矯正歯科の治療期間はどれくらいかかる?矯正方法ごとの治療期間の違いや短期間で終わる矯正方法を紹介
更新日:2024/01/31

歯並びの矯正治療には長い期間がかかります。全ての歯が治療対象となる全体矯正では、数年間に及ぶのが一般的です。また、矯正治療には歯を動かす処置に加えて、歯の位置を固定する処置も必要となります。 本記事では、そんな矯正歯科の治療期間について、矯正方法ごとの違いや短期間で終わらせる方法なども含めて詳しく解説をします。

監修歯科医師:
成田 信一(自由が丘矯正歯科クリニック)
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1985年 東京医科歯科大学歯学部入学
1991年 同大学同学部卒業、歯科医師免許取得、東京医科歯科大学歯学部歯科矯正学第1講座入局
1993年 東京医科歯科大学大学院歯学研究科入学
1998年 同大学院修了 学位取得、東京医科歯科大学歯学部付属病院第1矯正科勤務
1999年 同病院退職、自由が丘矯正歯科クリニック開設(院長就任)
2002年 法人化、医療法人社団スマイルデザイン設立
現在 医療法人社団スマイルデザイン 理事長、自由が丘矯正歯科クリニック 院長
1991年 同大学同学部卒業、歯科医師免許取得、東京医科歯科大学歯学部歯科矯正学第1講座入局
1993年 東京医科歯科大学大学院歯学研究科入学
1998年 同大学院修了 学位取得、東京医科歯科大学歯学部付属病院第1矯正科勤務
1999年 同病院退職、自由が丘矯正歯科クリニック開設(院長就任)
2002年 法人化、医療法人社団スマイルデザイン設立
現在 医療法人社団スマイルデザイン 理事長、自由が丘矯正歯科クリニック 院長
目次 -INDEX-
矯正歯科治療にかかる期間
矯正歯科治療は、歯を動かす動的治療と、歯の位置を固定する保定処置があります。
まずは、それぞれの処置にかかる治療期間の目安から解説します。
矯正期間
ブラケット装置やマウスピース型矯正装置を使って歯を動かす期間です。 動的治療とも呼ばれる処置で、抜歯、非抜歯によって変わりますが一般的な症例では2〜3年程度かかります。 歯並びの乱れが軽い症例ほど、歯の移動にかかる期間は短くなります。また、子どもや中高生は顎の骨が柔らかいため、成人よりも歯を動かしやすく、治療にかかる期間も短くなる傾向にあるといわれています。保定期間
動的治療によって動かした歯を固定するための期間です。 リテーナーと呼ばれる専用の装置を装着し、歯の後戻りを防止します。リテーナーには、固定式と着脱式の2種類があり、必要に応じて使い分けます。 保定処置を怠ると、動的治療で動かした歯が元に戻ってしまうため、十分な注意が必要です。矯正方法ごとの特徴や治療期間
矯正治療にかかる期間は、矯正方法によって異なります。
表側矯正
表側矯正は、歯列の表側にブラケットとワイヤーを固定する矯正方法です。 歯を大きく、三次元的に動かすのが得意な方法で、ほとんどの歯並びに適応できます。 全体矯正で歯を動かすのに2〜3年程度、保定期間を合わせると3〜6年程度の期間を要します。裏側矯正(舌側矯正)
裏側矯正(舌側矯正)は、ブラケットとワイヤーを歯列の裏側に固定する矯正方法です。矯正装置を舌がある方に設置するため、舌側矯正(ぜっそくきょうせい)とも呼ばれます。 歯を動かすメカニズムは表側矯正と同じですが、高い技術や専用の装置が必要であったりするなどの理由から、治療にかかる費用はやや高くなります。治療期間も表側矯正より長い傾向にあり、歯を動かすのに2年半〜5年程度、保定期間も合わせると3年半〜6年程度の期間を要します。 矯正装置が外から見えにくいという点で、人気のある治療法です。マウスピース型矯正
マウスピース型矯正は、透明な樹脂製のマウスピースを装着する矯正方法です。 マウスピース型矯正は、軽度から中等度の症例に適した矯正方法で、重度の症例にはあまり向きません。 治療にかかる期間は、表側矯正とほぼ同じです。歯を動かすのに2〜3年程度かかり、保定も合わせると3~6年程度の期間を要します。部分矯正
部分矯正は、歯列の一部分だけを矯正する方法です。ワイヤー矯正とマウスピース型矯正のどちらでも部分矯正は行えます。 前歯を1~2本だけ矯正するというケースが多く、治療にかかる期間は比較的短くなっています。具体的には、歯を動かすのに半年〜1年半程度かかり、保定も合わせると1年から2年程度の期間を要します。 部分矯正は全体矯正と比べて費用が安いというメリットがありますが、噛み合わせまでを改善することは難しいです。矯正歯科の治療期間が長い理由
矯正歯科の治療には、どのくらいの期間を要するか説明してきました。全体矯正を行う場合は、歯を動かすだけでも2〜3年程度の期間がかかります。では、なぜ矯正治療は長い期間がかかるのでしょうか。
矯正歯科治療に数年を要するのは、次のような理由があります。
歯が動く仕組み
矯正歯科の治療期間が長くなる理由は、歯が動く仕組みを知ることで理解しやすくなります。 私たちの歯は顎の骨にしっかりと埋まっています。そこに適度な力を加えると、圧迫されている側の骨が溶けて歯が動きます。歯が元々あった側の骨は再生されて、骨のリモデリングという現象が完了します。 この2つがバランスよく起こらなければ、歯の移動も正常には進みません。歯を少しずつ移動させる理由
