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おすすめの小児歯科とは?安心して通える小児歯科選びのポイントについて解説!

 更新日:2024/11/11
おすすめの小児歯科とは?安心して通える小児歯科選びのポイントについて解説!

大人であっても歯医者さんに通院することは、恐怖心を抱いてしまったり、気が進まなかったりするすることはあるでしょう。小さなお子さんが通うのはなおさら大変です。
しかし、子どものうちに正しい歯磨きの方法や定期検診を受ける習慣を身に付けることは、将来的にも大切です。

本記事では、小児歯科と一般歯科の違いや、子どもの頃に生える乳歯の役割、子どもの歯の特徴や安心して通える小児歯科のポイントについて解説します。

村田 和久

監修歯科医師
村田 和久(ゆずり葉歯科)

小児歯科とは

小児歯科とは

はじめに、小児歯科の基本事項と一般歯科との違いについて説明します。

小児歯科とは

小児歯科とは、成長発育期にある子どものむし歯の予防や治療を行う診療科のことをいいます。特別に定められてはいませんが、基本的には0歳から15歳ぐらいまでを対象としています。
むし歯の治療を行うだけでなく、歯磨きの指導や定期検診などを行い、子どもの口の健康を総合的にケアします。お子さんの成長発育に合わせたむし歯の治療や歯並びや噛み合わせの治療、むし歯予防や歯茎の炎症の予防を通して、健康的な口腔環境の実現をサポートします。

小児歯科と一般歯科の違い

むし歯や歯周病などの治療を基本的に行う一般歯科に対して、小児歯科では、歯の生え変わりや将来的な成長を見据えて治療を行うため、以下のようなむし歯予防を重視しています。

・歯磨き指導
子どもの内は、歯磨きを正しく行うことが難しいです。1歳過ぎから歯磨きの練習を始めたとしても、10歳くらいまではひとり磨きを十分に習得できないため、大人によるサポートが必要になります。
小児歯科では、子どものひとり磨きの方法はもちろんのこと、保護者による仕上げ磨きの方法も習うことができます。
こうした歯磨き指導を小さい頃から受けることは、子どもの口腔内の健康を維持するうえで重要です。

フッ素塗布
小児歯科では、フッ素塗布を行います。これは、子どもの歯はエナメル質が未成熟で、むし歯菌が産生する酸によって溶かされやすいからです。歯の成熟を促すフッ素塗布を行うことで、むし歯の予防効果が上昇します。

ちなみに、市販の歯磨き粉にもフッ素が配合されていますが、歯科医院のフッ素塗布で使用するジェルとは濃度が異なります。歯科医師や歯科衛生士といった専門家が取り扱うことが前提となっているため、市販の歯磨き粉の数倍の濃度のフッ素が配合されており、その分だけ歯の再石灰化作用が強くなっています

シーラント
奥歯には、小窩裂溝(しょうかれっこう)という溝が存在しています。子どもの歯はまだ新しく、すり減っていないので、奥歯の溝も深くなっています。奥歯の溝が深いと汚れが溜まりやすいことから、むし歯リスクも上昇します。
そこで小児歯科では「シーラント」というプラスチックの材料を溝に流して、歯の清掃性を向上させます。その結果、子どものむし歯リスクを大きく減らすことができます。シーラントでは、歯を削る必要はありません。歯の表面に薬剤を作用させ、歯科用プラスチックであるレジンを流し込んで固めます。

乳歯の役割

乳歯の役割

子どもの歯である乳歯には、次に挙げるような重要な役割があります。永久歯が生えてくるまでの仮の歯のように考えていると、深刻なトラブルや症状に悩まされかねないため、十分な注意が必要です。

