歯が痛いときに冷やすと楽になるって本当?上手な冷やし方も伝授

歯が痛いときにスケジュールなどタイミングによっては、すぐに歯科医の診察を受けることができないという人もいるでしょう。そんなときに実践したいのが、歯の痛みを抑えるための応急処置です。歯の痛みを和らげる方法として、おすすめなのが冷やすことです。実際に歯の痛みがでたときには、具体的にどんな方法で冷やしたらいいのか気になりますよね。この記事では、歯の痛みがでたときの冷やす理由や冷やし方について、歯科編集部サプリがお届けします。

この記事の監修歯科医師
村井 眞之 (村井歯科 院長)

 歯が痛いときに冷やすと改善する理由


一言で歯の痛みといっても、歯が痛む原因にはさまざまあります。健康な歯でも、急激な温度変化によって痛みを感じることはよくあることです。そのほかの原因として考えられる歯の痛みの原因には、虫歯によるもの、歯肉の炎症、そのほか器官のトラブルが原因で痛みを感じることもあります。
たとえば、口は鼻や耳ともつながっているので、これらの器官が炎症を起こすことで、近くにある歯が痛みを感じることもあるのです。また、心臓の病気が原因で、歯が痛むということもあります。ここでは、歯の痛みを感じるメカニズムと、歯を冷やすと痛みに有効な理由について説明します。

歯が痛みを感じるメカニズム

虫歯やそのほかのトラブルなど、どんな原因であれ歯の痛みを感じるのは、神経への刺激がかかわっています。歯の内部には血管だけでなく多くの神経が通っているため、なんらかの原因によって神経が刺激されることで、歯の痛みとして感じられるのです。

歯の痛みには冷やすのが有効

歯の痛みがあるときに、冷やすと症状がおさまるということは、なんとなく知っている人も多いでしょう。なぜ歯の痛みが冷やすことで改善するのかというと、神経の構造に関係があります。
一般に、神経の近くには血管が通っています。血管には体温調節をスムーズにするために、身体が冷えると収縮し、反対に体が温まると広がるようにコントロールされています。ここで、歯が痛いときに冷やし、患部の血管が収縮することで、神経の刺激が小さくなるので痛みが抑えられるのです。

 歯が痛いときに温めるのはNG

「痛みを少なくするためには、温めた方がよいのでは?」と考える人もいるでしょう。確かに、肩こりなど痛みの種類によっては、温めた方が症状の軽減につながるケースも多くあります。しかし、歯の痛みに関しては、痛みのある部分を温めると、血管が広がり近くの神経をより刺激してしまうので、痛みは増してしまいます。
また、歯の周りの器官の炎症によって痛みが現れている場合は、炎症そのものを悪化させてしまうこともあるでしょう。そのほかにも、知らず知らずのうちに歯が痛む部分を温めてしまっていることがあります。以下に紹介する生活行動は、歯が痛む部分を温めることにつながるので、歯痛があるときには注意が必要です。

入浴

体の清潔のために、毎日入浴することがよいことです、しかし、湯船に長時間浸かると、体温が上昇して全身の血行がよくなるので、歯の痛みが増す原因になることがあります。入浴そのものが悪いというわけではないので、歯の痛みが強いときの入浴は、シャワーでさっと済ませるのがおすすめです。

運動

適度な運動は健康によいものですが、全身の血液の循環がよくなるので、体温が上がりやすくなります。運動が日課である人も、歯の痛みがあるときは激しいスポーツは控えるようにしましょう。

お酒

飲むと酔っぱらうお酒は、歯の痛みをまぎらわすには有効な手段なのでは?と考える人もいるかもしれません。実際には、お酒を飲むと歯の痛みが強くなることがあります。お酒に含まれているアルコールも血行をよくする作用があるので、体温が上がるためです。歯の痛みがあるときは、飲酒を控えるようにしましょう。

 歯が痛いときに上手に冷やす方法

歯が痛いときに、痛みのある部分を冷やすことは症状の改善につながります。ここで、歯の痛みを和らげるためには、具体的にどのように冷やしたらよいのか知りたい人もいるでしょう。
歯が痛いときにうまく冷やすには、歯の痛む部分の頬に冷やしたタオルを上から当てるのがおすすめです。しかし、歯の痛む部分を冷やすのに、氷やアイスノンなど冷たすぎるものを当てると、刺激になるため、かえって痛みが増す原因になるので気をつけてください。歯が痛む部分を簡単に冷やす方法としては、市販の冷却シートを使用することです。冷却シートはそのまま頬に貼ることができるため、随時顔にタオルを当てる必要もないので、手軽に冷やすことができます。

