FOLLOW US

目次 -INDEX-

  1. Medical DOCTOP
  2. 歯科TOP
  3. 矯正歯科TOP
  4. 矯正歯科コンテンツ
  5. インビザラインの治療期間は?短縮するコツやメリット・デメリットを解説

インビザラインの治療期間は?短縮するコツやメリット・デメリットを解説

 公開日:2024/05/16
インビザラインの治療期間は?短縮するコツやメリット・デメリットを解説

インビザライン(※1)はマウスピース型矯正の一つで、矯正装置が目立ちにくく自分で自由に取り外せるなどのメリットがあります。

矯正治療は治療期間が長いイメージがあり、できるだけ短期間で治療を終えたい方もいるのではないでしょうか。

本記事では、インビザラインの治療にはどれくらいの期間がかかるのか、治療期間を短縮するコツ、インビザラインのメリット・デメリットを解説します。

インビザラインを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

(※1)未承認医薬品等であるため医薬品副作用被害救済制度の対象とはならない可能性があります。

渡辺 政継

監修歯科医師
渡辺 政継(すまいる総合歯科クリニック)

プロフィールをもっと見る
2001年朝日大学歯学部卒業後、新潟、大阪で勤務医として経験を積み、2008年スマイル歯科開業。

インビザライン(マウスピース型矯正)の平均的な治療期間

インビザライン(マウスピース型矯正)の平均的な治療期間
インビザラインは、アメリカのアライン・テクノロジー社が開発したマウスピース型矯正です。
インビザラインは、装着するマウスピースを段階的に交換して少しずつ歯並びを治していきます
歯列矯正というと、治療期間が長いイメージを持っている方もいるのではないでしょうか。歯列矯正は歯茎や神経への負担を減らすために少しずつ歯を動かしていくので、ある程度の治療期間が必要です。以下では、インビザラインの平均的な治療期間を解説します。
実際の治療期間には個人差がありますが、マウスピース型矯正の治療期間の目安として参考にしてください。

部分矯正

部分矯正は、前歯のみなど一部分の歯並びを整える矯正治療です。全体矯正に比べて費用を抑えられる、治療期間が短くなるなどのメリットがあり、デメリットはお口全体の噛み合わせを整えることが難しく、症例によっては抜歯が必要になることなどです。
部分矯正の平均的な治療期間は3ヶ月~1年で、歯列矯正の本数や歯並びの状態によっては6ヵ月程度で治療できることもあります。
マウスピースを装着後は1~2ヵ月に1回程度通院して状態を確認し、歯の動き具合に合わせてマウスピースを交換していきます。治療後は、動かした歯を固定して後戻りを防ぐための保定期間が必要です。保定期間は、通常1~2年程度です。

全体矯正

全体矯正は、奥歯も含めた歯全体を動かして歯並びや噛み合わせを改善します。
全体矯正は部分矯正に比べて幅広い症例に対応できます。歯並びや噛み合わせを整えることで口元を改善することができて、歯磨きなどのメンテナンスもしやすくなりますが、治療中は痛みをともなうことがあったり、スペースを作るために歯を削ったり抜歯が必要な場合があるというデメリットもあります。
全体矯正の場合は動かす歯の本数が多いため、治療期間は1~3年部分矯正よりも長くなります。
全体矯正でも2週間に1回程度でマウスピースを交換していき、治療後は歯を固定するために1~2年の保定期間が必要です。

治療期間を短縮するコツは?

治療期間を短縮するコツは?
インビザラインの治療期間には個人差がありますが、平均的な治療期間は上述したとおり部分矯正で3ヶ月~1年、全体矯正で1~3年となります。
治療期間中は、マウスピースの装着が必要です。インビザラインを検討している方のなかには、マウスピースを装着する期間を短くしたい、なるべく早く治療を終えたいという方もいるのではないでしょうか。
以下では、インビザラインの治療期間を短縮するためのコツを解説します。

マウスピースの装着時間を守る

治療期間を短縮する一つ目のコツは、マウスピースの装着時間をしっかり守ることです。
歯列矯正では、一気に歯を動かすのではなく少しずつ歯を動かしていきます。そのため、決められた装着時間を守らないと、効果的に歯を動かすことができません。
マウスピースの装着時間の目安は1日あたり20時間以上で、できれば22時間程度は装着した方がよいといわれています。22時間となると、ほぼ1日中装着することになります。
治療期間短縮のためには、食事や歯磨き以外の時間はマウスピースを外さずに生活することが大切です。

