自分に合った矯正治療とは?ライフステージ別・矯正治療の選び方

歯並びを整えたいと考えたとき、どの矯正方法を選ぶべきか悩む方は少なくありません。矯正治療は年齢や生活スタイルによって適した方法が異なるため、自分の状況に合わせた選び方を知ることが大切です。
本記事では、ライフステージごとの矯正の考え方、治療を検討すべきタイミング、そして選び方のポイントを詳しく解説します。

監修歯科医師:
鈴木 雄士(ワイズ板橋歯科・おとなこども矯正歯科)
H22.04 医療法人社団 聖蹟会 埼玉県央病院 歯科口腔外科 研修
H23.04 医療法人社団 聖蹟会 埼玉県央病院 歯科口腔外科 常勤
H25.04 日本大学松戸歯学部 大学院 歯科矯正学講座入局
H27.06 ヨーロッパ矯正学会 発表
The relationship between masticatory movements and molar occlusion in lateral deviation of the mandible, 92nd European Orthodontic Society,2016.611-16
H27.06 日本顎変形症学会 口演発表
H29.03 日本大学松戸歯学部 大学院卒業 歯学博士
H29.06 アメリカ矯正学会 論文掲載
Relationship between molar occlusion and masticatory movement in lateral deviation of the mandible, Am J Orthod Dentofacial Orthop, 151: 1139-1147, 2017.
H29.10 東京医薬専門学校 衛生士科 非常勤講師
H30.06 日本矯正歯科学会 認定医 取得
R01.05 日本顎変形症学会 口演発表
R04.08 医療法人社団ワイズ会 理事長 就任
R06.12 日本矯正歯科学会 臨床指導医 取得
R06.12 日本大学松戸歯学部歯科矯正学講座 兼任講師
目次 -INDEX-
矯正治療は「いつからでも」検討できる治療

矯正治療に年齢の上限はなく、歯と歯茎が健康であればいつからでも始められる治療です。矯正治療を考えるきっかけや目的は人それぞれで、学生時代に始める方もいれば、社会人になってから改めて歯並びの重要性に気づく方もいます。どのタイミングで始めても、自分に合った方法を選べば治療を無理なく進められるのが矯正治療の特徴です。
中学生・高校生で矯正を考える意味
中学生や高校生の時期は、成長期の終わりに差しかかる大切な時期です。この時期に矯正治療を始めると、顎の成長を活かしながら歯を動かすことができる可能性があります。
学校生活のなかで口元に対するコンプレックスを抱えていると、人前で笑うことをためらったり、写真撮影を避けたりすることがあります。思春期という多感な時期だからこそ、見た目の悩みが心理的な負担になりやすいのです。
この年代で矯正治療を始めるメリットは、成長の力を利用できる点だけではありません。学校生活のなかで治療期間を確保しやすく、通院のスケジュール調整がしやすいという利点もあります。保護者の方のサポートを得ながら治療に取り組める環境も整っています。
大学生・社会人になってから矯正する人が増えている理由
近年、大学生や社会人になってから矯正治療を始める方が増えています。その理由の一つは、就職活動や仕事において第一印象の重要性が高まっているからです。
人と接する機会が多い職種では、口元の印象が評価に影響することもあります。社会人になると、経済的に自立して自分の意思で治療を選べるようになるので、学生時代は費用面で躊躇していた方でも治療を前向きに検討できるようになるのも理由の一つでしょう。また、目立ちにくい矯正方法の選択肢が増えたことも、大人の矯正治療が増えている要因だと考えられます。
ただし、社会人として働きながら治療を進める場合は、通院スケジュールや装置の管理など学生時代とは異なる配慮が必要なので、ライフスタイルに合わせた治療計画を立てることが治療を継続するうえで重要なポイントです。
歯並びは見た目以上に"印象と清潔感"を左右する

