マウスピース型矯正『インビザライン』とは？仕組みや効果、費用相場まで徹底解説

マウスピース型矯正とは？インビザラインの基本

マウスピース型矯正は、取り外し可能な透明のマウスピースを用いて歯を少しずつ動かしていく矯正方法です。ここでは、マウスピース型矯正の仕組みやインビザラインの特徴、小児矯正用のインビザラインについて解説します。

マウスピース型矯正の仕組み

マウスピース型矯正は、患者さんの歯型データをもとに作製された薄い透明のマウスピースを段階的に交換していき、少しずつ歯を動かす矯正方法です。 ワイヤーを使用しないため口内の違和感や痛みが軽減されやすい点や、デジタルスキャンによって治療計画を立てられるため、矯正治療のゴールを事前にシミュレーションできる点が特徴です。

インビザラインの特徴

インビザラインはアメリカのアライン・テクノロジー社が開発した矯正システムで、世界中で矯正治療に取り入れられています。症例の豊富さを活かした高いフィット感と快適さが特徴で、治療中も装置が目立ちにくいため接客業や人前に出る機会が多い方も治療を受けやすい矯正方法です。

小児矯正『インビザラインファースト』とは

インビザラインファースト(※1)は成長期の子どもを対象としており、インビザラインによる矯正治療を乳歯と永久歯が混在する時期から始められます。 装置が透明で取り外しできるので学校生活にも取り入れやすく、顎の成長を利用しながら歯並びを整えるため、将来の矯正治療をスムーズにする効果も期待できます。

インビザラインの魅力やメリット・デメリット

インビザラインはさまざまな魅力がある矯正治療ですが、注意点も理解しておくことが大切です。メリット・デメリットをしっかり確認しましょう。

見えにくく快適な装着感

矯正中の見た目が気になる方にとって、装置が透明で目立ちにくいインビザラインは魅力的でしょう。人前でも気づかれにくいだけでなく、口内の痛みや口内炎のリスクが少なく、快適に過ごしやすいのもメリットです。

取り外しができる

食事や歯磨きの際に簡単に取り外せるため、生活習慣を大きく変えずに治療できる点もメリットのひとつです。食べ物の制限がなく、普段どおりに歯磨きできるため口腔内を清潔に保ちやすく、むし歯や歯周病のリスクを軽減できます。

デメリットも理解しておくことが大切

一方で、装置を装着する時間を守らなければ効果が得られにくいというデメリットがあります。 治療計画どおりに歯並びを整えるためには1日20時間以上の装着が必要で、しっかりとした自己管理が求められます。 また、重度の不正咬合や骨格的な問題には対応が難しい場合もあるため、事前の診断が重要です。

インビザラインの種類と費用相場

インビザラインは、患者さん一人ひとりの歯並びの状態や年齢、治療目的に合わせて複数の種類があります。すべての歯をしっかり動かすものから、前歯だけの部分的な矯正、成長期のお子さん向けのタイプまで幅広く展開されています。ここでは、インビザラインの代表的な3種類について解説します。

全体矯正タイプ（フル）

『インビザラインフル(※1)』は、歯並び全体を整えるもので幅広い症例に対応し、矯正後の安定性が高いのが特徴です。治療期間は約1年半〜3年、費用相場は80〜100万円程度です。 上下すべての歯を対象に矯正するため、抜歯が必要なケースや噛み合わせの改善、重度の不正咬合にも対応可能です。「しっかりと全体を整えたい」「仕上がりを重視したい」という方に向いています。 また、インビザラインフルはアライナーを無制限に作製することが可能です。矯正治療は計画通りに進むこともあれば、歯の動きに個人差が出ることもあります。そのような場合でも、インビザライン・フルは必要に応じて新しいアライナーを追加で作製できるため、精度の高い仕上がりが期待できます。

部分矯正タイプ（ライト・エクスプレス）

前歯など一部だけを矯正したい方向けに、『インビザラインライト(※1)』や『インビザラインエクスプレス(※1)』があります。治療期間は半年〜1年、費用は30〜60万円程度です。 前歯の隙間や軽度の歯並びの乱れ、後戻りの症例に用いられます。全体矯正より費用を抑えられますが、対応できる範囲が限られるため事前に歯科医師と十分に相談して適応するかどうかを確認することが大切です。

