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根管治療の費用はいくら?保険治療と自費治療はどんな差がある?

深刻な虫歯を抜歯せずに治療できる根管治療は、保険制度の範囲内でも治療できます。保険に加入している患者であれば3割負担で治療してもらえますが、どれくらいの費用が掛かるのでしょうか。
また、保険適用外の治療を自費で支払うことも選択できますが、保険治療とどれぐらいの差があるのでしょうか。根管治療の費用について、Medical DOC編集部がお届けします。

この記事の監修歯科医師
呉本 勝隆 (クレモト歯科なんば診療所 院長)


 

保険の範囲内での根管治療の費用


 

保険適用の場合の費用計算の仕方

ご存知のように保険適用の診療の費用は、保険点数を加算することによって算出をします。「根管治療をしたらいくら」というザックリとした計算ではなく、治療の工程それぞれの段階を点数化して、すべての点数を加算し、合計の費用を計算するという方法です。歯科医院に対する報酬は、合計した点数の10倍という計算になります。
通常の保険制度に加入している場合、加入者の負担する費用は最大で3割となるので、一般の患者は歯科医院の報酬の額に0.3を掛けた金額を治療費として支払います。70歳以上の方の負担割合は、所得により1割から2割まで減免されます。
なお、保険適用の根管治療は、レントゲン撮影、神経を切り取る処置、消毒のための薬剤を塗布する処置、根っこに薬剤を詰めてかぶせ物をする処置が含まれます。

 

治療のそれぞれの工程の費用

・診察料:1,000円程度
歯科医院を受診したら必ずかかる費用です。患部を診てカウンセリングをしてくれて、どのような治療がなぜ必要なのかを説明してくれます。
・レントゲン撮影:1,200円程度
適切な治療をするために必要な情報を得るためにレントゲン撮影をして、虫歯の状態を詳しく見られるようにします。すべての歯の状態を撮影できるパノラマのレントゲン撮影で、全体の状態を確認することが多いですが、場合によっては個別の歯を撮影する小さなレントゲン撮影も使う場合があります。この場合は1ヵ所200円程度の費用がかかります。
・神経を切除する処置:500円から2,000円程度
根管治療の1つのステップとして、虫歯になっている歯の内部の神経をすべて切除します。歯によって、根管の数が異なりますから、処置の費用も根管の数に従って変動します。前歯であれば、根管の数は1つですが、奥歯であれは、1つの歯に2-3個の根管があります。
・消毒をする処置:1,000円程度
消毒の費用は、2回目以降の通院から必要になる費用です。3回ぐらい消毒処置が行われるとして計算しています。この費用も、根管の数によって診療点数が変動し、金額も変わります。
・詰め物をする処置:1,000円程度
詰め物の費用は、複数回通院しても1回しかかかりません。この費用についても、根管の数で変わってきます。
合計で、4回通院したとして、6,000円程度の費用が必要になります。

 

保険適用の根管治療の問題点

根管治療の費用負担は、重篤な虫歯の治療にもかかわらず、比較的軽いのではないでしょうか。
他の国の歯科医院では、同じような根管治療をするケースでも数倍から数十倍の費用がかかってしまうこともあるようです。払えない場合は、根管治療をしてもらうことができず、仕方なく抜歯という処置になってしまうようです。日本は、医療保険制度のおかげで、多くの虫歯が抜歯を免れています。
しかし、世界的に見て安価であることが、別の問題を招く側面も存在しています。歯科医院は、根管治療を施したとしても多くの報酬を得ることができないため、短時間で治療を終わらせてしまうかもしれないのです。
根管治療の要は、丁寧に消毒して患部に細菌が入らない状態を長く保てるようにすることにあります。より良い処置を求めるなら、ある程度の治療時間は必要になってきます。
十分な消毒作業がなされずに治療を終えてしまうと、かぶせ物で閉じてしまった患部に再び細菌が繁殖してしまいかねません、激しい痛みを感じたり、抜歯しなければならなくなったりすることも起こっているようです。そのため、保険適用の範囲外の治療を選択する患者さんも増えてきているようです。

 

保険適用の範囲外の根管治療の費用


 

保険適用の範囲外の根管治療はどんなもの?

保険適用の範囲外の根管治療にはどのようなものがあるでしょうか。日本ではまだ数が少ないものの、「ラバーダム」と「マイクロスコープ」を使用した治療方法が、高い成功率の治療法として確立されてきています。
「ラバーダム」は、薄いゴム膜で、患部の歯を他から隔離するために使います。根管治療の目的は、患部を丁寧に消毒して、細菌をすべて除去することです。しかし、口腔内の他の箇所には、菌がたくさん存在しますから、いくらきちんと消毒したと思っても、唾液を通して他の箇所の菌が侵入してしまいます。それを防いでくれるのが、このラバーダムです。
「マイクロスコープ」は、深くまで内部の穴を掘り下げた歯の内部の様子を見ることができる顕微鏡です。歯の根っこの奥までは、肉眼が届きません。したがって、神経切除処置や消毒処置を、ある意味「手探り状態」ですることになります。
しかも、それぞれの歯によって根管の状態が異なり、枝状に分かれていたりすることも多くあります。十分な処置を施すことがとても困難なのです。「マイクロスコープ」を使用すれば、患部の様子を鮮明に拡大した映像で見ながら処置を進めるため、確実な治療が期待できます。

 

保険適用外の根管治療の費用

保険適用外の自由診療を選択できる歯科医院は、その高い技術と経験により、成功率の高い根管治療を目指しています。質のよい治療器具を使用すると、保険診療の点数によって定められた報酬では、コストが大幅にオーバーしてしまいます。日本の医療制度上、こういったケースは保険適用外の治療として扱われることになり、費用が高くなってしまします。
1本の根管を治療するのに、10万円ほどかかることも少なくありません。

 

保険適用外の根管治療の価値


保険の範囲内の根管治療と比べ、自由診療の根管治療は高額であることがわかりました。
ただし、保険での根管治療は、医療制度の都合上、成功率が高くないようです。そのため、治療したのに、再度根管治療が必要になってしまったり、抜歯せざるを得なくなったりするケースもあります。自分の歯を多く保つことは健康のためにもとても重要なことですから、保険適用外の治療が高いと感じる場合でも検討の余地があるのではないでしょうか。
根管治療の費用について詳しくご説明しました。よい歯を長く保つために、お伝えした情報をご活用いただければ幸いに思います。

呉本 勝隆 歯科医師 クレモト歯科なんば診療所 院長監修ドクターのコメント
根管治療と聞いても耳慣れない方が多いでしょう。根管とは、神経の通っている歯の根っこの管を指します。歯茎に腫れや痛みが生じていたら、その原因は、根管にたまった“うみ”かもしれません。歯茎にニキビ状の発疹を見かけたら要注意です。根管にたまったうみが出口を求めて発疹を起こしているかもしれないからです。根管治療を長引かせないためにも、ちょっとした歯茎の赤みや腫れの段階で、歯科医院を受診してください。当院では、根管の構造を把握する歯科用CT、勘や経験則によらず拡大して内部を見ることのできるマイクロスコープ、治療中に細菌を含んだ唾液が流れ込まないようにするラバーダムなどをご用意し、万全の根管治療を心がけています。
 
監修ドクター:呉本 勝隆 歯科医師 クレモト歯科なんば診療所 院長



 

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クレモト歯科なんば診療所

出典:http://www.kuremoto-namba.com/

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