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子どもの歯のむし歯の特徴は?治療・予防についても解説

 更新日:2024/03/08
子どもの歯のむし歯の特徴は?治療・予防についても解説

「子どもはいつ頃から歯科医院に連れていけばいいのか」「きちんと歯磨きができているか気になる」と考えている方は多いのではないでしょうか。

小児歯科ではどのような治療を行っているのかわからないと、連れて行くタイミングに悩んでしまうものです。

乳歯はいずれ永久歯に生え変わるためむし歯になっても大丈夫と考えている方もいますが、乳歯にむし歯があると永久歯にも影響します。そのため、早めに治療を行う必要があるのです。

この記事では、子どものむし歯の特徴・治療・予防について解説します。

また、記事の後半では、小児歯科のむし歯治療以外の役割についても解説しているので、子どもを歯科に連れて行くか悩んでいる方は参考にしてみてください。

村田 和久

監修歯科医師
村田 和久(ゆずり葉歯科)

子どもの歯(乳歯)のむし歯の特徴

>子どもの歯(乳歯)のむし歯の特徴
子どものむし歯にはどのような特徴があるのでしょうか。ここでは、乳歯は生え変わるけれどそれでも治療が必要なのかも含めて、乳歯のむし歯の特徴について解説します。

歯の質が柔らかくむし歯が進行しやすい

乳歯はむし歯になりやすいことが知られています。これは、生えたばかりの歯は柔らかく、石灰化が進んで十分に硬くなるまでには2〜4年程度かかるためです。
乳歯は柔らかいことから、むし歯が急速に進行してしまうことが多くあります。また子どもはお菓子やジュースなどの砂糖の多いものを好んで摂取することも一因です。
甘いものは食べてはいけないわけではありませんが、時間を決めてだらだら食べないことが大切です。
食べた後には歯磨きをすることも忘れないようにして、できないときには水・お茶を飲むことでむし歯を予防しましょう。

痛みなどの自覚症状がない状態で進行しやすい

乳歯のむし歯は痛みを感じられなかったり、子どもが痛みや違和感をうまく伝えられなかったりすることが多く、見つかったときには症状が進行していることも少なくありません。

奥歯の溝から発生することが多い

むし歯が発生しやすい奥歯は歯垢(プラーク)がつきやすく、歯磨きでもしっかりと歯垢(プラーク)を取ることが難しい場所です。
子どものむし歯の多くは、奥歯の溝から発生します。奥歯の溝や歯と歯の間がむし歯になってしまい、無症状のまま進行してしまうことがあるのです。

口腔内にむし歯菌が増えると永久歯もむし歯になりやすくなる

乳歯がむし歯になると、口腔内にむし歯菌が増えて永久歯もむし歯になる可能性が高まります。
むし歯菌はほとんどの人の口の中に存在している菌で、食事に含まれる糖分を使って酸を作ることで歯を溶かしてむし歯にします。この菌を増やさないようにして、菌が酸を産生しないような生活を送ることでむし歯は予防できます。
また、歯を強くすることもむし歯の予防につながっていくのです。

子どものむし歯の治療方法

子どものむし歯の治療方法
歯科医院では、子どものむし歯はどのように治療を行うのでしょうか。
ここでは、乳歯の初期のむし歯と穴の開いたむし歯の治療方法について解説します。

初期のむし歯の場合

穴の開いていない初期のむし歯を治療する場合、歯を削らずに治療を行います。
歯の表面が白くなっている状態の初期のむし歯は、歯垢(プラーク)をためないように歯磨きをして、フッ化物を使用して再石灰化することで元に戻していきます。
時間がかかることもある治療ですが、歯を削らずに治療できます。穴が開く前の初期段階でむし歯を発見して、早期に治療を開始することで歯を守ることが可能です。
また、低年齢・治療困難な子どものむし歯には、むし歯の進行を止めるためにフッ化ジアミン銀製剤を歯に直接塗布します。この薬剤は、塗った部分が黒くなることがあります。

穴の開いたむし歯の場合

乳歯でも永久歯と同じように治療を行っていくため、穴が開いたむし歯は歯を削って詰め物をします。
深いむし歯や痛みの出るむし歯は、場合によっては麻酔をして神経をとって被せ物をする必要があります。しかし、神経を抜いて被せ物をした場合、乳歯が抜ける前に横から永久歯が生えてきてしまうことがあります。この場合には歯科医院で乳歯を抜いてもらう必要があります。

小児歯科で行う子どものむし歯の予防方法

小児歯科で行う子どものむし歯の予防方法
ここまで、子どものむし歯の治療方法について解説してきましたが、子どもがむし歯にならないように予防することはできるのでしょうか。
ここでは、小児歯科で行う乳歯のむし歯の予防方法について解説します。

シーラント

シーラントとは、奥歯の溝を物理的に埋めることでむし歯を予防する方法です。
シーラントに用いる薬剤に含まれるフッ化物により、歯の再石灰化を促進することもむし歯予防につながります。シーラントは、4年以上で60%程度のむし歯予防効果が認められています。さらにシーラントとフッ化物塗布を組み合わせることで、大きなむし歯予防効果があるといわれています。
しかし、シーラントの効果は永久とは限らず、取れたり欠けたりすることがあります。その場合には再度塗布することで予防効果を維持することができるので、定期的に歯科医院で検診を受けると良いでしょう。