小児矯正タイプ（ファースト）

成長期の子どもが対象となる『インビザラインファースト』は、顎の発育を利用して歯列を整えるのが特徴で、治療期間は1年〜1年半、費用相場は40〜60万円程度です。 早い段階で適切にスペースを確保したり顎の幅を広げたりすることで、将来の矯正治療の負担を軽減できる可能性があります。抜歯のリスクを減らせる可能性もあるでしょう。また、小児期から始めることで、見た目の改善だけでなく咀嚼や発音といった機能面の健全な発達も期待できます。小児矯正は成長段階や歯の生え変わりに合わせて治療を進めることが重要なので、気になる場合は早めに専門の歯科医師に相談するのがおすすめです。

インビザラインを選ぶときのポイント

インビザラインによる矯正治療を検討する際は、どのような点に気を付けて選べばよいのでしょうか。ここからは、インビザラインによる矯正治療を受ける際のポイントを紹介します。

対応できる症例か確認

インビザラインは幅広い不正咬合（歯並びの乱れ）に対応できますが、でこぼことした乱ぐい歯や出っ歯など歯並びの乱れが大きい場合はインビザラインでは対応が難しいことがあります。重度の不正咬合や骨格的な問題がある場合は、治療を始める前に必ず精密検査（歯型スキャン、レントゲン、歯科用CTによる撮影など）を受けるなど、事前カウンセリングでしっかり確認してもらうのが大切です。

経験豊富な歯科医師を選ぶ重要性

インビザラインは単にマウスピースを装着するだけではなく、歯の動きを正しく予測し、一人ひとりに合わせた治療計画を立てることが重要です。経験豊富な歯科医師であれば、症例に合わせてシミュレーションして仕上がりの精度を高め、治療中に思わぬトラブルや計画通りに歯が動かないといったケースにも柔軟に対応できるでしょう。 理想的な仕上がりを目指すためには、インビザラインの豊富な治療経験を持つ、信頼できる歯科医師を選ぶことが重要なポイントです。

カウンセリングやアフターフォローの体制

矯正治療は長期にわたるため、丁寧なカウンセリングやアフターフォロー体制が整っているかも重要です。治療中に「マウスピースが合わない」「予定より歯が動いていない」といったトラブルが起こった際に、迅速に対応できる体制が整っているかが治療の成功を左右します。疑問や不安に寄り添い、治療後までしっかりフォローしてくれる歯科医院なら、トラブルを防ぎながら治療を進めることができるでしょう。

インビザラインなら川村歯科クリニックにご相談を

インビザラインの治療を検討する際は、専門的な知識と経験を持つ歯科医院に相談することが大切です。 ここからは、インビザラインによる矯正治療に注力し、患者さん一人ひとりに合わせた適切な治療計画を提案している川村歯科クリニックについて紹介します。

インビザラインの専門的な知識と豊富な治療経験

川村歯科クリニックでは、多くのインビザライン治療を手がけてきた豊富な経験を持つ歯科医師が治療を担当し、患者さん一人ひとりに合わせた精度の高い治療を心がけているそうです。八重歯やすきっ歯、開口といったさまざまな歯列にも対応可能で、噛み合わせとお顔のバランスも考えた治療計画を提案されています。お口の状態や希望に合わせて治療方法を選べる、マウスピースを用いた子どもの矯正治療にも力を入れています。 幅広い症例に対応できる知識とノウハウを持つ歯科医師は、患者さんにとって心強いパートナーとなるのではないでしょうか。

先進的な設備で患者さん一人ひとりに合わせた治療

患者さんが治療の過程やゴールをイメージしやすいよう、川村歯科クリニックは先進的な3Dスキャナーを用いた精密なシミュレーションを活用し、0.1mm単位で歯の動きを設計しています。精密な設計により、お顔の歪みの原因や片頭痛の原因と考えられる噛み合わせのバランス、顎関節とのバランスまで考慮しながら、患者さんのライフスタイルに合わせたオーダーメイドの治療を提供されています。

幅広い治療に対応する総合歯科診療

川村歯科クリニックは矯正治療だけでなく、むし歯治療などの一般歯科、入れ歯治療、歯周病治療、小児歯科、審美治療など幅広い歯科診療に対応しています。矯正治療中の一般歯科治療やメンテナンスも一貫して受けられるので、長期的な通院が必要な矯正治療でも安心感を持って治療を受けられるでしょう。 専門性が高いインビザラインなどのマウスピース型矯正を受けたいと考えている方は、子どもから大人まで、お口の悩みを総合的にサポートしてもらえる川村歯科クリニックに相談してみてはいかがでしょうか。

(※1)未承認医薬品等であるため医薬品副作用被害救済制度の対象とはならない可能性があります。

川村歯科クリニックの基本情報

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