包茎の症状・治療方法のご紹介

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包茎とは
包茎は包皮がきつく、めくって亀頭(円錐形をした陰茎の先端部分)を露出できない状態です。この状態は新生児や年少の男児では正常で、通常は治療しなくても5歳頃までに解消します。それよりも年長の場合は、亀頭と包皮への長期にわたる刺激または繰り返す炎症(亀頭包皮炎)によって、包茎になることがあります。包皮がきつく締まっていると、排尿や性行為の妨げになり、尿路感染症のリスクを高める可能性があります。通常は環状切除で治療します。ただし小児では、コルチコステロイドクリームを毎日2~3回塗布し、定期的に包皮を軽く伸ばす方法が効果的なことがあり、包皮環状切除をしなくて済む場合もあります。このクリームは最長で3カ月間使用することがあります。
引用:MSDマニュアル家庭版 https://www.msdmanuals.com/ja-jp/ホーム/21-男性の健康上の問題/陰茎と精巣の病気/包茎と嵌頓(かんとん)包茎
ドクターの解説包茎の症状
症状 (1)亀頭包皮炎:包皮や全体に赤味や腫れがあり,触らなくても痛かったり,おしっこのときに痛みを感じます.抗生物質をのんだり軟膏を塗って治療します. (2)嵌頓包茎:包皮を引っ張って無理におちんちんの頭を出そうとすると,狭い皮膚で締め付けられて,亀頭がひどく腫れてしまうようになります(図3). (3)排尿障害:おしっこをするときに,包皮におしっこがたまってふくらんだり,おしっこが細くしか出なくなることがあります. (4)尿路感染:新生児や乳児では尿路感染の原因になることがあるとされていますが,わが国では非常に少ないです.
引用:日本小児外科学会 http://www.jsps.gr.jp/general/disease/gu/df4ubw
ドクターの解説包茎の原因
後天性包茎は,包皮が何回もただれたあとや,環状切開術のあとに皮膚が狭くなってできることがあります.
引用:日本小児外科学会 http://www.jsps.gr.jp/general/disease/gu/df4ubw
包茎の検査法
包茎の診断は視診、触診により容易である。 後天性真性包茎では、原因として糖尿病を念頭にいれ、血糖値、ヘモグロビンA1Cをチェックする。
引用:今日の臨床サポート https://clinicalsup.jp/contentlist/452.html
ドクターの解説包茎の治療方法
保存療法 毎日両親または患児本人に用手的包皮翻転を行ってもらう。ステロイド軟膏塗布を加える方法もある。包皮翻転の際に包皮の亀裂が起きないように注意する。しかし、包皮翻転を繰り返しても最終的に手術が回避できない症例もある。 手術療法 適応 包茎手術の適応は原則的に真性包茎とされるが、乳幼児の包皮は伸展性に富み、成長とともに自然治癒する可能性が高いという考えもあり、時期や適応については議論が多いところである。一般的な適応として、保存的治療が無効であり、①亀頭包皮炎、尿路感染を繰り返すもの、②排尿障害を有するもの、③嵌頓包茎、 ④家族の希望が強い、などがある。また、イスラム教やユダヤ教では宗教上の理由で包茎の手術(割礼)を行うことがある。 術式 様々な術式があるが、ここでは背面切開法と環状切開法を紹介する a. 背面切開術(dorsal slit) 包皮の最も絞扼の強い部分を縦に切開し横に縫合する。(図4) b. 環状切開術 (circumcision) 余剰皮膚を環状に切開する方法である。余剰皮膚を取り過ぎないように注意する必要がある(図5)。
引用:順天堂大学医学部附属順天堂医院 小児外科・小児泌尿生殖器外科 https://www.juntendo.ac.jp/hospital/clinic/shonigeka/concerned/magazine/magazine_iji001.html
ドクターの解説包茎に関する症状についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事を参照してください。


