後悔しないための小児矯正|始めるタイミングと治療方法をわかりやすく解説!

お子さんの歯並びが気になる保護者の方は少なくありません。「いつから矯正を始めるべきなのか」「早すぎても遅すぎてもよくないのではないか」といった不安を抱える方も多いでしょう。小児矯正は、お子さんの成長段階に合わせて適切なタイミングで始めることが重要です。本記事では、小児矯正を検討するうえで知っておきたいタイミングの考え方や治療方法の種類について解説します。

監修歯科医師:
佐藤 淳(新小岩たつみばし歯科)
東京歯科大学 卒業
東京歯科大学 千葉病院 研修勤務
医療法人社団育永会 氏家歯科 勤務
医療法人社団圭晋会 かなまち駅南口歯科 勤務
新小岩たつみばし歯科 開業
目次 -INDEX-
なぜ小児矯正はタイミングが重要なのか

小児矯正を考えるうえで、まず理解しておきたいのがタイミングの重要性です。大人の矯正治療と異なり、子どもの矯正は成長を活かすという大きな特徴があります。ここでは、小児矯正においてタイミングが重視される理由を3つの視点から見ていきます。
歯並びは成長によって変化し続けるため
子どもの歯並びは、顎の成長とともに日々変化しています。乳歯が抜けて永久歯が生えてくる過程で、歯の位置や噛み合わせは大きく変わります。この成長期にあるからこそ、顎の発育をコントロールしながら歯並びを整えることができるのです。成長のスピードや方向には個人差がありますが、適切な時期に介入することで、顎のバランスを整えながら永久歯がきれいに並ぶスペースを確保できます。成長が止まってしまってからでは骨格的なアプローチが難しくなり、抜歯を伴う治療や外科的な処置が必要になる可能性も高まります。
口呼吸・お口ぽかん・姿勢など生活習慣の影響
歯並びの問題は、遺伝的な要因だけでなく、日常の生活習慣とも深く関係しています。たとえば、口呼吸が習慣化していると、舌の位置が下がり、上顎の成長が妨げられることがあります。また、いつも口が開いている「お口ぽかん」の状態は、顔の筋肉のバランスを崩し、歯並びにも悪影響を及ぼします。さらに、姿勢の悪さや頬杖をつく癖、指しゃぶりなども、歯並びや顎の発育に影響を与える要因です。小児矯正では、こうした生活習慣の改善にも取り組むことができます。
早い段階で悪習癖に気づき、適切な指導を受けることで、歯並びだけでなく全身の健康にもよい影響をもたらすことが期待できます。
将来のコンプレックスや噛み合わせトラブルを予防する目的
歯並びが悪いことで、見た目にコンプレックスを抱く子どももいるでしょう。また、噛み合わせの問題は、見た目だけでなく、食事や発音、顎関節への負担など、さまざまな機能面での支障をもたらす可能性があります。小児矯正を適切なタイミングで始めることは、将来的なコンプレックスや機能的なトラブルを予防するという意味でも重要です。成長期に整えた歯並びは、永久歯が生え揃った後も安定しやすく、長期的な口腔の健康を支える土台となります。
小児矯正の適切なタイミングは6〜7歳と言われる理由

小児矯正を始める適切なタイミングとして、一般的に6〜7歳が推奨されることが多いです。これには、子どもの成長段階における歯や顎の状態が大きく関係しています。
顎の成長をコントロールしやすい時期
6〜7歳は、上下の顎の成長が活発な時期です。特に上顎はこの時期に大きく成長するため、顎の幅を広げたり、前後的なバランスを整えたりするのに適しています。成長のエネルギーを利用することで無理なく顎の形を誘導でき、顎の成長をコントロールすることで永久歯が生えてくるスペースを確保しやすくなります。また、上顎と下顎のバランスが整うことで、将来的に抜歯を伴う矯正治療を避けられる可能性が高まります。この時期を逃すと、骨格的なアプローチが難しくなり、治療の選択肢が限られてしまうこともあります。
乳歯と永久歯が混在する「混合歯列期」だからできる治療がある
6〜7歳は、前歯が永久歯に生え変わり始め、乳歯と永久歯が混在する「混合歯列期」にあたります。この時期は、まだすべての永久歯が生え揃っていないため、歯の位置や顎の発育に柔軟に対応できるタイミングです。混合歯列期に行う矯正治療は、「第一期治療」とも呼ばれます。この段階では、顎の成長をコントロールしながら、永久歯がきれいに並ぶための土台を作ることが主な目的です。すべての永久歯が生え揃ってから行う「第二期治療」に比べて、治療期間が短くなったり、治療の負担が軽くなったりする可能性があります。
早期介入で将来の治療負担を軽減できることが多い
6〜7歳で矯正を始めることの大きなメリットは、将来的な治療負担を軽減できる点です。早期に顎のバランスを整え、歯が並ぶスペースを確保しておくことで、永久歯が生え揃った後の本格的な矯正治療がスムーズに進みやすくなります。場合によっては、第一期治療だけで十分な結果が得られ、第二期治療が不要になることもあります。また、第二期治療が必要になったとしても、治療期間が短縮されたり、抜歯を避けられたりするケースも少なくありません。早期介入は、お子さんの身体的・精神的な負担を減らすことにもつながります。
どんな症状があると小児矯正を検討すべきか