うがいをするときの注意点

歯の痛みを和らげるのなら、冷たいうがいなどで直接冷やしたらよいのでは?と考える人もいるかもしれません。冷たい水でうがいすると直接歯を刺激してしまうため、痛みが強くなることがあります。特に、知覚過敏で歯の痛みが起きている場合は、症状が強くなる恐れもあります。
また、少しくらいのうがいでは、肝心の痛みのある部分を冷やすことはできません。一方で、食べ物カスや口の細菌が原因で、歯の痛みが強くなっている場合は、うがいを行うのも有効です。歯の痛みがあるときにうがいをするときは、冷たい水ではなくもぬるめの水で行うようにしましょう。

 冷やしても歯の痛みが治まらないとき

人によっては、歯の痛みが強く冷やしても、痛みがおさまらない場合もあるでしょう。そんなときは、以下の方法を試してみましょう。

痛み止めを飲む

歯の痛みが我慢できないときに、有効なのが痛み止めを飲むことです。歯の痛みは神経の刺激が情報として、脳に伝わることで感じるもの。痛み止めは痛みの情報をブロックすることで、症状の軽減を発揮します。
市販の痛み止めは、ドラッグストアなどで手軽に購入できるだけでなく、家庭に常備している人も多いでしょう。歯が痛むときに痛み止めを飲む場合は、生理痛薬や頭痛薬でも効果を発揮できますが、「歯痛」と指定されているものがおすすめです。もちろん、市販の痛み止めでも、飲みすぎれば副作用の心配があるので、用法・用量を守って飲むようにしてください。

正露丸(せいろがん)を歯に詰めるのはOK?

インターネットでは、昔ながらの家庭の胃腸薬である「正露丸」を直接歯に詰めるという情報もあり、このことは公式サイトにも載っています。ただし、正露丸を詰めることで、歯の痛みが軽減することもありますが、痛みの原因が解決したわけではありません。日常的に歯に正露丸を詰めるのではなく、早めに歯科医の診察を受けるようにしましょう。

 歯の痛みは早めに歯科医で受診


突然、歯の痛みが襲ったとき、タイミングによってはすぐに歯科医の診察を受けることが難しいというケースもあるでしょう。痛みには患部が温めるのが効果的と考えがちですが、歯の痛みを和らげるための応急処置としておすすめなのが患部を冷やすことです。また、歯の痛みがある場合は、部分を冷やすときは、直接歯を冷やすのではなく、歯の痛む部分の上から冷やすようにしましょう。歯の痛い部分を冷やすときも、冷たすぎるものではなく、ひんやりと感じる程度のものがおすすめです。
また、歯が痛い部分を冷やすことで、症状を軽減しても、歯の痛む原因そのものが解決したわけではありません。歯が痛む原因には、歯以外にもさまざまな原因があるので、早めに歯科医の受診をするようにしてください。

村井 眞之 歯科医師 村井歯科 院長監修ドクターのコメント
痛みを引き起こす炎症とは体からの大切なサインです。
そして、痛みはどこで炎症が起きているかによって、効果的な対処方法が変わってきます。
炎症がどこまで進んでいるかによって、冷やすことで出る効果も代わってきます。症状が進行している場合、抗菌剤・抗生剤などを服用する必要があります。
また、虫歯による痛みのほかに、知覚過敏による痛みの場合があります。
その痛みには、気になる程度から冷たいものでかなり痛みを感じる程度まで幅があります。
その場合、神経の感度が非常に高まっている状態であるため、冷やすことによりより痛みが増す場合があります。そのため、どんなときに痛むのか・冷やした場合に痛みが増していないかなど、注意が必要です。
歯の病気も、時代とともに変わってきます。
当医院では「咬み合わせ」により歯の痛みが出る方が大変増えています。
特に、無意識に力が入り「咬みしめ(くいしばり)」を行っている方が多く
パソコン操作など「集中」している時間が長いことや食生活の変化など、その原因はさまざまで多岐にわたります。
当医院に来院される患者様も、ご自身では痛みの原因に気がついていないことも多くあります。
痛みは「治ろう」とする体からのサインです。冷やすなど、一時的な対処をしたうえで
ぜひ早めに専門家へご相談ください。
 
監修ドクター:村井 眞之 歯科医師 村井歯科 院長

 歯の痛みでおすすめの歯医者さん 関東編

村井歯科

出典:http://www.dc-murai.com/

電話番号 0296-25-0871
住所 茨城県筑西市二木成981
アクセス JR水戸線 下館駅 徒歩11分
診療時間 【月〜土】9:00~12:00/14:00~17:00
休診日 木曜日・日曜日・祝日
※12月29日~1月3日、8月13日~8月16日は休み
URL http://www.dc-murai.com/

この記事の監修ドクター