歯並びが与える影響は見た目の問題にとどまらず、相手に与えるイメージや将来的な健康にも関係しています。
口元が第一印象に与える影響
第一印象は出会って数秒で決まるといわれており、笑ったときに見える歯並びは相手に与える印象に影響を与えます。
歯並びにコンプレックスがあって、笑うときに口元を手で隠したり口を開けて笑うことを避けたりする行動は、無意識のうちに習慣化して表情が乏しくなる原因になってしまいます。歯並びが整っていることで笑顔に自信を持てるようになると、自然な笑顔が増えて円滑なコミュニケーションを手助けしてくれるでしょう。
人前で話す機会が多い職業の方や接客業に従事している方にとって、口元の印象は特に重要な要素です。また、近年はオンライン会議やビデオ通話の機会が増えており、画面越しでも口元が注目されやすくなっています。デジタル社会においても、口元の印象が与える影響は無視できないものになっているのです。
歯並びが将来の歯の健康に関係する理由
歯並びの乱れは、見た目だけでなく将来的な口腔内の健康にも影響します。
歯が重なっている、歯と歯の間に隙間があるなどで歯ブラシが届きにくい部分があるとその部分に食べかすや歯垢が溜まりやすく、むし歯や歯周病の原因になります。特に歯周病は進行すると歯を支える骨が溶け、最終的には歯を失う原因にもなる病気なので注意が必要です。
また、噛み合わせが悪いと特定の歯に負担がかかり、歯が摩耗したり割れたりするリスクが高まったり、顎の関節に負担がかかることで顎関節症を引き起こしたりする可能性もあります。さらに、噛み合わせの問題で食べ物を十分に噛み砕けないまま飲み込むと、胃腸に負担がかかることがあるなど、消化にも影響を与える可能性があるのです。
このように、歯並びを整えることは、長期的な視点では全身の健康を守ることにもつながります。
このような悩みがあれば矯正を検討するタイミング

矯正治療は大がかりな治療だと思われがちですが、症状や希望に応じてさまざまな方法があり、軽度の歯並びの乱れでも治療することができます。矯正治療を始めるかどうか迷っている方は、自分の悩みが治療の適応になるかを知ることが大切です。
前歯だけが気になる・軽いズレがある
前歯の軽いズレや少しだけ重なっている歯が気になるなど、「全体の歯並びはそれほど悪くないけれど、この部分だけが気になる」という悩みは、矯正治療の相談でよく聞かれるものです。前歯は笑ったときに目立つ部分であり、少しの変化でも印象に影響します。
このような場合は全体的な矯正治療ではなく、治療期間が短く、費用も抑えられる傾向がある部分矯正で対応できる可能性があります。部分矯正はすべてのケースで適応になるわけではなく、噛み合わせの問題がある場合や、歯を動かすスペースが足りない場合は全体的な矯正が必要になるケースがあるので、歯科医院で診断を受けて確認してもらいましょう。
軽度のズレが徐々に悪化することもあるので、早めの相談が治療の選択肢を広げることにつながります。
昔の矯正が後戻りしてきた
矯正治療後は保定装置(リテーナー)を使って歯の位置を安定させる必要がありますが、保定が不十分だと歯が動いてしまうことがあります。過去の矯正治療後に歯が徐々に元の位置に戻ってしまう、“後戻り”の状態に悩む方は少なくありません。
後戻りの程度は人それぞれですが、軽度であれば再度の矯正治療で短期間に改善できる可能性があります。また、年齢を重ねるにつれて歯や顎の状態が変化したことで歯並びが変わることもあります。成長期を過ぎた後でも歯は少しずつ動き続けるため、定期的なチェックが大切です。
笑う時に口元を無意識に隠してしまう
歯並びにコンプレックスを抱えていて、笑うときに無意識に口元を手で隠してしまったり、口を閉じて笑う癖がついたりしていませんか?
このような行動は日常生活においてストレスにつながったり、自然な笑顔を見せられないことでコミュニケーションが苦手だと感じてしまったりすることがあります。友人や家族との写真撮影を避けたり、人前で話すことに消極的になったりすることもあるかもしれません。口元を隠す習慣は単なる癖ではなく、心理的な負担のサインです。
このような悩みを抱えている場合、矯正治療によって口元の悩みが解消されることで、生活の質が向上する可能性があります。
仕事や学校で目立つ矯正は避けたい
矯正治療を受けたいと思いながらも、目立つ装置をつけることに抵抗がある方は少なくありません。特に仕事で人と接する機会が多い方や、学校生活で周囲の目が気になる方にとって、装置の見た目は懸念材料です。
現在は、透明な装置を使用するため装着していても気づかれにくいマウスピース型矯正や、歯の裏側に装置をつける裏側矯正(舌側矯正)など、目立ちにくい矯正方法が複数あります。
目立ちにくい矯正方法は、審美性だけでなく日常生活での負担を減らすことができますが、すべての症例に対応できるわけではないため、自分の歯並びの状態に合った方法を選ぶことが大切です。
装置が目立つことを理由に矯正治療を諦めていた方は、歯科医院で相談して自分に合った方法を探してみてはいかがでしょうか。
矯正治療の選び方は"方法"より"計画"が重要

