矯正治療にはどんな種類がある?歯並び・年代別にわかる矯正の選択肢

歯並びを整えたいと考えたとき、矯正治療にはさまざまな方法があることをご存じでしょうか。しかし、どの方法が自分に合っているのか、年齢や生活スタイルによってどう選べばよいのかわからない方も多いでしょう。
本記事では、矯正治療の種類とそれぞれの特徴から、中学生・高校生と大人で考え方がどう変わるのか、歯の動かし方や治療計画の違いについて解説します。矯正治療を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

監修歯科医師:
鈴木 雄士(立川ワイズ歯医者・歯並びの矯正歯科)
医療法人社団 聖蹟会 埼玉県央病院 歯科口腔外科 常勤
日本大学松戸歯学部 大学院 歯科矯正学講座入局
日本大学松戸歯学部 大学院卒業 歯学博士
東京医薬専門学校 衛生士科 非常勤講師
ワイズ板橋歯科・おとなこども矯正歯科 院長
医療法人社団ワイズ会 理事長 就任
日本大学松戸歯学部歯科矯正学講座 兼任講師
目次 -INDEX-
矯正治療にはいくつかの種類がある!

現在の矯正治療は多様化しており、目立ちにくい装置や取り外しができるタイプなど選択肢が広がっています。それぞれの方法には、適した症例や年齢、生活スタイルがあり、一人ひとりに合った治療を選ぶことが大切です。
なぜ矯正治療には複数の方法があるのか
歯並びの状態や顎の骨格、患者さんの希望はそれぞれ異なります。前歯のわずかなズレを整えたいという方や全体的な噛み合わせを改善したいという方では、必要な治療内容が大きく異なるのです。また、見た目を重視する方もいれば、治療期間を短くしたい方、費用を抑えたい方もいるでしょう。こうした多様なニーズに応えるため、矯正治療は進化を続け、さまざまな装置や手法が開発されてきました。装置の材質や形状、歯を動かす仕組みの違いによって、治療の特徴や適応範囲が変わります。そのため、専門の歯科医師が患者さん一人ひとりの状態を丁寧に診断し、適切な方法を提案することが重要です。
中学生・高校生と大人で考え方が変わる理由
矯正治療を受ける年齢によって、治療の考え方や適した方法が変わることも知っておきたいポイントです。中学生や高校生の場合、まだ成長期にあるため、顎骨が柔らかく歯が動きやすい状態にあります。この時期は、顎の成長を利用して骨格的な問題にもアプローチできる可能性があり、治療の選択肢が広がります。一方、大人の場合は成長が止まっているため、骨格的な問題に対しては外科的な処置が必要になることもあります。ただし、大人だからといって矯正治療ができないわけではありません。歯を支える歯茎や骨が健康であれば、何歳からでも治療を始めることは可能です。年齢によって歯の動きやすさや治療期間、適した装置が異なるため、それぞれのライフステージに合わせた治療計画を立てることが求められます。
代表的な矯正の種類とそれぞれの特徴

