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リハビリ用義歯とは

 更新日:2023/03/27

リハビリ用義歯とは

リハビリ用義歯とは、合わない入れ歯を使い続けてずれてしまった顎の位置を正常な位置に戻すために使用する、最終的な入れ歯を作る前段階の入れ歯です。長期間入れ歯の使用をしていなくて咬む位置がわからなくなってたり、顎関節に異常がある場合にも使用されることがあります。
リハビリを目的とした入れ歯のため、入れ歯を製作する前にリハビリ義歯を用いて咬む位置の矯正を行います。リハビリ用義歯の治療期間には個人差があり、1~2か月で終わる場合もあれば、半年以上要する場合もあります。リハビリが終われば、最終的な入れ歯の作製を行います。リハビリ用義歯は、歯科医師が必要だと判断した場合に作製されます。

メリット

・いきなり最終的な入れ歯にしないので、最終的なものを入れたときの、合わなかったときのトラブルが少ない
・長期間リハビリ用義歯を使用することでかみ合わせが安定し、最終的な入れ歯に移行しやすくなる

デメリット/副作用

・治療期間が長くなる

治療期間

リハビリ用義歯の作製に1ヵ月程度かかり、完成後は使用しながら細かい調整を繰り返します。この調整期間には個人差があり、早い人で1~2ヶ月、長い人では半年以上かかる場合もあります。その後、最終的な入れ歯の作製に1ヶ月程度かかります。

費用相場

費用の相場は、リハビリ用の入れ歯と最終的な入れ歯とセットで40~60万円程度とされています。

注意点

治療期間や費用は、治療内容などによって大きく異なる場合があります。

この記事の監修歯科医師