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歯医者とサロンのホワイトニングの違い|それぞれのメリット・デメリット

 公開日:2025/03/04
歯医者とサロンのホワイトニングの違い|それぞれのメリット・デメリット

歯のホワイトニングは、歯医者だけでなくサロンでも受けられます。

歯医者のホワイトニングとサロンのホワイトニングには、どのような違いがあるかご存知ですか?

ホワイトニングは、適切な方法を選択しないと効果を得られず、時間やお金の無駄になってしまいます。

本記事では、歯医者とサロンのホワイトニングの違いや、それぞれのメリット・デメリットを解説します。違いを理解したうえで慎重に検討しましょう。

小島 弘充

監修歯科医師
小島 弘充(小島歯科)

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愛知学院大学歯学部 卒業
歯科医師臨床研修指導医
歯学博士

歯医者とサロンのホワイトニングの違い

歯医者とサロンのホワイトニングの違い
歯のホワイトニングは、歯医者で行うものとサロンで行うものがあります。違いを把握して、どちらを選ぶべきかを慎重に検討しましょう。歯医者とサロンの違いを解説します。

使用できる薬剤の違い

歯医者とサロンでは、ホワイトニングに使用する薬剤・器材が大きく異なります。
歯医者では、過酸化水素や過酸化尿素という成分が含まれている漂白効果のある薬剤を使って施術を行うため、歯そのものを白くします。これらは医薬品であるため、歯科医師などの免許がないと使用できません。
一方、サロンでは医薬品は使用できません。ポリリン酸や酸化チタンなどの薬剤を使用して、歯に付いている着色などを落とすことで歯を白くします。

効果の違い

歯医者とサロンでは、使用する薬剤や器材の違いにより、ホワイトニング効果にも大きな差があります。
歯が着色してしまう原因はさまざまであり、原因に合わせたホワイトニング方法を選択しなければいけません。
歯医者では、歯の状態を診察して適切なホワイトニング方法を提案してくれるので、高い効果が期待できます。また、持続期間も6ヶ月〜1年程とされています。
一方サロンでは、歯の表面の汚れを落とすだけになるため、歯の内部に原因がある着色には効果がありません。持続効果も数日〜3週間程です。

施術者の違い

実際にホワイトニングを行う施術者も、歯医者とサロンでは大きく異なります。
歯医者では、専門的な知識と技術を持った歯科医師や歯科衛生士などが施術を行い、医療行為としてのホワイトニングが可能です。
サロンには、歯科医師や歯科衛生士がいないため、従業員が施術を行います。しかし、実際に顧客の歯に対して施術を行うのは医療行為になる可能性があるため、一般的なサロンでは従業員の指導のもとに自分でホワイトニングを行います。

費用の違い

ホワイトニングにかかる費用は、施術する歯の本数やホワイトニングの方法によって大きく異なります。歯医者で行うホワイトニングには複数の種類がありますが、10,000〜80,000円(税込)程度が相場です。
サロンでのホワイトニングは、費用やサービス内容もサロンによって大きく異なります。費用相場は2,000〜10,000円(税込)程度です。

歯医者のホワイトニングの主な種類

歯医者のホワイトニングの主な種類
歯医者で行うホワイトニングは、使用する薬剤や施術方法によっていくつか種類があります。歯の着色の原因や程度に合わせて、効果の高いホワイトニングの種類を選びましょう。また、通院できる回数やスケジュールに制限がある場合にも、ホワイトニングの種類選びは重要になります。歯科医師と相談しながら、適切な利用方法を選択できるのも歯医者でのホワイトニングのメリットです。
歯医者でのホワイトニングの種類をみていきましょう。

オフィスホワイトニング

オフィスホワイトニングとは、歯医者で歯科医師や歯科衛生士が施術するホワイトニングの方法です。濃度の高い薬剤を使用し、特殊な光を歯に当てて表面を漂白します。
リスク管理された歯医者で施術してもらえて、短時間で高いホワイトニング効果を期待できるのがメリットです。
一方で、強力な薬剤によって歯の表面が一時的に弱くなるため、すぐに着色して色戻りしてしまう可能性もあります。通院する必要があり、着色の状態によって必要な通院回数は異なります。
オフィスホワイトニングの費用相場は、10,000〜50,000円(税込)程です。