矯正治療には、大きく分けてワイヤーを使った方法とマウスピース型の方法があります。さらに、全体を整える矯正と部分的に整える矯正という分類もあります。ここでは、代表的な矯正の種類とそれぞれの特徴について解説します。
ワイヤー矯正(表側・裏側)の基本的な特徴
ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットと呼ばれる装置を装着し、ワイヤーで歯を動かしていく方法です。表側矯正は歯の表側にブラケットを取り付けるため、装置が目立ちやすいという特徴があります。しかし、現在では透明なブラケットや白いワイヤーを使用することで、以前よりも目立ちにくくなっています。
一方、裏側矯正(舌側矯正)は歯の裏側に装置を取り付けるため、外から見えにくく、審美性に優れています。職業上の理由や見た目を気にする方に適した方法です。ただし、裏側矯正(舌側矯正)は装置の調整が複雑で、治療期間が長くなる場合があることや、費用が高めになることがあります。
ワイヤー矯正全般に共通するのは、幅広い症例に対応できることと、歯を連続的に動かせることです。複雑な歯並びや噛み合わせの問題にも対応しやすいため、矯正治療の中でも長く用いられてきた方法といえます。ただし、治療中に痛みをともなったり、装置で口腔内を傷つける可能性があるというデメリットもあります。費用相場は表側矯正で500,000〜1,200,000円(税込)程度、裏側矯正(舌側矯正)で800,000〜1,500,000円(税込)程度です。
マウスピース型矯正の特徴と向いているケース
マウスピース型矯正は、透明なマウスピースを装着して歯を少しずつ動かしていく方法です。取り外しができるため、食事や歯磨きのときは外せるという利便性があります。また、透明な素材を使用しているため、装置が目立ちにくく、周囲に気づかれにくいという特徴もあります。マウスピース型矯正は、比較的軽度な歯並びの乱れや、前歯の隙間を整えたい場合に適しています。ただし、複雑な噛み合わせの問題や大きく歯を動かす必要がある場合は、ワイヤー矯正の方が適していることもあります。マウスピース型矯正を成功させるためには、1日20時間以上装着することが推奨されており、患者さん自身の協力が不可欠です。装着時間を守れない場合、計画通りに歯が動かず、治療期間が延びる可能性があります。費用相場は700,000〜1,100,000円(税込)程度です。
部分矯正という選択肢
部分矯正は、歯並び全体ではなく、気になる部分だけを整える方法です。たとえば、前歯だけが少し重なっている場合や、わずかな隙間が気になる場合などに適用されます。全体矯正と比べて治療期間が短く、費用も抑えられることが多いため、手軽に始めやすい選択肢といえます。ただし、部分矯正は適応できる症例が限られており、噛み合わせ全体を改善する必要がある場合には向いていません。部分矯正を希望する場合でも、まずは全体的な歯並びや噛み合わせの状態を診断してもらい、適切かどうかを判断してもらうことが大切です。部分矯正には、ワイヤーを使った方法もマウスピース型の方法もあり、症例や希望に応じて選ぶことができます。費用相場は100,000〜500,000円(税込)程度です。
矯正の種類は歯の動かし方で考える

矯正治療を理解するうえで、歯をどのように動かすのかという視点も重要です。歯の動かし方によって、治療の進め方や期間、使用する装置が変わります。ここでは、歯の動かし方に注目して、矯正の種類を整理していきます。
全体を動かす矯正と、部分的に整える矯正の違い
全体を動かす矯正は、上下の歯列全体を対象にして、歯並びと噛み合わせを総合的に改善する方法です。歯が全体的にガタガタしている場合や、出っ歯、受け口などの骨格的な問題がある場合には、全体矯正が適しています。全体矯正では、必要に応じて歯を抜くこともあり、スペースを確保しながら理想的な位置に歯を並べていきます。
一方、部分的に整える矯正は、前歯のわずかな隙間や軽い重なりなど、限られた範囲の問題に対応します。全体矯正に比べて治療期間が短く費用も抑えられるため、気軽に始めやすいという利点があります。ただし、噛み合わせ全体のバランスを考慮する必要がある場合には、部分矯正だけでは十分な結果が得られないこともあります。
歯を連続的に動かす治療と段階的に動かす治療
ワイヤー矯正は、歯を連続的に動かす治療の代表例です。ワイヤーの弾力を利用して、常に歯に力をかけ続けることで、少しずつ理想的な位置に移動させていきます。この方法は、複雑な歯の移動にも対応しやすく、幅広い症例に適用できます。
一方、マウスピース型矯正は、段階的に歯を動かす治療です。治療開始時に複数のマウスピースを製作し、一定期間ごとに新しいマウスピースに交換することで、少しずつ歯を動かしていきます。各段階で動かす距離が決まっているため、計画的に治療を進めることができます。
見た目だけでなく噛み合わせまで考慮する矯正
矯正治療の目的は、見た目を整えるだけではありません。噛み合わせを改善し、歯や顎の機能を正常に保つことも重要な目的です。噛み合わせが悪いと、特定の歯に負担がかかり、むし歯や歯周病のリスクが高まったり、顎関節に負担がかかって顎関節症を引き起こしたりすることもあります。
そのため、矯正治療では歯並びの見た目だけでなく、上下の歯がバランスよく噛み合うように調整します。見た目が美しく整っていても、噛み合わせが悪ければ将来的に歯を失うリスクが高まる可能性があるため、見た目だけでなく機能面も考慮した治療を選ぶことが大切です。
成長期と成人で矯正の設計が変わる理由
成長期の子どもと成人では、矯正治療の設計が大きく異なります。成長期の子どもは、顎骨がまだ発達途中にあるため、顎の成長を利用した治療が可能です。一方、成人の場合は成長が止まっているため、顎骨を動かすことは基本的にできません。そのため、歯を動かすことで歯並びを整える治療が中心となり、骨格的な問題が大きい場合は外科的な処置を併用することもあります。成人矯正では、歯茎や骨の状態を確認し、歯周病などの問題がないかを事前にチェックすることが重要です。
矯正治療は組み合わせて行われることもある

