矯正歯科のおすすめの選び方|矯正治療の種類やニーズに適した治療方法も解説
公開日:2025/04/28

噛み合わせや歯並びを改善したいと、歯列矯正を検討している方はいませんか? 歯列矯正には、ワイヤー矯正やマウスピース型矯正、部分矯正などの方法があり、治療法によって特徴が異なります。それぞれの特徴を把握することで、ニーズに応じた治療法が選べるでしょう。 歯列矯正は費用と時間がかかるため、しっかりと考えたうえで選択をすることが大切です。 この記事では、歯列矯正の種類とそれぞれの特徴、ニーズに合った治療方法や歯科医院の選び方を紹介します。

監修歯科医師:
白鳥 裕一(白鳥歯科・矯正歯科)
プロフィールをもっと見る
2008年 日本大学松戸歯学部 卒業
2009年 歯科臨床研修医過程 修了
2009年 日本大学松戸歯学部 歯科矯正学講座 入局
2014年 白鳥歯科・矯正歯科 開院
2009年 歯科臨床研修医過程 修了
2009年 日本大学松戸歯学部 歯科矯正学講座 入局
2014年 白鳥歯科・矯正歯科 開院
目次 -INDEX-
矯正歯科と一般的な歯科医院の違い
歯並びや噛み合わせが悪い状態を改善するための専門的な歯列矯正治療を行うのが矯正歯科です。歯列矯正は、歯に矯正装置を取り付けて歯を移動させることで、歯並びや噛み合わせを理想的な位置に修正します。治療には時間がかかり、専門的な知識と技術が求められます。矯正歯科では、歯列矯正の分野に特化した専門の歯科医師が治療を行います。
一方で、むし歯や歯周病、歯のクリーニングなど、日常的な歯の健康管理を行うのが一般的な歯科医院です。一般的な歯科医院では、歯の診断や治療、予防ケアを幅広く扱っています。
歯列矯正の治療方法の種類とそれぞれの特徴
歯列矯正は、歯並びや噛み合わせの改善を目的とした治療法で、さまざまな方法が存在します。治療法を選ぶ際には、自分の口内環境やライフスタイル、歯列矯正にかかる期間や費用などを考慮することが重要です。
ここでは、代表的な治療方法の特徴やメリット、注意点を紹介します。
ワイヤー矯正
ワイヤー矯正は、歯に付けたブラケットとワイヤーで歯を動かす方法です。歯の表面にブラケットという器具を取り付け、そこにワイヤーを通して歯に力をかけていきます。 ワイヤー矯正のメリットは、さまざまな歯列に対応しており、重度の歯並びの乱れにも対応できる点です。また、ワイヤー矯正は矯正装置の取り外しができないため、矯正装置の付け忘れで歯が動かないというは起こりません。一方で、一度装着すると治療が終わるまで矯正装置を外せないため、歯磨きが不十分になりやすくむし歯になりやすい、矯正装置を付けてから慣れるまでに違和感があることがある、ブラケットで口腔粘膜が傷つくことがあるなどのデメリットがあります。 費用の相場は、800,000〜1,200,000円(税込)程です。装置の種類や歯科医院、歯科医師の経験などで費用は異なります。マウスピース型矯正(インビザライン(※))
マウスピース型矯正は、理想の噛み合わせになるように作られたマウスピースを定期的に交換して、歯を動かしていく治療法です。マウスピースは透明で0.5mm程の厚みのため、周囲の目を気にせずに治療が行えます。 マウスピースを交換しながら少しずつ歯を動かすため、痛みが少ないというのが特徴です。また、マウスピースは自由に取り外しができるので、食事や歯磨きの際にはマウスピースを外すことが可能です。ただし、1日20時間以上装着しなければいけないため、外した際には着け忘れがないように自己管理が必要です。 費用相場は、800,000〜1,000,000円(税込)程です。 (※)未承認医薬品等であるため医薬品副作用被害救済制度の対象とはならない可能性があります。部分矯正
部分矯正は、歯全体ではなく歯の一部分に矯正装置をつけて治療する方法です。前歯の数本や前方に傾斜した奥歯など、軽度の歯並びの乱れの方に適応されます。そのため、歯全体の歯列矯正と比べて治療期間が短く費用も抑えられます。 ただし、部分矯正は、前歯の隙間が埋まると犬歯と小臼歯の間が広がる可能性があります。そのため、前歯以外の歯列矯正が必要な場合や歯並びの乱れが重度な場合には、適応にならないケースが出てくるでしょう。 費用は、治療期間も使用する装置も抑えられるため、180,000〜600,000円(税込)程です。患者さんのニーズに適した矯正治療方法
歯列矯正を行う患者さんには、各々にニーズがあるでしょう。例えば、治療期間の短さや装置の目立ちにくさ、費用など、患者さんによって重要視する点は異なります。