ホームホワイトニング

ホームホワイトニングは、歯医者で作成したマウスピースを用いて、患者さんが自宅で行うホワイトニングです。
上下の歯型に合わせたマウスピースを作製し、マウスピースに塗る薬剤を処方されたら、後は患者さんが自宅でホワイトニングを行います。通院の回数が少ないため、忙しくて通院が難しい方に適しています。
薬剤の濃度はオフィスホワイトニングよりも低いため、効果が出るまでには2週間~2ヶ月程度と長期間かかるのがデメリットです。歯へのダメージが少ないため、色戻りや知覚過敏が起こりづらく、希望の白さになるまで続けやすいメリットもあります。
ホームホワイトニングの費用相場は、10,000〜50,000円(税込)程です。

デュアルホワイトニング

デュアルホワイトニングとは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせたホワイトニング方法です。ホームホワイトニングのマウスピースを作製したうえで、通院してのオフィスホワイトニングも併用していきます。
オフィスホワイトニングで即効性を確保しながら、ホームホワイトニングで希望の白さになるまで調整していけるのがメリットです。着色が強い方や白くなりにくい方が、短期間で黄ばみを改善したい場合に適しています。一方、知覚過敏になりやすかったり費用が高いといったデメリットもあります。
ホームホワイトニングの費用相場は、30,000〜100,000円(税込)程です。

ポリリン酸ホワイトニング

ポリリン酸ホワイトニング(※)とは、従来の過酸化水素よりも歯へのダメージが少ないポリリン酸を使用したホワイトニング方法です。
ポリリン酸は市販の歯みがき粉にも使用される成分で、オフィスホワイトニングで用いられる過酸化水素よりも知覚過敏や色戻りが起こりづらくなります。痛みが少なく、歯の表面を強化しながら歯を白くしていきます。
一方で、過酸化水素に比べてホワイトニング効果は劣るため、着色が軽微な方に適しています。歯が白くなりすぎず、自然な白さになりやすいという特徴があります。
ポリリン酸ホワイトニングの費用相場は、5,000〜15,000円(税込)程です。

(※)未承認医薬品等であるため医薬品副作用被害救済制度の対象とはならない可能性があります。

歯医者のホワイトニングのメリット・デメリット

歯医者のホワイトニングのメリット・デメリット
ホワイトニングの方法を選ぶ際には、それぞれのメリット・デメリットを理解して慎重に検討しましょう。まずは、歯医者で行うホワイトニングの主なメリットとデメリットを解説します。

メリット:歯や歯茎の状態を考慮したうえで施術してくれる

歯医者では、歯科医師がお口全体の状態を診察し、適切な治療を行います。むし歯や歯周病があれば、ホワイトニングの前に治療を行うこともあるでしょう。着色の原因も調べたうえで、適切なホワイトニング方法を提案してもらえます。

メリット:効果を実感しやすい

歯医者で行うホワイトニングは、医薬品成分を含む高濃度の薬剤を使用します。短期間でホワイトニング効果を実感しやすいでしょう。

メリット:安全性が高い

歯医者では、専門的な知識と技術を持った歯科医師や歯科衛生士がホワイトニングを行います。もし、知覚過敏などの副作用が出た場合でも迅速に対処できるため、安全性を重視される方に適しています。

デメリット:ホワイトニング後の食べ物や飲み物に注意する必要がある

歯医者でのホワイトニングは、使用する薬剤の濃度が高い分、歯へのダメージも大きくなります。一時的に歯の表面が弱くなるため、施術直後にコーヒーやカレーなどを飲食すると、再着色してしまうことが少なくありません。
このような色戻りを防ぐため、一定期間は飲食物に制限があります。ホワイトニングの種類によって期間は変動しますので、詳しくは施術を受けた歯科医院へ確認してください。

デメリット:複数回施術を行う必要がある

着色の程度にもよりますが、一度ではなく複数回施術を行うことも少なくありません。通院が必要だったり、自宅で何度もマウスピースを付けたりする負担があります。どのくらいの施術回数が必要なのかは、ホワイトニング前に歯科医師から説明を受けましょう。

