スタビライゼーションスプリントとは
スタビライゼーションスプリントとは
スタビライゼーションスプリントとは、顎関節症の治療に使用される治療法です。これは筋肉の緊張を緩和させたり、あごの負担を軽減したり、かみ合わせを安定させることを目的としたマウスピースです。24時間(食べる時・歯磨き時以外)、もしくは就寝時のみにスプリントを装着する必要があります。このスプリントにより下の顎の安定が得られることで神経筋機構の乱れの抑制、かむ力を発揮する筋肉に対するフィードバックの影響の緩和、下顎頭偏位の修正、顎関節の保護などがあります。これは主に夜寝るときに装着をします。
メリット
・スプリントによりかみ合わせを筋肉が自然な状態にすることが出来る
・顎関節症状を和らげることが出来る
・就寝時の無意識な歯ぎしりから歯を守る
デメリット/副作用
・スプリントにより顎関節の状態が改善しても、かみ合わせの状態を治さないと後戻りしてしまう
・筋肉に調和したスプリントを作製しないと、症状が悪化してしまう
治療期間
マウスピースの型取りを行い、技工士さんが作製する場合と、完成したマウスピースにレジンを盛って口腔内で完成させる場合があります。
最低2回の通院で仕上がりますが、メンテナンスの度に調整が必要な場合もあります。
費用相場
保険の適応のため3割負担の場合およそ5~8千円程度でマウスピース(スプリント)を製作することができます
注意点
治療期間や費用は、治療内容などによって大きく異なる場合があります。