そのニーズと治療方法が合えば、治療への満足度は高まるでしょう。以下では、患者さんのニーズに適した治療方法を紹介します。
矯正装置が目立ちにくい点を重視する方
矯正治療を検討している方のなかには、矯正装置が目立つことが気になる方もいるでしょう。ワイヤー矯正は、一般的に歯の表面に矯正装置を装着するため、笑った際や話している際に矯正装置が見えてしまいます。 矯正装置の見た目が気になる方は、ワイヤー矯正の場合は使用するブラケットやワイヤーを樹脂製や白いもの、透明なものにすると目立ちにくくなるでしょう。マウスピース型矯正であれば透明なマウスピースを使用するため、見た目への心配が少なくなるでしょう。痛みが少ない点を重視する方
歯列矯正は歯を動かすため、痛みが生じます。そのため、痛みが少ない方法を重視する方も少なくありません。痛みは、歯を動かす範囲や個人の感覚により異なります。 ワイヤー矯正は、大きく歯を動かすためほかの歯列矯正に比べて痛みが強いとされています。一方、マウスピース型矯正や部分矯正は違和感や痛みが少ないため、痛みが苦手な方に向いている方法です。重度の歯並びの乱れがある方
重度の歯並びの乱れの方は、ワイヤー矯正が向いているでしょう。 ワイヤー矯正は、ワイヤーの力を調整しながら歯を移動させます。歯並びの状態や歯の動き方に応じて対応できるため、重度の歯並びが乱れたケースにも対応可能です。マウスピース型矯正や部分矯正では、歯並びの乱れ度合によっては治療が難しい場合があるでしょう。歯並びの乱れが軽度の方
歯並びの乱れが軽度な場合は、マウスピース型矯正や部分矯正が適応される場合が多いでしょう。前歯だけの歯並びを治したい際には部分矯正、前歯以外の動きも必要な場合にはマウスピース型矯正が選ばれる可能性があります。歯並びや歯の状態を考えて、歯科医師が患者さんに合った治療法を提案してくれます。金属アレルギーが気になる方
金属アレルギーが気になる方は、マウスピース型矯正や部分矯正で矯正治療を行うと、アレルギーの心配もしなくて済むでしょう。 ワイヤー矯正は、ニッケルやクロム、コバルトなど金属アレルギーを起こす恐れがある素材が使われてることがありますが、近年はこれらの素材を含まない樹脂でコーティングされたワイヤーやセラミック製のブラケットなどが出てきています。ただし、これらは金属製のものより価格が高くなる傾向があります。金属アレルギーが気になる方は、自身の状態を歯科医師に相談し、自分の歯や予算に合った治療法を選びましょう。歯列矯正を受ける歯科医院のおすすめの選び方
歯列矯正は、歯科医院選びが重要です。歯科医院を選ぶ際は、治療の質やスタッフさんの対応、設備の充実度、治療方法の選択肢などさまざまな要素があるでしょう。
ここでは、歯列矯正を受ける歯科医院のおすすめの選び方を紹介します。
歯列矯正治療の経験が豊富である
歯列矯正を受ける際は、歯列矯正治療の経験が豊富な歯科医師がいる歯科医院を選ぶようにしましょう。 歯列矯正は、むし歯や歯周病の治療とは異なる知識と技術が必要です。たとえばワイヤー矯正ではあれば、力のかけ方や使うワイヤーの選択なども歯科医師の経験に左右されます。歯列矯正の治療経験が豊富であれば、これまでの経験からさまざまな症例に対応できる可能性があります。また、治療経過を見ながら別の治療方法に切り替えたりという判断もできるでしょう。そのため、歯科医院を選ぶ際は、歯列矯正に特化した歯科医師が在籍しているか、歯列矯正治療の症例などを参考にするとよいでしょう。治療方法の選択肢が豊富にある
歯科医師は、患者さんの歯の状態や歯列矯正の特性から患者さんに合った治療法を選択します。選択した治療法で想定どおりに歯が動けばよいですが、思いどおりにならないこともあるでしょう。そのような際に、歯科医師は患者さんのニーズに応えられるように新しい治療法を提案する必要があります。その際、歯列矯正の治療方法の選択肢が豊富にあると、さまざまな状態に適応できるでしょう。精密な検査ができる機器が揃っている
矯正歯科治療には、歯科医師の経験や技術だけでなく、精密な検査ができる医療機器も重要です。顔面と頭部をX線で撮影するセファログラムや、歯や顎の神経や血管を立体的に映し出す歯科用CT、口腔内をスキャンするiTeroなどの情報が、矯正治療では活躍します。これらの精密機器が揃っていることで、患者さんの歯の状態を詳細に把握でき、精巧な矯正装置を作ることにつながります。そのため、歯科医院を選ぶ際は設備もチェックするとよいでしょう。費用が明確である
