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マウスピース型矯正のおすすめポイント|メリット・デメリットやクリニックの選び方

 公開日:2024/05/31
マウスピース型矯正のおすすめポイント|メリット・デメリットやクリニックの選び方

歯並びや噛み合わせの治療では、マウスピースなどの歯列矯正装置が使用されます。

マウスピース型矯正とは、少しずつ歯列をずらした形態のマウスピース型を製作し、2週間毎に新しいものに交換しながら歯列矯正をする治療法です。

マウスピース型矯正装置必要に応じて取り外しが可能で透明な素材でできているため、歯列矯正治療中であることを周りの人に知られにくいことも特徴の1つです。

マウスピース型矯正装置はさまざまな種類があり、インビザライン(※1)・クリアコレクト(※2)・iGOシステム(※3)などが使用されています。いずれの装置も治療前にシミュレーションして、オーダーメイドのマウスピースを製作します。

本記事ではマウスピース型矯正を検討中の方のために、おすすめポイントやマウスピース型矯正のメリット・デメリットも合わせて解説します。

(※1,2,3) 未承認医薬品等であるため医薬品副作用被害救済制度の対象とはならない可能性があります。

俣野 眞一

監修歯科医師
俣野 眞一(相模原ホワイトデンタルクリニック・矯正歯科)

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【経歴】日本大学松戸歯学部卒業

マウスピース型矯正のおすすめポイントは?

マウスピース型矯正のおすすめポイントは?
マウスピース型矯正は、歯並びや噛み合わせの歯列矯正を行う治療方法です。日々技術が進歩し、現在はさまざまなマウスピース型矯正装置が開発されています。
現在使用されているマウスピース型矯正は、インビザラインクリアコレクト・iGOシステムなどがあります。
ここからは、3つのマウスピース型矯正装置の違いやおすすめポイントを紹介します。

インビザライン

インビザラインは、1998年アライン・テクノロジー社で開発されたマウスピース型の歯列矯正治療装置です。治療開始前に、歯の動きを3Dシミュレーションして患者さんが希望する治療後の状態に近づけるようインビザラインを製作します。インビザラインは歯と歯茎の境目までを覆い、全体矯正や噛み合わせの治療に対応しています。
インビザラインは、治療開始前に全行程のマウスピース型が製作され、歯の移動に合わせて2週間毎に新しいものに交換します。個人差がありますが、通院の間隔は1~2ヵ月に1回程で治療期間は約2~3年です。歯の移動が緩やかなため、痛みが少ないのが特徴です。
マウスピースの取り外しや洗浄、消毒など自己管理が必要なため、その点はデメリットといえるかもしれません。費用相場は全体矯正の場合、700,000~1,000,000円(税込)程となっています。

クリアコレクト

クリアコレクトは、2006年にストローマン社が開発を手がけたマウスピース型矯正装置です。材質はクリアクォーツ素材で3層構造になっています。外側は単層ポリマーの4倍の硬度があり、中間層は弾力性のあるエラスティック素材を使用しているので歯列矯正力や耐久性・耐着色性があることが特徴でありメリットです。
また、クリアコレクトは2mm程歯茎にかかる形状のため、歯根のコントロールや歯の移動が強化されます。密着性のあるクリアコレクトは保定力があるので、マウスピース型の固定に使用されるアタッチメント(エンゲイジャー)を使用する必要がない場合もあります。
適応できる症例が限られることや対応している歯科医院が少ないのがデメリットです。費用相場は500,000~700,000円(税込)程となっています。

iGOシステム

iGOシステムとは、インビザラインGOシステムの略でインビザラインと同じ歯列矯正装置ですが、大きな違いはアライナーの枚数と移動できる歯の数です。
iGOシステムは、使用するアライナーの数に20枚までの制限がある部分矯正インビザライン矯正装置です。
iGOシステムが使用されるのは前歯から小臼歯までの部分矯正となるため、歯を全体的に移動する場合はほかの矯正治療を行う必要があります。また、以下の場面でもiGOシステムを利用することがあります。

iGOシステムは装着枚数が少ないので、治療期間は1枚を10日間使用すると約半年です。患者さんの状態で枚数を途中追加しても治療期間が1年を超えることは少なく、3~6ヵ月が一般的です。
全体的な矯正ができないのがデメリットですが、治療期間が短く費用を抑えられるのはメリットといえるでしょう。費用相場は200,000~500,000円(税込)程です。