歯を一度に大きく動かすことができれば、矯正治療の期間も短縮できるでしょう。しかし、それは歯に対して強い力をかけることになるため、歯や顎に大きな負担がかかってしまいます。 しかも歯は、一定以上に強い力をかけてしまうと、移動が起こらなくなるのです。ほかにも、歯の神経や顎の骨に炎症が起きたり、歯根が吸収されたりするなどの深刻な症状が起こるため、歯科医師は細心の注意を払いながら矯正力をかけていきます。 ワイヤー矯正であれば1回の調整で0.5mm程度、マウスピース型矯正の場合はマウスピース1枚で0.25mm程度、歯を動かすのが適正範囲とされています。矯正歯科の治療期間を延ばさないポイント
矯正歯科の治療期間を大幅に短縮することは難しいことはわかったと思いますが、延長させない方法はあるのでしょうか。
矯正を予定通りに終わらせたいという方は、以下の3つのポイントに注意しながら治療を進めていくと良いでしょう。
矯正装置を正しく装着する
矯正装置に不具合があったり正しく装着できていなかったりすると、適切な矯正力がかからないため治療期間が長くなります。ですから、矯正装置は歯科医師の指示通りに装着するようにしましょう。もし、矯正装置に不具合が見つかった場合は、すぐに歯科医師へ報告することが大切です。計画通りに通院する
矯正の期間を延長させないためには、通院を計画通りに実施することが大切です。 通院頻度が低くなれば治療計画がずれてしまい、治療期間は延びてしまうでしょう。口腔内の衛生状況に注意する
むし歯や歯周病になると、それらの治療のために歯列矯正を一時中断する場合もあります。 マウスピース型矯正は、むし歯治療で歯の形が変わるとマウスピースを作り直さなければならないこともあります。 そうしたトラブルを避けるためにも、口腔内の衛生状況には十分な注意を払うようにしてください。短期間で終わる矯正歯科治療なら自由が丘矯正歯科クリニックに相談を
ここまで、矯正方法ごとにかかる治療期間や、矯正治療の期間が長くなる理由、矯正治療の期間を延ばさないためのポイントなどについて説明してきました。最後に、東京都世田谷区で矯正歯科治療を提供している、自由が丘矯正歯科クリニックを紹介します。痛みが少なく短期間で終わる矯正治療「JETシステム」
自由が丘矯正歯科クリニックでは、「JETsystem」という院長の成田先生が考案された治療法を提供しています。JETシステムは、「痛みが少なく」「短期間で」「楽しく」治療を行うことができる画期的な治療方法になります。
従来の治療方法では4つのステップに分けて順番に進めるため、どうしても治療完了までに期間を要してしまいます。しかしJETsystemではそれらのステップを同時に行うため治療を効率的に進めることができるので、治療完了まで短期間(1年~1年半)で治療を終えることができるそうです。またブラケットにも特徴があり、従来のブラケットよりも摩擦力の少ない(弱い力)のブラケットを使用することと、痛みを感じさせないくらいの矯正力を使用することで痛みの大幅な軽減を可能としております。通常の矯正法よりも短期間で治療が完了することから、治療の初期段階から歯並びの変化を感じやすいので、理想に近づいているという実感とともに矯正治療を楽しむことができるでしょう。
ただ、矯正治療中は舌の癖があると無意識のうちに歯を舌で押してしまって、影響を受けやすいという欠点があります。こうなると、治療期間が伸びてしまうことがあるそうです。しかし、自由が丘矯正歯科クリニックでは、専門知識を持った矯正歯科のスタッフによる指導のもと治療開始時から舌の癖の対策を行っているので安心して受診することができるでしょう。
日本矯正歯科学会臨床指導医2名が在籍
自由が丘矯正歯科クリニックには、日本矯正歯科学会臨床指導医の資格を持つ男女2名が在籍しています。高い治療技術をお持ちの歯科医師にスタートからゴールまで一貫して治療を担当してもらえるのは安心できるポイントではないでしょうか。 成田先生は「生涯に渡って、生活の質が上がる治療やカウンセリング」を目指して、治療を提供されています。今まで数多くの患者さん診てきた経緯から、患者さんの生活の背景まで考えた治療計画の立案をされているので矯正治療でお悩みの方は自由が丘矯正歯科クリニックにご相談ください。中学生・高校生に対する豊富な治療経験
自由が丘矯正歯科クリニックは、中学生や高校生の矯正歯科治療の経験も豊富です。これまでに多くの中高生の歯並び・噛み合わせを治してきた経験があるため、さまざまな症例に対応できるといいます。
歯並びに対してのコンプレックスを抱えている場合は、少しでも早く治して笑顔で過ごしてほしいとの想いがあるそうです。
痛みの少ない矯正治療を受けたい方や、中高生で矯正歯科治療を検討されている方は、一度相談してみてはいかがでしょうか。
自由が丘矯正歯科クリニックの基本情報
アクセス・住所・診療時間・費用・診療期間・診療回数
東急東横線 自由が丘駅 徒歩2分
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 10:00〜12:00 | - | ● | ● | ● | ● | ▲ | - | - |
| 14:00〜19:00 | - | ● | ● | ● | ● | ▲ | - | - |
【費用(税込)】
初診相談料 5,500円
検査料 52,800円
診断料 33,000円
表側の装置(金属) 990,000~1,265,000円
表側の装置(審美) 1,045,000円~1,320,000円
パッシブセルフライゲーションブラケット装置(JETsystem)+マウスピース型矯正 1,650,000円~1,925,000円
【診療期間】7ヶ月~1年2ヶ月
【診療回数】約1ヶ月に1回で7〜15回程度




