脱肛の症状・原因・治療方法についてご案内
脱肛(読み方:だっこう)とはどんな病気なのでしょうか?その原因や、主にみられる症状、一般的な治療方法などについて、医療機関や学会が発信している情報と、専門家であるドクターのコメントをまじえつつ、Medical DOC編集部よりお届けします。
この記事の監修ドクター:
寒河江 三太郎 医師 厚木胃腸科医院 院長
脱肛とは
「脱肛」とは肛門や直腸粘膜が肛門外に飛び出してしまうという症状です。
引用:ららぽーと横浜クリニック おしりの日帰り手術.jp
http://www.1day-surgery.jp/20171101-2/

脱肛の症状
軽症の間は排便後、自然に戻るか、指で押すと中に引っ込みます。
しかし、次第に習慣性になって戻りにくくなり、悪化すると歩いている時や、立ち上がろうとする時、咳やくしゃみなど、わずかに腹圧がかかっただけで脱出するようになります。
脱出部分は皮膚や下着とすれ合ったりして炎症を起こし、痛みや出血を伴います。いつも脱出していると、粘液がもれ続け、周囲の皮膚がただれてかゆみを起こします。引用:ヒサヤ大黒堂
https://www.hisayadaikokudo.com/case/case_dakkou.html

脱肛の原因
「痔核」は「イボ痔」ともいわれ、肛門を閉じるクッション部分がうっ血して腫れあがり、排便時に出血するものです。放置すると痔核が肛門の外に脱出する「脱肛」を引き起こします。
引用:洛和会音羽病院
http://www.rakuwa.or.jp/otowa/shinryoka/koumon.html#jikaku
脱肛の検査法
脱肛の診断には、安静時だけでなく「怒責診(トイレで力んだ状態での診察)」が重要です。力んだときだけ脱肛が起きる方は、そのときの肛門の写真をスマホなどで撮影して、持ってきていただけると助かります。
引用:洛和会音羽病院
http://www.rakuwa.or.jp/otowa/shinryoka/koumon.html#jikaku

脱肛の治療方法
軽度の状態で受診していただければ、外用薬や内服薬で症状を抑えることができますが、出血が続いたり違和感や脱出が続いたりする場合には手術治療が必要となります。
近年、痔核を切除せず注射で硬化させる治療法(ジオン注治療)もあり、病態によって選択できます。引用:みつわ台総合病院
http://www.mitsuwadaibyoin.or.jp/department/surgery-special2.html