マウスピース型矯正のメリット・デメリット

マウスピース型矯正のメリット・デメリット
マウスピース型矯正は矯正装置使用時の負荷が少なく、痛みが少ない治療だといわれています。食事や歯磨きなどの時間は装置を外すことが可能なため、治療中のストレスは軽減されますが、頻繁に外して装着時間が短くなると希望する歯列矯正は難しくなります。
以下、マウスピース型矯正のメリットやデメリットを紹介します。

メリット①:装置が目立ちにくい

マウスピース型矯正治療の1つ目のメリットは、装置が目立ちにくい点です。厚さ0.5mm程の透明な素材で、歯の移動に合わせてマウスピース型を順次変えていくことでゆっくり歯列が変化していきます。
周囲に歯列矯正中であることを知られたくない方も、マウスピース型なら安心して歯列矯正ができるでしょう。

メリット②:痛みや違和感が少ない

マウスピース型矯正は、歯を緩やかに移動させるため痛みや違和感が少ないです。食事や歯磨きの際は取り外すことができるので食事の制限がなく、歯磨きも通常どおり行えるため口腔内を清潔に保つことができます。
また、マウスピースは装置が外れて口腔内を傷つけるなどのストレスもありません。ただし、マウスピースの安定性を確保するために歯にアタッチメントを接着している場合、アタッチメントが外れると再度取り付ける必要があります。

デメリット①:長時間の装着が必要

マウスピース型矯正装置1日20~22時間以上装着しなければ、希望の歯列矯正ができない可能性があります。
そのため、患者さんの自己管理能力も重要となる治療法です。食事の際は取り外しができるメリットがある反面、取り外すたびに歯や装置の洗浄が必要になり手間がかかります。

デメリット②:適応できないケースがある

マウスピース型矯正治療は移動の幅に限界があるため、大きな不正咬合には適応が難しい場合があります。マウスピース型矯正で治療を開始しても、思っていた治療効果がみられない場合は、ほかの治療法に切り替える必要があるでしょう。
不正咬合の種類によっては、マウスピース型矯正治療前に抜歯が必要なケースがあります。

マウスピース型矯正とワイヤー矯正の違い

マウスピース型矯正とワイヤー矯正の違い
同じ矯正治療でも、マウスピース型矯正とワイヤー矯正にはそれぞれ特徴があります。ワイヤー矯正は装着したワイヤーが目立つため、歯列矯正を躊躇う方もいるでしょう。しかし、マウスピースでは対応が難しい症例でも治療ができます。
ここでは、マウスピース型矯正とワイヤー矯正の違いを解説します。

治療方法

マウスピース型矯正は、透明なマウスピースを作製し、マウスピースを交換しながら希望する歯並びに近づけます。ワイヤー矯正は、歯にブラケット装置を接着し、ブラケットにワイヤーを通してワイヤーの形状記憶作用を利用して歯を移動させる治療方法です。
ワイヤーは治療完了時点まで外すことがないため、歯の移動速度が早く大きく動かすことが可能です。適応できる症例が多いのもメリットだといえます。しかし、負荷が大きいため痛みなどが生じることや、歯に挟まりやすい食べ物や硬い食べ物はワイヤーが外れる可能性があるので治療中の飲食には注意が必要です。これらはワイヤー矯正のデメリットともいえるでしょう。ワイヤー矯正にかかる費用は800,000~1,200,000円程(税込)です。

矯正期間

マウスピース型矯正装置を正しく1日20~22時間以上装着した場合、2週間毎に新しいマウスピース型に交換し、約1~3年で治療が完了となります。ワイヤー矯正は、約2~3年程装置を装着する必要がありますが、移動量が少ない場合は1年程で完了することもあります。
ただし、治療期間には個人差があるので、事前に歯科医師に確認するとよいでしょう。