矯正治療を選ぶ際、重要なのはどの方法を選ぶかではなく、自分のライフスタイルや治療目標に合った計画を立てられるかどうかです。治療方法にはそれぞれ特徴があり、得意とする症例や適した生活スタイルが異なります。方法ありきで選ぶのではなく、自分の状況を総合的に考えて治療計画を立てることが満足できる結果につながるでしょう。
マウスピース型矯正・ワイヤー矯正それぞれの考え方
マウスピース型矯正は、装置の取り外しが可能で食事や歯磨きがしやすく、痛みを抑えやすい点がメリットですが、自己管理が必要で装着時間を守れないと効果が出にくいことや、歯並びの状態によっては適応が限られるというデメリットがあります。費用の目安は、全体矯正の場合700,000〜1,000,000円(税込)程度が一般的です。
ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットという装置を固定し、ワイヤーで歯を動かす方法です。幅広い症例に対応でき、複雑な歯並びの問題にも適用できるという強みがあります。装置が固定式で患者さん自身で取り外す必要がなく、確実に治療を進められますが、装置が目立ちやすいことや歯磨きがやや難しくなることがデメリットとして挙げられます。
舌側矯正(裏側矯正)の場合は、装置が歯の裏側にあるため外から見えにくいのがメリットですが、発音に影響が出やすいことや、違和感が強くなる場合がある点がデメリットといえます。費用の目安は、表側の場合で600,000〜1,200,000円(税込)、裏側矯正(舌側矯正)で1,000,000〜1,500,000円(税込)程度です。
どちらの方法が優れているということではなく、それぞれに適した状況があります。歯並びの状態やライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。
学生・社会人それぞれに合う治療計画とは
学生の場合、通学時間や学校行事に合わせて通院スケジュールを調整できることが多く、柔軟に治療を進めやすいといえます。部活動や学校生活のなかで装置の管理をどうするかを考える必要があり、スポーツをしている学生の場合は練習中に外すことができるマウスピース型矯正が適しているケースもあります。ワイヤー矯正の場合は、練習中にマウスガードの使用を検討する必要があるかもしれません。
社会人の場合は、仕事のスケジュールに合わせた通院計画が重要です。平日の通院が難しい場合は、土曜日や夕方以降に対応している歯科医院を選ぶことも選択肢の一つでしょう。また、接客業や営業職など人と接する機会が多い仕事をしている方は目立ちにくい矯正方法を優先するなど、職種によって治療方法の選択肢に違いが出ます。
ライフステージによって優先すべきポイントが異なるため、自分の生活リズムや仕事の状況を踏まえた治療計画を立てることが成功の鍵です。
治療前に確認しておきたい大切なポイント
矯正治療を始める前に、いくつか確認しておきたいポイントがあります。
まず、治療期間の目安を知っておくことです。矯正治療は数年かかることが一般的であり、長期的な計画が必要です。治療費用についても事前にしっかり確認しておきましょう。矯正治療は基本的に自由診療で歯科医院によって費用が異なるので、総額だけでなく支払い方法や追加費用の有無も確認しておくのがポイントです。
また、治療中の生活への影響も把握しておく必要があります。食事の制限があるか、痛みや違和感はどの程度か、通院頻度はどのくらいかなど、日常生活に関わる情報を事前に聞いておくことで、治療開始後の戸惑いを減らせるでしょう。
すべての治療にはリスクが伴います。治療のリスクや副作用についても説明を受け、どのようなリスクがあるかを理解したうえで、納得して治療を始めることが重要です。
矯正治療はワイズ板橋歯科・おとなこども矯正歯科にご相談を

