結婚式まであと1か月。今から歯をきれいにできる？

辻先生

一般的に美しくきれいな歯の条件としては、歯並びがよいこと、歯が白く汚れていないこと、金属がないこと、口腔内が衛生的に保たれていることなどがあげられるでしょう。
まずは汚れを落とし、着色をなくすことから始めましょう。そのほか、白くすることと、金属をなくすこともある程度は可能でしょう。

辻先生

歯の着色の原因は、内部からのものと外部からのものがあります。内部からの原因としては、体質的に歯の黄色味が強いケースや、加齢により歯の表面のエナメル質が摩耗し薄くなることで、内部の象牙質の色が透けて黄ばんで見えるケースなどがあげられます。外部からの原因としては、紅茶やコーヒー、赤ワインなどの飲食物に含まれる色素やタバコのヤニ、歯垢が歯に付着することによる着色などがあります。

辻先生

辻先生

歯科医院でのクリーニングでは、歯垢や歯石、タバコのヤニ、コーヒーや紅茶、ワインなどの着色をある程度は除去することができます。
クリーニングした後の状態を長持ちさせるには、自宅での歯磨きが大切になります。自己流で行うよりも、歯科医院で歯磨き指導をしてもらうと良いですね。

辻先生

大丈夫ですよ。ホワイトニングには3種類あります。オフィスホワイトニングとホームホワイトニング、そしてその両方を併用するデュアルホワイトニングです。

辻先生

まず、オフィスホワイトニングは、クリニック（オフィス）で行うホワイトニングです。専用の薬剤を歯の表面に塗布し、ライトを当てて歯を白くしていきます。1度の施術でも十分実感できる効果を得られ、比較的短期間で白くなりやすい方法です。週1回、連続して3～4回行うこと（約1か月）で、歯を白くすることができます。ホワイトニングの効果を早く実感したいという方や、お手軽にホワイトニングをしてみたいという方にお勧めです。

辻先生

辻先生

3つ目のデュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用して行うホワイトニングです。最初にオフィスホワイトニングを行って早く歯を白くし、そこにホームホワイトニングを併用することで、より自然できれいに白くなります。ホワイトニングの中で最も色戻りしにくい方法でもあります。

辻先生

歯科医院で行うホワイトニングは、歯の表面の汚れを除去するだけでなく歯の中にある色素から漂白します。ですので、個人差はありますが、透明感のある白い歯になるのが特徴です。結果は使う薬剤や、担当するドクター、歯科衛生士の経験によっても異なります。その方に合った治療を行うためにも、ホワイトニングの実績豊富な歯科医院で相談してみることをお勧めします。

辻先生

辻先生

残念ながら、矯正については、最低半年以上の期間が必要です。当院でも、結婚式直前だけど矯正をして欲しいというご依頼は珍しくありません。ただ、「間に合いません」とお断りをせざるを得ないケースも多く、心苦しいですね。

辻先生

結婚式が決まる前、または婚活の時から始めると良いでしょう。矯正専門の先生にしっかりと相談されて、治療方法を決めるのが良いです。矯正の治療途中に結婚式や写真撮影がある場合でも、当日だけ装置を外すことは可能で、当院でも対応をしています。

辻先生

短期間で大きく歯並びを変える方法としては、歯を大幅に削って被せる方法など、その場しのぎの治療がないわけではありませんが、お勧めできません。その時に神経を抜くことになるのは言語道断ですが、そうでなくても後々、歯を失う原因となってしまうリスクがあります。

辻先生

結婚式の1年前には相談に来ていただけると、様々な治療方法をご提案できます。矯正をはじめ、メタルフリーや歯ぎしり、かみ合わせ、口臭対策など、結婚式当日だけでなく人生のパートナーとの生活をする上でも歯科治療は必要です。
婚活を始めた方やプロポーズされた方は、まずは歯科医院へ相談しましょう。それをきっかけに定期的に歯科医院へ通うことで、健康で美しい歯を保っていくことをお勧めします。