顎や顔の形を整える

乳歯は1歳から生え始めて、3歳くらいには生え揃います。その後は永久歯が生え始める6歳くらいまでは乳歯列で過ごすことになります。1~6歳の間の、子どもの発育の時期に、咀嚼や発音、顔の審美面を支える重要な歯といえます。
その乳歯の本数や生えている位置、噛み合わせに異常があると、顎や顔の形まで悪くしてしまうことがあるため注意が必要です。

永久歯が正常に生えるように導く

乳歯は、永久歯が正常に生えてくるのを導く役割も担っています。
乳歯はある時期を迎えると、自然に抜け落ちますが、その前の段階で下に控えている永久歯に「もうそろそろ生えていいですよ」というサインを送っているのです。そのため、乳歯がむし歯の重症化などでイレギュラーなタイミングで脱落すると、そのサインを受け取ることができず、いつまで経っても永久歯が生えてこないことが起こり得ます。また、乳歯のむし歯の細菌が下に控えている永久歯に感染してしまうこともあります。

正しい発音を促す

正しい発音を習得するためには、正常な歯列が必要となります。
乳歯列期の歯並びに異常があると正しく発音できず、そのしゃべり方が習慣化してしまいます。その結果、永久歯列に変わっても悪い発音が残ってしまう場合もあるのです。

子どもの歯の特徴

子どもの歯の特徴

子どもの歯には、次に挙げるような特徴があります。

乳歯のむし歯は痛みを感じにくい

乳歯のむし歯は、自覚症状が乏しいです。
永久歯のむし歯なら自覚しているような段階でも、乳歯は強い症状が現れにくいため、本人も周りの大人も見逃してしまいがちです。その結果、子どもが自覚した頃には重症化していることも珍しくないのです。しかも厄介なことに、乳歯のむし歯は進行が早く、歯の神経もあっという間に死んでしまうため、子どもによってはむし歯が進行したことを、むし歯が治ったと勘違いするケースがあるのです。

乳歯は永久歯よりもむし歯になりやすい

乳歯は、永久歯よりも歯質の成熟度が低いだけでなく、厚みも半分程度しかないため、むし歯になるリスクが相対的に高くなっています
その点も理解したうえで、子どもの歯のケアをしていくことが重要です。

生え変わったばかりの永久歯は脆い

生え変わったばかりの永久歯も表面のエナメル質が未成熟であることから、むし歯になりやすいといえます。上でも解説した「シーラント」や「フッ素塗布」が必要となるのもそのためです。

特に注意が必要なのが、6歳臼歯と12歳臼歯です。6歳臼歯とは、6歳くらいに生えてくる第一大臼歯で、エナメル質が未成熟なことに加えて、歯の噛む部分の溝が複雑になっているため、むし歯になるリスクが高くなっています。12歳くらいに生えてくる第二大臼歯も同様のため、十分な注意が必要です。

安心して通えるおすすめの小児歯科のポイント

安心して通えるおすすめの小児歯科のポイント

ここからは、安心して通うことができる小児歯科のポイントを解説します。小児歯科選びで悩まれている方は参考にしてみてください。

小児歯科の経験が豊富

前述したように、子どもの歯には大人の歯と異なる性質があります。その違いを理解し、乳歯に特化した歯科治療を行える歯科医院を受診することが大切です。
むし歯を治療する場合でも、子どもの歯や口、全身の発育までを考慮した治療を施すためには、小児歯科に関する十分な知識と経験が必要になります。どのような小児歯科の診療を行ってきたかは、ホームページに掲載されている歯科医師の略歴などで確認することができます。カウンセリングの際に、直接歯科医師に聞くのも良いでしょう。

子どもが楽しく通える雰囲気づくり

子どもは歯科医院に対して、怖い場所であるというイメージを抱きがちです。歯を削る音が響いていたり、消毒薬の臭いが充満していたりするため、そう感じるのかもしれません。
そうした歯科医院へのネガティブなイメージをなくすために、待っている間も楽しく過ごせるようにキッズスペースを完備していたり、壁紙をお子さんが好むデザインにしているなど、子どもが楽しく通える雰囲気づくりをしている歯科医院は子どもが通いやすいでしょう。