見た目

マウスピースは透明の素材のため、つけていても見た目の違和感は少ないです。取り外しが可能なため、誰かと会うときや行事に参加するときは外すことができます。そのため、周囲に歯列矯正治療中であることを知られることもあまりないでしょう。
一方、ワイヤー矯正は歯の表面に付けたブラケットやワイヤーを白や透明のものにしても凹凸が目立ってしまいます

マウスピース型矯正を受けるクリニックの選び方

マウスピース型矯正を受けるクリニックの選び方
矯正治療は専門性の高い治療方法のため、歯科医院選びがとても大切になってきます。
口腔内の状態や歯並びは一人ひとり異なります。どのような症状であっても希望する歯並びへと導くには、歯科医師の経験が重要となってくるでしょう。治療経験が多い歯科医師ほど、幅広い症例に対応できる可能性が高くなります。
また、取り扱っている矯正装置の種類もポイントです。対応できる矯正装置が多い方が、患者さん一人ひとりに適した治療を提供できるでしょう。
歯列矯正を受ける際は、事前にしっかりとカウンセリングを受け、希望の治療ができるかどうかを確認したうえで治療を進めることも重要です。納得のいく説明がされているか、治療内容や治療費は明確であるかも確認するようにしましょう。
「家から近いから」「費用が安いから」などの理由で歯科医院を選ぶと、治療のトラブルが発生するリスクが高くなります。

マウスピース型矯正のことなら相模原ホワイトデンタルクリニック・矯正歯科にご相談を

相模原ホワイトデンタルクリニック・矯正歯科
マウスピース型矯正を検討中ならJR相模原駅からすぐの相模原ホワイトデンタルクリニック・矯正歯科はいかがでしょうか。

痛みの少ない治療をコンセプトにし、むし歯の治療では神経をなるべく残すことで長期間自然の歯を維持できるような治療を優先されています。

治療経験が豊富な歯科医師が多く在籍

相模原ホワイトデンタルクリニック・矯正歯科は、マウスピース型矯正だけでなく、一般歯科・小児歯科・審美治療・歯科口腔外科・予防治療などにも対応しています。

訪問歯科診療も実施しており、歯科医師・歯科衛生士・コーディネーターの3名で構成したメンバーが施設および自宅に訪問して診療にあたっています。

相模原ホワイトデンタルクリニック・矯正歯科は高度な専門技術を習得した歯科医師やスタッフが揃っていて、さまざまなお口のトラブルに対応できるそうです。

さまざまな矯正方法で理想の歯並びを提供

相模原ホワイトデンタルクリニック・矯正歯科 院長
相模原ホワイトデンタルクリニック・矯正歯科では、さまざまな治療方法で患者さん一人ひとりに合わせた矯正治療を提供されています。
マウスピース型矯正では、インビザラインクリアコレクト、iGOシステムを採用した矯正治療を行っています。また、ワイヤー矯正でも目立ちにくい矯正装置を使用することも可能など、患者さんに適した治療方法を選ぶことが可能です。

コミュニケーションを大切にした患者さんに寄り添った治療

治療にあたってはインフォームドコンセントを重視し、治療内容や治療費用、治療のメリット・デメリットなどを患者さんに丁寧に説明されています。患者さんの立場にたった、患者さん目線の医療サービスの提供を大切にされているそうです。

相模原ホワイトデンタルクリニック・矯正歯科は、新しい技術を取り入れながら総合歯科医院としてさまざまな歯科医療を行っています。

無料カウンセリングも行っているので、歯並びについてお悩みの方は相談してみてはいかがでしょうか。

相模原ホワイトデンタルクリニック・矯正歯科の基本情報

アクセス・住所・診療時間・費用・治療期間・治療回数

JR相模原駅より徒歩1分

神奈川県相模原市中央区相模原1丁目1-3 セレオ相模原2階

診療時間
10:00~13:00
14:30~19:00

【費用(税込)】
・矯正(部分):55,000~330,000円
・表からの歯列矯正:880,000~1,100,000円
・裏側(舌側)からの歯列矯正:1,000,000~1,320,000円
インビザライン:495,000~880,000円
クリアコレクト:150,000~700,000円
・iGOシステム:236,500円
【治療期間】約2年半〜3年程度(個人差あり)
【治療回数】約30回(個人差あり)

この記事の監修歯科医師