お子さんの歯並びや噛み合わせに不安を感じていても、「いつ相談すればよいのか」と迷う保護者の方は多いでしょう。ここでは、小児矯正を検討すべき具体的な症状やサインについて解説します。当てはまるものがあれば、早めに歯科医院に相談することをおすすめします。
お口ぽかん・口呼吸が習慣化している
お子さんがいつも口を開けている状態や、鼻ではなく口で呼吸している様子が見られる場合は注意が必要です。
口呼吸が続くと、舌の位置が下がり上顎の成長が妨げられることがあり、口の周りの筋肉が正しく機能しないため歯並びにも悪影響を及ぼします。
口呼吸はアレルギー性鼻炎や扁桃腺の肥大など、耳鼻科的な原因がある場合もあります。しかし、癖として習慣化してしまっているケースも少なくありません。小児矯正では、口呼吸を改善するためのトレーニングや装置を用いた治療が行われます。
噛み合わせに違和感がある・前歯が閉じない
上の前歯が前に突き出ている、下の前歯が上の前歯より前に出ている、前歯が閉じないといった噛み合わせの問題は、小児矯正の対象となる代表的な症状です。これらの状態は、見た目だけでなく、食事や発音にも支障をきたすことがあります。たとえば、前歯が閉じない「開咬」と呼ばれる状態では、食べ物を噛み切ることが難しくなります。また、上顎前突(出っ歯)や下顎前突(受け口)は、顎の成長に問題がある場合が多く、早期に治療を開始することで改善しやすくなります。噛み合わせの違和感は、顎関節への負担を増やす原因にもなるため、早めの相談が大切です。
食べ方・姿勢・睡眠など生活習慣にも影響が出ている
歯並びや噛み合わせの問題は、食事の仕方や姿勢、睡眠の質にも影響を与えることがあります。たとえば、噛み合わせが悪いと、食べ物をしっかり噛むことができず、丸飲みする癖がついてしまうことがあります。また、口呼吸が続くと、睡眠中にいびきをかいたり、睡眠の質が低下したりする可能性もあります。姿勢の悪さも、歯並びと関連している場合があります。顎のバランスが崩れていると、頭の位置が前に出てしまい、猫背になりやすくなります。こうした生活習慣の問題は、成長とともに悪化することもあるため、早めに原因を見極めて対処することが重要です。小児矯正では、歯並びの治療と並行して、こうした生活習慣の改善にも取り組むことができます。
子どもの状況に合わせた小児矯正の種類と選び方

小児矯正には、いくつかの治療方法があります。お子さんの歯並びや顎の状態、年齢、生活習慣などに応じて、適切な装置や治療法を選ぶことが大切です。ここでは、代表的な小児矯正の種類とそれぞれの特徴について解説します。
拡大装置(床矯正)|顎を広げることで永久歯のスペースを確保
拡大装置(床矯正)は、顎の幅を広げることで、永久歯が並ぶスペースを確保する治療法です。取り外しができるプレート状の装置を使用し、少しずつ顎を拡大していきます。主に上顎の幅が狭い場合や、歯が並ぶスペースが不足している場合に用いられます。
この装置は、成長期の子どもの柔軟な顎の骨に働きかけることで、無理なくスペースを作り出すことができます。また、取り外しができるため、食事や歯磨きの際に外すことができ、お子さんの負担も比較的少ないとされています。ただし、装着時間をしっかり守らないと効果が得られにくいため、保護者の方のサポートが重要です。費用相場は、片顎で30,000〜50,000円(税込)程です。
拡大装置による治療は、永久歯が生え揃う前の混合歯列期に行うことが多く、将来的に抜歯を避けられる可能性が高まります。
プレオルソ|お口ぽかんや舌の癖の改善にも役立つ装置
マウスピース型の矯正装置「プレオルソ」は、歯並びの改善だけでなく口呼吸や舌の位置、お口ぽかんといった口腔周囲の機能的な問題にもアプローチできる治療法です。
柔らかい素材でできているため、お子さんにも使いやすく、主に日中の数時間と就寝時に装着します。この装置の特徴は、歯を直接動かすのではなく、口の周りの筋肉や舌の動きを正しく誘導することで、自然に歯並びが整うように促す点です。プレオルソは、4歳頃から使用できるため、早期から治療を始めたい場合にも適しています。装置を使いながら、正しい舌の位置や鼻呼吸を習慣づけることで、歯並びだけでなく、顔の成長や全身の健康にもよい影響を与えることが期待できます。ただし、正しく使用しないと歯並びが悪化する場合があり、細かな歯の移動はできません。費用相場は、50,000〜150,000円(税込)程度です。
ワイヤー矯正|歯の位置を細かく整えたい場合に有効
ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットと呼ばれる装置を取り付け、ワイヤーの力で歯を動かす治療法です。小児矯正でも、永久歯が生え揃った後や、より細かく歯の位置を調整したい場合に用いられます。
小児矯正の第一期治療で顎のバランスを整えた後、第二期治療としてワイヤー矯正を行うケースもあります。この場合、すでに土台が整っているため、治療期間が短くなったり、抜歯を避けられる可能性があります。最近では、目立ちにくい白いブラケットやワイヤーもあり、見た目の抵抗感を軽減できるようになっています。ただし、ワイヤー矯正は取り外しができなく、歯磨きがしづらいためむし歯や口内炎のリスクが高まるといったデメリットがあります。費用相場は500,000〜1,000,000円(税込)程度です。
小児矯正は新小岩たつみばし歯科にご相談を