矯正治療を検討している方のなかには、治療費用が気になる方もいるでしょう。歯列矯正の治療費は、基本的に自由診療のため高額で、各歯科医院によって異なります。ホームページに費用が記載されている歯科医院もありますが、記載されていない歯科医院もあります。 歯列矯正を行う際は、最初に歯科医師から治療内容や費用などの説明があります。その際に、治療費の詳細や追加費用があるかなどの説明があると安心して治療を進められるでしょう。歯列矯正は白鳥歯科・矯正歯科にご相談を
これまで、矯正歯科の選び方や矯正治療の種類、ニーズに適した治療方法などを紹介してきました。最後に、歯列矯正を考えている方やマウスピース型矯正を受けられる矯正歯科医院を探している方に、埼玉県上尾市にある白鳥歯科・矯正歯科を紹介します。
噛み合わせも考えた歯列矯正治療を提供
白鳥歯科・矯正歯科は、歯並びを整えるだけでなく、噛み合わせも考えた歯列矯正治療を提供しています。 院内には、歯や顎の神経や血管を立体的に把握できる歯科用CT、頭部や顔面のバランスの変化がわかるセファロ、口腔内を立体的にスキャンできる3DスキャナーiTeroなど、治療に必要な精度の高い情報を得られる先進的な機器が揃っています。 iTeroは、1度のスキャンで治療期間で使用する複数の精巧なマウスピースをすべて製作することが可能で、最終的な歯並びのシミュレーションを映像で確認できるため、患者さんは治療後の状態をイメージしやすいでしょう。 治療前には丁寧なカウンセリングで患者さんの要望などをしっかりと聞き、綿密な治療計画を立ててくれるそうです。検査結果を丁寧に説明したうえで、コミュニケーションを大切にしながら治療を進められています。インビザラインの治療経験が豊富な歯科医師による矯正治療
白鳥歯科・矯正歯科の院長は、長年歯列矯正の分野で研鑽を積んだ歯科医師です。目立ちにくいインビザラインの治療経験や知識も豊富です。
また、患者さんのライフスタイルに合わせた適切な治療方法を提案できるよう、さまざまな矯正装置を取り扱っています。経験豊富な矯正歯科医師が常駐しているため、患者さんのスケジュールに合わせて治療を行うことが可能で、急なトラブルにもすぐ対応できるそうです。
ほかにも、組織の修復を早める光加速装置を導入し、マウスピースの交換日数を縮められる矯正を行っています。これにより、通常マウスピース交換が日数が7日のところが5日になるため、治療を早く進められる可能性があるといいます。
患者さんの健康を考えた「長持ちする治療」
白鳥歯科・矯正歯科は、患者さんの健康を第一に考え、長期的な視点で治療を行っている地域に根差した歯科医院です。 「長持ちする治療」を心がけ、患者さんの口腔内の健康の維持に重点を置いています。 また、「なるべく削らない」「痛みに配慮した治療」の考えを徹底し、患者さんが通いやすい環境を作っているそうです。 矯正治療以外にむし歯や歯周病の治療、インプラント、審美治療、理念にある予防治療など、総合歯科診療を実践されています。 歯列矯正の治療法やむし歯の再発などでお悩みの方は、白鳥歯科・矯正歯科に相談してみてはいかがでしょうか。白鳥歯科・矯正歯科の基本情報
アクセス・住所・診療時間・費用・治療期間・治療回数
JR東大宮駅よりバス 団地入口停留所 徒歩1分
埼玉新都市交通伊奈線 沼南駅 徒歩10分
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 9:00~18:00 | ● | ● | - | ● | ● | ● | - | - |
参考文献
- 審美歯科(2)歯科矯正の概要と注意点
- マルチブラケット装置装着者の口腔内への関心度およびプラーク付着量の変化について
- マルチブラケット装置によるロ腔粘膜損傷に対する患者の認識に関する解析
- 補綴前処置として部分矯正を行った正中離開症例
- 歯科矯正材料の近年の進化と未来展望
- 部分矯正について|一般社団法人 日本部分矯正歯科学会
- 矯正歯科治療について|公益社団法人 日本矯正歯科学会
- カスタムメイドのアライナー型矯正装置(マウスピース型矯正装置)に対する本会の見解|公益社団法人 日本臨床矯正歯科医会
- vol.13 子どもの矯正歯科治療を始める前に|公益社団法人 日本臨床矯正歯科医会
- vol.14 知っておきたい矯正歯科の選び方|公益社団法人 日本臨床矯正歯科医会
- 上尾で大人も子どもも安心して通える矯正歯科|白鳥歯科・矯正歯科
- 上尾で虫歯・歯周病治療をご希望の方へ|白鳥歯科・矯正歯科
- 上尾の歯医者|白鳥歯科・矯正歯科の医院紹介|白鳥歯科・矯正歯科
- 理事長・スタッフ紹介|白鳥歯科・矯正歯科



