小児口腔育成とは

小児口腔育成とは

小児口腔育成とは、口呼吸や舌の位置、指しゃぶりなど悪影響を及ぼす癖を成長期の早い段階から取り除き、正しい嚙み合わせができるように導く治療方法です。顎の成長のピークである幼児期・学童期のうちから治療を開始することで、顎の発育を正しい方向に向かわせ、結果として顔面全体の良い発育へとつなげていきます。日中1～2時間と就寝時にマウスピースを装着することを並行して行うことがあります。

メリット

・顔面全体・体全体に良い影響を与える
・顎の発育に問題が起きる原因を治すことで、顎の発育を良い状態にし、その結果永久歯がきれいに並ぶ
・ワイヤーを使った矯正では無いので痛みが少ない

デメリット/副作用

・年齢が上がると良い結果が得られないことがある
・自宅で継続的に行わないと効果が得られない
・いったん良い状態になっても、正しくした癖が戻ってしまったら顎の発育・歯並びも悪い状態に戻ってしまう

治療期間

個人差はありますが、早ければ2～3歳から治療が出来る事があります。多くは6～7歳でスタートし、6ヶ月～2年の治療期間が必要です。毎日必ず癖を治す練習を行い、必要に応じてマウスピースを装着します。

費用相場

保険適用外の自由診療となります。
マウスピースを使用した治療の場合は、30～50万円程度が相場です。

注意点

治療期間や費用は、治療内容などによって大きく異なる場合があります。