決められた間隔で通院する

治療期間を短縮する二つ目のコツは、決められた間隔で通院し、しっかり状態を確認してもらうことです。
マウスピース型矯正では、歯並びの状態に合わせてマウスピースを交換して歯並びを改善していきます。スムーズに歯列矯正を進めるには、定期的に通院して歯の動き具合やバランスを確認し、必要に応じて修正を加えていくことが大切です。
通院の頻度は1~2ヵ月に1回程度とされています。歯科医師の指示に従い、決められた間隔を守って通院しましょう。

口腔ケアをしっかり行う

しっかり口腔ケアを行うのも、治療期間を短縮するコツの一つです。
歯の周りにある歯周組織が腫れたり炎症を起こしたりしていると、効果的に歯を動かせません。また、むし歯や歯周病になると矯正治療を中断して歯科治療が必要となる場合があり、矯正期間が長引くことになってしまいます。
スムーズに歯列矯正をするためにも、歯磨きや歯間ブラシの使用などで口腔内を清潔に保ちましょう。マウスピースを外したら水洗いする、定期的に洗浄液で洗うなどして、マウスピース本体を清潔にしておくことも大切です。

光加速装置を使用する

治療期間を短縮するには、光加速装置の使用も挙げられます。
光加速装置は特殊な光を当てて細胞を活性化させ、治療期間を短縮する装置です。歯列矯正の治療期間を50%程度まで短縮でき、痛みも軽減できるという報告があります。デメリットは、患者さん自身で対応する必要があるため操作方法に不安を感じやすいことや、通院頻度が多くなることなどがです。
光加速装置は、マウスピースの上から光を当てて歯の周囲の細胞を活性化させ、マウスピースを交換するペースを早めることで治療期間を短縮します。光加速装置を使用すると、通常10~14日でマウスピースを交換するところを4~5日に短縮できるといわれています。光加速装置は自宅で使用でき、光の照射時間は1日10分程度です。
費用相場は、100,000〜150,000円(税込)程となります。

インビザラインのメリット

インビザラインのメリット
インビザラインは歯を少しずつ動かし、歯や周囲の組織への負担を軽減しながら歯列矯正できる方法です。
以下では、インビザラインのメリットを詳しく解説します。

矯正装置が透明で目立ちにくい

インビザラインは薄い透明なポリウレタン製のマウスピースで、装着していても目立ちにくいのがメリットです。
近くから見ても気付きにくいので、矯正装置が目立たないか不安な方や、人と接する機会が多い仕事をしている方などにおすすめです。
また、装着中の不快感や違和感も少ないといわれています。

食事の時に取り外せる

インビザラインは取り外しできるマウスピースで、食事のときに自分で取り外せるのも大きなメリットです。
取り外せない矯正装置だと、食事中などにわずらわしさを感じることが少なくありません。一方インビザラインは簡単に取り外せるので、通常と変わらずに食事を楽しめます
もちろん、歯磨きの際も取り外し可能です。矯正装置を装着し続けていると、むし歯・歯周病や口臭などのリスクが高くなるといわれています。インビザラインは取り外して普段どおりに歯磨きができるため、むし歯や歯周病などのリスクを減らせるのもメリットといえるでしょう。

インビザラインのデメリット

インビザラインのメリット
インビザラインは矯正装置が目立ちにくく、食事や歯磨きの際に取り外せるというメリットがありますが、一方でデメリットもあります。

対応できる症例が限られている

インビザラインは、歯にかけられる力が弱いため、対応できる症例が限られるのがデメリットの一つです。
歯にかかる力が弱いのは、歯や周囲の組織への負担を減らせる点ではメリットです。しかし、歯を動かす力が小さいので、歯を大きく動かす必要のある症例や顎の骨格が原因の場合には適しません。重度の出っ歯や、歯が数ヵ所で重なる乱ぐい歯などの改善は難しいでしょう。そのため、インビザラインは歯を動かす範囲が小さい軽度の症例に適した治療法だといえます。

自分で装着時間を管理する必要がある

自分で装着時間を管理しなければならない点も、インビザラインのデメリットの一つです。
インビザラインは自分で簡単に取り外せるのがメリットですが、決められた装着時間を守らなければ効果的な歯列矯正はできません。インビザラインは、1日20時間以上正しく装着することが必要です。
食事や歯磨きなど必要な場合のみ取り外し、それ以外の時間は装着し続けるようしっかり自己管理しましょう。