矯正治療は、一つの方法だけで進めるとは限りません。症例や生活スタイルに応じて、複数の方法を組み合わせることで、より効果的な治療が可能になることもあります。ここでは、矯正治療の組み合わせについて解説します。
マウスピース型矯正×ワイヤー矯正という考え方
マウスピース型矯正とワイヤー矯正を組み合わせる治療も、近年増えています。たとえば、治療の初期段階ではワイヤー矯正で歯を大きく動かし、仕上げの段階でマウスピース型矯正に切り替えるという方法です。この方法は、複雑な症例にも対応しやすく、治療期間を短縮できる可能性があります。また、見た目を重視する方にとっては、目立つ期間を短くできるというメリットもあります。逆に、マウスピース型矯正で治療を開始し、途中で思うように歯が動かない場合には、一時的にワイヤー矯正に切り替えることもあります。このように、患者さんの状態や希望に合わせて柔軟に治療方法を変更することで、満足度の高い結果を目指します。
学生・社会人それぞれに配慮されるポイント
学生と社会人では、矯正治療を受けるうえで気にするポイントが異なります。学生の場合、部活動や学校生活に支障が出ないか、見た目が気になるかといった点が重視されることが多いでしょう。また、成長期にあるため、顎の成長を利用した治療が選択肢に入ります。一方、社会人の場合は、仕事中に装置が目立たないか、通院の頻度や時間が負担にならないかといった点が重視されます。接客業や人前に出る機会が多い職業の方は、裏側矯正(舌側矯正)やマウスピース型矯正が適しているでしょう。こうした生活スタイルに合わせた治療計画を立てることで、無理なく矯正治療を続けることができます。
矯正方法よりも大切な「治療計画」
矯正治療を成功させるために何よりも大切なのは、適切な治療計画です。患者さんの歯並びや噛み合わせ、生活スタイル、希望を総合的に考慮して、適切な治療方法を選ぶことが重要です。
治療計画を立てる際には、精密な検査が欠かせません。レントゲン撮影や口腔内の写真撮影、噛み合わせの型取りなどを行い、現在の状態を詳しく分析します。そのうえで、どの程度歯を動かす必要があるのか、抜歯が必要かどうか、治療期間はどのくらいかかるのかを判断します。治療計画がしっかりしていれば、途中で問題が起きても柔軟に対応でき、計画通りに治療を進めることができます。矯正治療を検討する際には、装置の種類だけでなく、治療計画の立て方や歯科医師の説明の丁寧さも確認するとよいでしょう。
矯正治療は立川ワイズ歯医者・歯並びの矯正歯科にご相談を