矯正治療を検討する際、どの歯科医院を選ぶかは治療の満足度を左右する重要なポイントで、長期間にわたる治療においては歯科医師との信頼関係が欠かせません。
東京都豊島区上池袋にあるワイズ板橋歯科・おとなこども矯正歯科は、患者さん一人ひとりのライフスタイルや希望に寄り添った矯正治療を提供されています。ここからは、丁寧なカウンセリングと精密な検査によって患者さんそれぞれに合う治療方法の提案を心がけている、ワイズ板橋歯科・おとなこども矯正歯科の特長を紹介します。
矯正相談と精密検査で「今やるべきか」を一緒に確認
ワイズ板橋歯科・おとなこども矯正歯科では、相談の段階から患者さんの悩みや希望を丁寧にヒアリングすることを重視されています。「矯正治療に興味はあるけれど、本当に今やるべきなのかわからない」という不安を抱えている方の気持ちに寄り添い、しっかりと時間をかけて説明するよう心がけているそうです。
精密検査では、レントゲン撮影や歯型の採取、口腔内写真の撮影などを通じて歯並びや噛み合わせの状態を詳しく分析し、検査結果をもとに現在の歯並びの状態や治療の必要性、適した治療方法、治療期間の目安などを具体的に提示するといいます。治療を急かすことはせず、患者さんが納得したうえで治療を始められるように配慮されているのが特長です。
ライフステージや生活環境によっては、今すぐ治療を始めるよりも少し待った方がよいケースもあります。そうした判断も含めて、患者さんと一緒によりよいタイミングを考えて治療計画を立てられているので、「今やるべきだろうか」と悩んでいる方も相談しやすいのではないでしょうか。
マウスピース型矯正×ワイヤー矯正の併用にも対応

ワイズ板橋歯科・おとなこども矯正歯科では、マウスピース型矯正とワイヤー矯正の両方に対応しており、症例によっては併用治療も行われています。一つの方法にこだわらず、患者さんの歯並びの状態や希望に応じて適切な組み合わせを提案できる点が強みで、患者さんの仕事や学校のスケジュール、イベントの予定などに合わせて、装置の変更を検討することもできるそうです。
例えば、治療の初期段階ではワイヤー矯正で大きく歯を動かして仕上げの段階でマウスピース型矯正に切り替えるという方法や、部分的にワイヤーを使用しながらマウスピースを併用するなど、細かく調整されています。このように柔軟に治療方法を組み合わせることで、効率的で審美性が高い治療を目指しているそうです。
ライフスタイルに合わせた柔軟な治療計画を提案
矯正治療は長期間にわたる治療であるため、ライフスタイルに合った計画を立てることが継続の鍵だといえます。
ワイズ板橋歯科・おとなこども矯正歯科では、患者さんの生活リズムや今後のライフイベントを考慮した治療計画を提案されています。学生の方であれば、受験や就職活動のタイミングを考慮した治療スケジュールを検討し、社会人の方であれば仕事の繁忙期や出張の予定、結婚式などのイベントに合わせて治療の進め方を調整するそうです。
通院頻度についても、患者さんの状況に応じて柔軟に対応されています。矯正治療は定期的な通院が必要ですが、仕事や学校の都合で頻繁に通えない場合は、通院間隔を調整しながら無理なく治療を進められるように配慮しているといいます。また、治療中に生活環境が変わった場合にも対応できる体制が整っていて、転勤や引っ越しの可能性がある場合には治療の途中経過を詳しく記録し、必要に応じてほかの歯科医院との連携もサポートされています。
矯正治療を検討している方は、一人ひとりの悩みに寄り添った矯正治療が心がけられているワイズ板橋歯科・おとなこども矯正歯科で、まずは相談から始めてみてはいかがでしょうか。矯正治療を単なる歯並びの改善ではなく、患者さんの人生をより豊かにするための手段として捉えて診療されているので、自分に合った治療方法やタイミングを一緒に見つけてもらえるでしょう。
ワイズ板橋歯科・おとなこども矯正歯科の基本情報
アクセス・住所・診療時間・費用・治療期間・治療回数
JR 板橋駅より徒歩1分
東京都豊島区上池袋4丁目47-4 リレント上池袋パート1 104 パート Ⅱ
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 12:00〜15:00 | ● | ● | ● | - | ● | ● | ▲ | - |
| 16:00〜20:00 | ● | ● | ● | - | ● | ● | ▲ | - |
▲:矯正のみ
※第4日曜日は休診
【費用(税込)】
ご相談・カウンセリング 無料
簡易シミュレーション 無料
子どもの矯正 440,000円
※調整代別途・分割払い可・医療費控除対象
大人の矯正(トータルフィー)
※分割払い可・医療費控除対象
ワイヤー矯正
表側(前歯部は上下透明ブラケット) 1,045,000円
裏側矯正(舌側矯正) 1,320,000円
マウスピース型矯正装置(インビザライン※1)
全体(全顎)矯正 1,100,000円
片顎 440,000円
上下顎 649,000円
部分矯正
表側ワイヤー矯正 44,000円/本
裏側ワイヤー矯正 55,000円/本
(※1)未承認医薬品等であるため医薬品副作用被害救済制度の対象とはならない可能性があります。
【治療期間】約3~36ヶ月
【治療回数】4~38回
参考文献