インビザラインのことならすまいる総合歯科クリニックにご相談を

すまいる総合歯科クリニック外観
インビザラインを検討している方は、すまいる総合歯科クリニックに相談してみてはいかがでしょうか。

以下では、すまいる総合歯科クリニックの特徴を紹介します。

インビザラインの症例数・治療経験が豊富で難症例にも対応

すまいる総合歯科クリニックはインビザラインの症例数・治療経験が豊富で、歯をできるだけ抜かない非抜歯矯正にも対応しています。

本来マウスピース型矯正では難しいといわれている、抜歯が必要なケースや前突、開咬などの難しい症例にも対応されています。過去にインビザラインによる治療は難しいと言われた方や、インビザラインに適合するか知りたい方など、インビザラインに関する心配や悩みを持っている方は相談してみてはいかがでしょうか。

また、すまいる総合歯科クリニックでは歯科用CTによる3次元解析を行い、歯並びが広がりすぎてしまったり前歯が前に出てしまうなどのトラブルを防ぐ配慮をされています。インビザラインの豊富な治療経験と技術をお持ちなので、万が一治療中にトラブルがあっても適切に対応してもらえるでしょう。

費用の負担軽減や治療時のストレス軽減に注力

すまいる総合歯科クリニックスタッフ

すまいる総合歯科クリニックは、多くの患者さんに矯正治療を受けて欲しいという想いから、患者さんの費用負担や治療時のストレス軽減に注力されているといいます。矯正治療の相談料はかからず、該当する歯並びからプランを選択して治療を行います。治療費は定額制なので安心して治療に専念できるでしょう。

ライトプラン

目立つ前歯だけを治したい場合のプランで、すきっ歯や軽度のガタガタや前歯のねじれが対象です。
上か下だけ:341,000円(税込)
上下とも:506,000円(税込)

モデレートプラン

軽度の出っ歯や受け口、ガタガタ、すきっ歯など、ライトプランでは難しい場合が対象となります。
上か下だけ:396,000円(税込)
上下とも:649,000円(税込)

エキスパートプラン

抜歯がいるケースや、複雑な歯並びだけれど抜歯をしたくない場合のプランで、重度の凸凹や出っ歯、八重歯などが対象となります。
上下とも:825,000円(税込)

自由診療のため治療費は高額になりますが、無金利の分割プラン、デンタルローンなど支払方法の選択肢が多いため、ご自身にあった方法を選択できます。また、治療にかかる費用は、治療前に総額を提示されています。マウスピースの作り直しや通院回数が増えることによる追加費用はかからないので、安心して治療できるでしょう。

ほかにもすまいる総合歯科クリニックでは、患者さんのストレスを軽減するために短期間での治療に努めています。

治療期間を短縮できる光加速装置を導入しているほか、豊富な症例数を活かして効率的な矯正治療を実現されていて、通院頻度は6~8週間に1回程度だそうです。

総合歯科医院による美しいだけでなく健康のための矯正治療を提供

すまいる総合歯科クリニックは、矯正歯科のほかにも一般歯科や小児歯科、歯科口腔外科、インプラント審美治療ホワイトニング、予防治療など、幅広い診療を行っている総合歯科医院です。そのため、歯列矯正とむし歯や歯周病などの治療が同時に行えます。
治療だけでなくむし歯や歯周病の予防も重視していて、歯並びを治すだけでなく、口腔内の健康を守りながら矯正治療を行う歯科医院です。すまいる総合歯科クリニックは、美しい見た目だけでなく、噛む機能やお口の健康も向上する矯正治療を提供されています。

お口の健康を守りながらきれいな歯並びを実現したい方は、すまいる総合歯科クリニックに相談してみてはいかがでしょうか。

すまいる総合歯科の基本情報

アクセス・住所・診療時間・治療期間・治療回数

伊予鉄道郡中線 古泉駅より徒歩1分

愛媛県伊予郡松前町筒井850番エミフルMASAKI エミモール1F

診療時間
9:30~13:00
15:00~20:00

▲…9:00〜13:00/14:00〜17:00

【治療期間】1年~2年半
【治療回数】20~30回

この記事の監修歯科医師