フッ化物塗布

フッ化物塗布とは、高濃度のフッ化物を歯科医師・歯科衛生士が歯面に塗布する予防方法です。
乳歯のむし歯予防のために、歯の生え始めから使用されます。ジェルと液体の薬剤があり、歯ブラシや綿などで塗布します。フッ化物塗布後は30分程度飲食を避ける必要があります。
1回受けただけで十分な効果があるものではないので、年に2回以上を定期的に続けます。日常的に使用する歯磨き粉に含まれるフッ化物も、歯を強くすることでむし歯を予防します。
毎日使うことでむし歯予防効果が高まるので、習慣的に使いましょう。

歯磨きの指導

歯磨きはむし歯菌を減らしむし歯を予防するためにとても大切な手段です。
むし歯菌を減らすには、歯に付着する汚れである歯垢(プラーク)を除去します。これはうがいで取ることはできないため、歯磨きをする必要があります。
歯磨きは主に、歯茎に近い部分の歯に付着したプラークを取るために行うものです。歯と歯の間の汚れは歯ブラシだけでは取ることができないので、デンタルフロスや歯間ブラシを使用して磨く必要があります。
このようなことを家庭で子どもに教えるのは難しく、正しい方法かもわからない場合があるので、歯科医院で歯磨きの指導を受けることはむし歯の予防につながります。
歯科医院では、歯科医師・歯科衛生士が磨き残しの確認や歯ブラシの持ち方・当て方、仕上げ磨きの方法などを指導してくれます。

歯の定期検査

歯の定期検査はむし歯を見つけるためにも必要な検査ですが、それだけではなく子どもの成長や歯の健康を守るための大切な機会の1つです。
乳歯のむし歯は、子どもが痛いと伝えなかったり、痛みを感じなかったりするうちに進行してしまいます。このため、定期検査を受けることで、子どものむし歯の早期発見・早期治療にもつながるのです。
また、治療が完了した後も定期的に検査を受けることで、乳歯から永久歯に生え変わる際に成長に問題はないかも診察できます。定期検査では以下のようなことを確認します。

  • 歯磨き方法や習慣
  • 乳歯から永久歯への生え変わり
  • 歯並び・噛み合わせ
  • 成長に合った食べ方が身についているかどうか
  • 食事や砂糖の摂り方

このように、定期的に歯科医院を受診することは、子どもの歯の成長を確認したり、長く子どもの歯を守るために有効です。年に一度の保育園や幼稚園の歯科検診で異常がなければいいのではないかと思うかもしれませんが、これは集団スクリーニング検査です。一人ひとりに合わせた歯磨き指導や正しい診断を受けるためにも、定期的な歯科医院での定期検査を受けましょう。

子どものむし歯のことならゆずり葉歯科にご相談を

ゆずり葉歯科 治療風景
ゆずり葉歯科は、埼玉県桶川市のベニバナウォーク桶川の正面にある緑の看板が目印の歯科医院です。医院には駐車スペースが10台あり、小さいお子さんがいる場合でも車で通院しやすくなっています。

子どものむし歯のことなら、家族で長く通える歯科医院であるゆずり葉歯科に相談してみましょう。

歯科用CTをはじめとする診療設備や診療メニューが充実

ゆずり葉歯科 歯科用CT
ゆずり葉歯科は、歯科用CTやインパルスデンタルレーザーなどの先進的な機械を院内に完備されています。そのため、歯の神経の状態を確認したり、痛みや不快感の少ない治療を提供することが可能となっています。

また、小児歯科の他にも一般歯科・矯正歯科・予防治療・訪問歯科診療も行っていて、子どもから大人まで幅広く通える歯科医院です。

予防治療は、むし歯になる前に行うことで歯の健康を守るための治療です。歯科医師や歯科衛生士から歯磨きや予防方法について指導を受けます。

幼少期から正しい歯磨き指導を受けることで、大切な歯を長く使っていくための習慣づけにもつながっていきます。

遊び心満載でお子さんがまた行きたくなるファミリールームを完備

ゆずり葉歯科には、診療時間を楽しく過ごせるファミリールームがあります。お子さんがまた行きたいと思えるような楽しい診察室です。

海をイメージした壁紙や秘密基地のような出入口で、家族で一緒に治療を受けることができます。

歯科医院は怖い・痛いというイメージを持ってしまう子どもが多いですが、ゆずり葉歯科はまた行きたいと思える遊び心満載の楽しく通える歯科医院で、安心して治療が受けられるでしょう。

親子で一緒に治療できる楽しく通える歯科医院

ゆずり葉歯科 院内
子どもの歯がむし歯になると、乳歯は永久歯よりも柔らかいため自覚症状が出ないまま急速に進行します。奥歯や歯と歯の間の外からの見た目ではわからない歯がむし歯になってしまうと、気づかないうちに悪化してしまうのです。

また、乳歯がむし歯になると口腔内のむし歯菌の数が増えてしまうので、その後に生えてくる永久歯もむし歯になりやすくなります。

このことを避けるためにも、乳歯のむし歯は放置せずに治療を行うことが大切です。

子どもの口腔内は、成長と共に変化していきます。変化に合わせて適切な治療を施すことが子どもの歯の健康のためには重要となります。家族で通える信頼できる歯科医院を見つけることは、子どもの成長のためにも必要なことでしょう。

ゆずり葉歯科では、治療とともに歯科検診や予防、異常の早期発見・早期治療を行っており、ご家族皆さんで通える歯科医院です。親子で通える歯科医院をお探しの方はぜひご相談ください。

ゆずり葉歯科の基本情報

アクセス・住所・診療時間

JR高崎線 桶川駅 徒歩16分

埼玉県桶川市下日出谷東2丁目14−2

診療時間
09:00〜12:30
14:00〜20:00

▲:13:30〜18:30
最終受付時間30分前

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