子宮頸管ポリープの症状や原因、治療方法とは?
子宮頚管ポリープ(読み方:しきゅうけいかんぽりーぷ)とはどんな病気なのでしょうか?その原因や、主にみられる症状、一般的な治療方法などについて、医療機関や学会が発信している情報と、専門家であるドクターのコメントをまじえつつ、Medical DOC編集部よりお届けします。
この記事の監修ドクター:
江川 晴人 医師 産科・婦人科 江川クリニック 院長
子宮頸管ポリープとは
子宮の入り口の子宮頸管にある粘膜にできた良性の腫瘍で、多くの場合、大きさは3 mm~5 mmくらいですが、ときにはもっと大きくなることもあります。痛みはありませんが、不正出血の原因となることがあります。
引用:みなとみらいレディースクリニック
http://www.minatomirai-clinic.jp/minfo4.html
子宮頸管ポリープの症状
痛みなどの症状はありません。
充血しやすく、組織がもろくて崩れやすいのでセックスや運動の後に出血したり、おりものに少量の血液が混じったりすることがあります。
また、ポリープが大きくなると血液がいきわたらずに、組織が壊死して、不正出血することがあります。引用:中野司朗レディースクリニック
http://www.clinica.jp/?post_type=medical&p=256
ポリープの組織は組織がもろく充血しやすいため、セックスやスポーツ等の刺激で崩れ、出血することがあります。
子宮頸管ポリープの原因
子宮内膜ポリープができる原因は、「炎症や分娩、流産」からできる場合もありますが、卵胞ホルモン(エストロゲン)の影響からできる場合がほとんどと言われています。
引用:ともこレディースクリニック
http://tomoko-lc.com/blog/2014/12/12/子宮頚管ポリープとは/
子宮頸管ポリープの検査法
子宮頚管部ポリープの中にも、わずかとは言え悪性の可能性がありますが、肉眼的に鑑別することはほとんど不可能です。
したがって、当院では原則的に頚管部ポリープを切除し、組織学的検索を行なっています。また、切除後に再発することも決して少なくないため、不正出血、性交時出血、帯下増量などの症状が見られた時や、定期的な子宮頚がん検査の際に、子宮頚管部ポリープの再発の有無を確認致します。
引用:冬城産婦人科医院
http://www.fuyukilc.or.jp/column/子宮頚管部ポリープは原則として切除し、組織学/
診断は内診でポリープを確認します。
子宮頸管ポリープの治療方法
小さく、症状もないポリープは、そのまま経過をみますが、大きさがあずき大以上になったり、不正出血を繰り返す場合は、切除するのが一般的です。切除は、ポリープの根本をねじって切るだけの簡単な処置ですので、痛みも出血も少なく、通常入院せずに行うことができます。
引用:ゆかりレディースクリニック
http://www.yukari-clinic.com/information/uterus/uterinepolyp/
ポリープが大きくなったり出血を繰り返すようであれば、ポリープを切除します。切除は外来時診察時に取り除くことが可能です。ごく稀にガンが見つかることがありますので、切除したポリープに関しては組織検査を行います。
ポリープがある方は、念のため専門医の定期的な診察を受けたほうが望ましいでしょう。