CTG （結合組織移植術 ）とは

CTG（結合組織移植術）とは

CTG（ConnectiveTissueGraft）とは、健康な状態と比べて歯茎が下がってしまい歯根が露出している歯に対し、上顎の裏などから切り取った歯肉組織を移植し歯肉そのものを増やす手術です。
結合組織移植術とも呼ばれ、同様の治療であるFGG（遊離歯肉移植術）と比べると、CTGでは結合組織のみを移植することが特徴です。
表層組織と内部組織の2層を丸ごと移植するFGGと比べ、CTGでは内部組織のみを移植しその上に移植先の表層組織を抜い合わせるため、歯肉の色調として有利な手術となりますが、その分術式が複雑になります。
前歯など、高い審美性を求められる部位で採用されることが多い治療と言えます。

メリット

・歯周組織が安定するため歯の長期的な健康に繋がる
・審美的にも美しい歯茎になる

デメリット/副作用

・FGGと比較すると治療の難易度がやや高い
・保険適応外の治療のため費用負担が大きい
・移植部分に痛みを感じたり、感染症が起こるリスクがある

治療期間

CTG（結合組織移植術）を行う場合、症状によって治療期間は大きく異なりますが、目安は2～3ヵ月程度とされています。

費用相場

CTG（結合組織移植術）は保険適応外の治療となっており、1部位につき10万円程度とされています。

注意点

治療期間や費用は、治療方法などによって大きく異なる場合があります。