サロンのホワイトニングのメリット・デメリット

サロンのホワイトニングのメリット・デメリット
サロンのホワイトニングには、どのようなメリット・デメリットがあるかを理解したうえで、慎重に検討しましょう。サロンで行うホワイトニングの主なメリットとデメリットを解説します。

メリット:費用が安い

サロンでは歯医者のような高額な機材や薬剤が必要なく、歯科医師や歯科衛生士もいません。一般的に、サロンのホワイトニング費用は歯医者よりも安くなる傾向にあります。ただし、美容エステなどほかのサービスと組み合わせて高額になる場合もあるので注意しましょう。

メリット:手軽にできる

サロンのホワイトニングは、手軽に行えるというメリットがあります。ホワイトニング専門のサロンは短時間の施術で自身で行うため、気軽にできるでしょう。

デメリット:歯の表面の着色汚れを落とすにとどまる

サロンのホワイトニングは、歯の表面の汚れを落とすだけになります。歯そのものを白くする効果は期待できないため、歯の内部が変色している場合にはサロンホワイトニングでは満足できないケースもあるでしょう。

デメリット:色ムラができることがある

サロンでのホワイトニングは、歯医者のように歯科医師や歯科衛生士が施術するわけではないため、色ムラができることがあります。着色が落ちる部分と落ちない部分が際立って、かえって見た目が悪くなってしまうケースも少なくありません。

デメリット:万が一トラブルが発生しても対処できない

サロンには歯科医師や歯科衛生士が在籍していないため、万が一のトラブルに対処できない可能性があります。サロンでのホワイトニング中にトラブルが起きた場合の免責事項や対処法などは契約前によく確認しておきましょう。

ホワイトニングのことなら小島歯科にご相談を

小島歯科
歯医者でのホワイトニングを検討中なら、名古屋市守山区の小島歯科を受診してみてはいかがでしょうか。JR中央本線の新守山駅より徒歩5分の立地で、専用駐車場も完備されています。

むし歯や歯周病の予防治療を行いながら、ホワイトニングなどの審美治療にも力を入れている歯科医院です。見た目の美しさと、身体への優しさを考えた審美治療をモットーに治療を提供しています。

専門知識を持った歯科衛生士によるオフィスホワイトニング

小島歯科では、患者さんが自信を持って笑える美しい口元を提供するため、審美治療に力を入れています。
オフィスホワイトニングでは、専門知識と豊富な経験を持つ歯科衛生士が、一人ひとりの歯の状態に合わせた丁寧な施術を行います。
オフィスホワイトニングは、高濃度の薬剤を歯に塗布し、特殊な光を照射することで短時間で効果を発揮するホワイトニング方法です。

患者さんのご希望に合わせたホワイトニングを提案

小島歯科
小島歯科では、オフィスホワイトニングやホームホワイトニング、デュアルホワイトニングポリリン酸ホワイトニングなど、さまざまなホワイトニングに対応しています。患者さんのお口の状態や事情に合わせて、適切なホワイトニング方法を提案してもらえます。
自信のある、白く明るい歯を目指しているため、気になる方は小島歯科を受診してみてはいかがでしょうか。

予防治療に力を入れているアットホームで気軽に相談できる歯科医院

歯の健康を末永く保つためにも、定期的な歯科検診は欠かせません。小島歯科では、ホワイトニングだけでなく、むし歯や歯周病の悪化を未然に防ぐ予防治療にも力を入れています。

歯の健康的な機能と見た目の美しさを保つため、ホワイトニングは歯医者で行うのがおすすめです。名古屋市守山区付近でホワイトニングができる歯医者をお探しなら、小島歯科を受診してみてはいかがでしょうか。

小島歯科の基本情報

アクセス・住所・診療時間・費用・治療期間・治療回数

JR線 新守山駅 徒歩5分

愛知県名古屋市守山区幸心1-717

診療時間
9:00~12:30
14:30~18:30


▲:14:00~18:00
※祝日のある週の木曜日は診療

【費用(税込)】
ポリリン酸ホワイトニング:1歯 500円 20歯 10,000円
【治療期間】1ヶ月程度
【治療回数】1回(お口の状態やホワイトニング方法で回数が異なります。)

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