子どもの治療への恐怖心を和らげるための工夫

子どもの歯科治療が得意な歯科医院は、診療の随所に恐怖心を和らげるための工夫を凝らしています。
できるだけ痛みの少ない治療を心がけるだけでなく、歯科医師や歯科衛生士が子どもと楽しくコミュニケーションとったり、保護者の方と一緒に診療を受けられるファミリールームを完備していたり、子どもが安心して通院できるような環境づくりを行っています。

歯医者さんに慣れるトレーニングから始めてくれる

初めて経験することは、順を追って進めていく方が良いです。特に口腔内にさまざまな処置を施す歯科治療となると、いきなり歯を削る処置から始めてしまえば、子どもは歯医者嫌いになってしまうかもしれません。
そこで重要なのが、歯科医師や歯科医院自体に慣れるトレーニングから始めてくれることです。初回は歯科医師やスタッフと仲良く話し、治療に使用する器具などを触るなどしてその場の雰囲気に慣れていきます。そのようにして子どもとの信頼関係を築いていってくれる歯科医師なら、保護者の方も安心して治療を任せられることでしょう。

予防診療にも力を入れている

歯や歯茎のトラブルは進行してからではなく、早い段階で適切な処置をすることで健康な状態を保てるようになるため、予防治療に力を入れている小児歯科を選ぶようにしましょう。
前述したように、乳歯は永久歯よりもむし歯になりやすいです。しっかりと口腔ケアを行って、口の中のトラブルを予防することが大切です。

安心して通える小児歯科ならゆずり葉歯科に相談を

ここまで、小児歯科と一般歯科の違いや、子どもの頃に生える乳歯の役割、子どもの歯の特徴や安心して通える小児歯科のポイントについて解説してきました。最後に、埼玉県桶川市でお子さんと保護者の方が安心して通える小児歯科診療を行っているゆずり葉歯科について紹介します。

丁寧な説明と痛みの少ない治療

ゆずり葉歯科

ゆずり葉歯科では、むし歯などの治療の際にお子さんができるだけ不安や恐怖を感じないように、丁寧な説明と痛みの少ない治療を心がけられているそうです。
歯や歯茎のトラブルを早期に発見できれば、子どもにとって少ない負担で治療を施すことができるため、定期的に健診を受けることを推奨されているといいます。

親子で診察を受けられるファミリールームを完備

ゆずり葉歯科には、子どもと保護者の方が一緒に治療を受けられるファミリールームが完備されています。
保護者の方が治療を受けている間に、子どもが目の届く範囲にいられるので安心できるでしょう。親子で通院することも可能ですし、治療を受ける保護者の方の様子を見てお子さんが歯科治療に慣れていくことも期待できます。

子どもが楽しく通院できる雰囲気づくり

ゆずり葉歯科キッズスペース

ゆずり葉歯科の院内には、海をイメージした壁紙や秘密基地のような出入口、亀の形をした椅子など、お子さんがワクワクするような工夫が随所に凝らされています。
子どもが小さいうちから自分の歯や歯茎の健康をしっかりと意識し、適切な方法でセルフケアを行い、定期的に検診を受けることが口の健康を守ることにつながるため、恐怖心を抱きやすい小さな子どもでも楽しく通院できる雰囲気づくりを大切にされているそうです。

楽しく気軽に通えて大人も子どももワクワク通える歯科医院を目指しているというゆずり葉歯科で、親子揃って歯科治療を受けてはいかがでしょうか。

ゆずり葉歯科の基本情報

アクセス・住所・診療時間

JR高崎線 桶川駅 車で5分

埼玉県桶川市下日出谷東2-14-2

診療時間
9:00~12:30
14:00~20:30

▲…13:30~18:30
※祝日がある週は木曜日が振替診療日になります。

この記事の監修歯科医師