:じょみゃくひんみゃくしょうこうぐん)とはどんな病気なのでしょうか?その原因や、主にみられる症状、一般的な治療方法などについて、医療機関や学会が発信している情報と、専門家であるドクターのコメントをまじえつつ、Medical DOC編集部よりお届けします。
この記事の監修ドクター:
品川 弥人 医師(しながわ内科・循環器クリニック院長)
徐脈頻脈症候群とは
洞徐脈発作と心房細動などの頻脈性不整脈発作とが交互にみられる症候群。洞不全症候群の1型。
引用:日本心臓財団
http://www.jhf.or.jp/senmoni/term/word_s/jomyakuhinmyakusyoukougun/
徐脈頻脈症候群の症状
めまいやふらつきが多く、洞停止時間が長いと失神を起こします(Adams-Stokes発作)。また、徐脈の影響で心臓に負担がかかり心不全の状態になると、息切れや易疲労感、動機などが出現します。
軽症であれば無症状で発見されることも多く、健康診断などで指摘をうける場合があります。引用:社会福祉法人 仁生会 江戸川病院
http://www.edogawa.or.jp/centers/heart/heart_shikan_douhuzen.html
徐脈頻脈症候群の原因
正常な心臓は電気刺激の興奮により動いています(別頁の電気生理検査を参照)。規則正しく電気刺激を出し続けている洞結節の働きが悪くなることによって脈が遅くなるのです。
ほとんどの場合は加齢による洞結節の変性による機能不全ですが、心筋梗塞や心筋症で洞機能が落ちたり、薬剤の副作用によって発現したりします。引用:社会福祉法人 仁生会 江戸川病院
http://www.edogawa.or.jp/centers/heart/heart_shikan_douhuzen.html
徐脈頻脈症候群の検査法
【心電図】
洞停止,洞房ブロック,持続性洞徐脈、徐脈頻脈症候群などの心電図を呈する。QRS波は通常QRS幅が狭く、正常波形である。Rubensteinの分類
I群:原因不明の洞性徐脈(<50/分)
II群:洞停止または洞房ブロック
III群:徐脈頻脈症候群引用:小児慢性特定疾病情報センター
https://www.shouman.jp/disease/details/04_01_001/
徐脈頻脈症候群の治療方法
「徐脈頻脈症候群」は頻脈に対する治療を行うと、反対に徐脈はさらに遅くなって悪化しますので、ペースメーカーの併用治療が必要です。
引用:横浜労災病院
https://www.yokohamah.johas.go.jp/medical/specialty/cardiology/cardiology_17.html