お子さんの歯並びや矯正治療について不安や疑問を抱えている保護者の方にとって、信頼できる歯科医院を選ぶことはとても重要です。新小岩たつみばし歯科は、小児矯正を含めた幅広い歯科治療を提供し、地域の患者さんに寄り添った診療を行っています。ここでは、新小岩たつみばし歯科の特長について紹介します。
予防治療に力を入れ、子どもの成長を見守る診療体制

新小岩たつみばし歯科は、予防治療に力を入れている歯科医院です。むし歯や歯周病を未然に防ぐことはもちろん、歯並びや噛み合わせの問題についても、早期に発見し適切な時期に治療を始めることを大切にされているとのことです。
小児矯正においても、単に歯を動かすだけでなく、お子さんの成長を長期的に見守りながら、適切なタイミングで治療を提案する体制を整えられています。定期的な検診を通じてお子さんの歯や顎の成長を観察し、保護者の方とともに治療計画を立てられているそうです。
女性歯科医師が在籍し、保護者の方も子どもも相談しやすい環境
小さなお子さんは、歯科医院に対して不安や恐怖心を抱くことがあります。新小岩たつみばし歯科には女性歯科医師が在籍しており、お子さんや保護者の方が相談しやすい環境を整えられています。お子さんの緊張をほぐしてリラックスして治療を受けられる雰囲気を作り出し、保護者の方がお子さんの歯並びや治療について細かく相談できるよう努めているそうです。
歯科医院は、一度きりの治療で終わるのではなく、長期的に通い続ける場所です。信頼できる歯科医師との関係を築くことで、お子さんの歯の健康を守り続けることができるでしょう。
わかりやすい説明で幅広い年代の患者さんに適切な治療を提供
新小岩たつみばし歯科は、幅広い年代の患者さんに対して、わかりやすい説明と適切な治療を提供することを心がけているといいます。特に小児矯正のような専門的な治療においては、保護者の方が治療内容をしっかり理解し、納得したうえで治療を始めることが重要です。新小岩たつみばし歯科では、お子さんの現在の状態や治療の目的、使用する装置、治療期間、費用など、詳しく丁寧に説明を行われています。専門用語を避け、わかりやすい言葉で伝えることで、保護者の方が安心して治療を任せられる環境を整えているそうです。また、治療の進行状況についても、定期的に報告と説明を行い、保護者の方の不安や疑問を解消しながら進めていくといいます。
小児矯正は、お子さんの将来を見据えた大切な治療です。適切なタイミングで始めることで、歯並びや噛み合わせの問題を改善し、健やかな成長をサポートすることができます。新小岩たつみばし歯科では、お子さん一人ひとりの状況に合わせた治療を提案し、保護者の方と一緒に、お子さんの笑顔を守るお手伝いをされています。
新小岩たつみばし歯科の基本情報
アクセス・住所・診療時間・費用・治療回数・治療期間
JR総武線 新小岩駅 徒歩3分
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 9:00〜13:30 | ⚫︎ | ⚫︎ | ⚫︎ | - | ⚫︎ | ★ | - | - |
| 15:00〜18:00 | ⚫︎ | ⚫︎ | ⚫︎ | - | ⚫︎ | - | - | - |
★:9:00~15:00
【費用(税込)】
小児矯正
初診相談 0円
検査、診断 33,000円
基本料金 385,000円
処置料 5,500円
※基本料金は12分割まで、1年以内に支払いをお願いします
※基本料金には抜歯、クリーニング、むし歯処置などの料金は含まれません
※患者さん都合による装置の一時的な除去、再装着は別途料金が発生します
【治療期間】
一期治療:1~3年
二期治療:1~2年
【治療回数】12~60回程度