矯正治療を検討する際には、信頼できる医療機関で相談することが大切です。立川ワイズ歯医者・歯並びの矯正歯科では、患者さん一人ひとりの状態や希望に合わせた矯正治療を提案しています。ここでは、立川ワイズ歯医者・歯並びの矯正歯科の特長や診療の流れを紹介します。
いきなり治療を決めない、相談から始まる矯正診療
立川ワイズ歯医者・歯並びの矯正歯科は無料の矯正カウンセリングを実施し、「歯並びを治したいけれど、いきなり治療に入るのは不安」という方でも、まずは気軽に相談できる環境を整えています。カウンセリングでは、気になる部分や治療の希望を丁寧にヒアリングして口腔内の状態を確認したうえで、どのような治療方法があるのか、治療期間や費用の目安についてわかりやすく説明するそうです。患者さんが納得したうえで治療を始められるよう、疑問や不安にしっかりと答える姿勢を大切にしているといいます。
矯正治療は長期間にわたるため、歯科医師との信頼関係が重要です。立川ワイズ歯医者・歯並びの矯正歯科では、患者さんが安心して治療を受けられるよう、丁寧なコミュニケーションを心がけられています。
矯正の種類を組み合わせて考えられる治療体制

立川ワイズ歯医者・歯並びの矯正歯科では、表側矯正や裏側矯正(舌側矯正)、マウスピース型矯正装置、部分矯正など、幅広い矯正治療に対応しています。症例や患者さんの希望に応じて、複数の方法を組み合わせることも可能だそうです。
立川ワイズ歯医者・歯並びの矯正歯科には日本矯正歯科学会 認定医が在籍しており、専門的な知識と経験を持った歯科医師が治療を担当されています。治療ではデジタル矯正システムを導入し、精密な診断と治療計画を立案されているそうです。患者さん一人ひとりに合わせたオーダーメイドの矯正治療を提供できる体制を整えられています。
学業・仕事・生活リズムを考慮した治療設計を提案
立川ワイズ歯医者・歯並びの矯正歯科では、患者さんの生活スタイルに配慮した治療設計を提案されています。学生の方には学校生活や部活動に支障が出ないように装置の選択や通院スケジュールを調整したり、社会人の方には仕事に影響が出ないように目立ちにくい装置を提案したり、土日診療を活用して通院しやすい環境を整えたりしています。
また、治療中の口腔ケアについても、経験豊富な歯科衛生士がブラッシング指導を行い、むし歯や歯周病を予防するサポートをしています。さらに患者さんが安心して治療を受けられるよう、院内感染予防に力を入れたり、徹底した衛生管理を行ったりしているそうです。
患者さんに寄り添った治療を提供されているので、矯正治療を検討している方は立川ワイズ歯医者・歯並びの矯正歯科に相談してみてはいかがでしょうか。
立川ワイズ歯医者・歯並びの矯正歯科の基本情報
アクセス・住所・診療時間・費用・治療期間・治療回数
JR中央線 立川駅 徒歩3分
多摩モノレール 立川南駅 徒歩1分
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 11:00〜14:00 | ● | ● | ● | - | ● | ● | ▲ | - |
| 15:00〜19:00 | ● | ● | ● | - | ● | ● | ▲ | - |
▲:矯正のみ
【費用(税込)】
ご相談・カウンセリング 無料
簡易シミュレーション 無料
子どもの矯正 440,000円
※調整代別途・分割払い可・医療費控除対象
大人の矯正(トータルフィー)
※分割払い可・医療費控除対象
ワイヤー矯正
表側(前歯部は上下透明ブラケット) 1,045,000円
裏側矯正(舌側矯正) 1,320,000円
マウスピース型矯正装置(インビザライン(※1))
全体(全顎)矯正 1,100,000円
片顎 440,000円
上下顎 649,000円
部分矯正
表側ワイヤー矯正 44,000円/本
裏側ワイヤー矯正 55,000円/本
(※1)未承認医薬品等であるため医薬品副作用被害救済制度の対象とはならない可能性があります。
【治療期間】約3~36ヶ月
【治療回数】4~38回
参考文献




