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ティースバンクとは

 更新日:2023/03/27

ティースバンクとは

ティースバンクとは、歯の銀行ともいわれ、矯正治療で抜歯した歯や、抜歯した親知らずを、将来移植するために冷凍保存を行う機関です。ただし、根の先に炎症が起きた歯や、大きなむし歯のある歯、歯周病にかかっている歯は冷凍保存できません。40年間保存することも可能で、本人のみ移植できます。自分自身の歯根膜ごと移植できるため、インプラントとは違い天然の歯として使うことが出来ます。

メリット

・むし歯やけがなどで歯を失っても、預けている歯を欠損部に移植可能
・インプラントや義歯よりも、噛み応えを感じることができる
・移植がうまくいけば、移植した歯が一生持つ

デメリット/副作用

・移植が必ずしも成功するとは限らない
・特定の疾患がある患者は利用できない
・保険が適用されない

治療期間

感染症を防ぐため、抜歯する前に血液検査が必要です。血液検査に1~2週間程度、ティースバンクから容器が配送されるのに2~3週間程度かかるため、抜歯までに最低でも1か月は必要です。その後抜歯を行い、歯科医院からティースバンクに発送し、抜歯後12時間以内に冷凍保存が完了します。

費用相場

13~20万円程度と言われていますが、自由診療のため歯科医院によって値段設定はさまざまです。

注意点

治療期間や費用は、治療内容などによって大きく異なる場合があります。

この記事の監修歯科医師