審美歯科におけるブリッジ治療の概要とメリット・デメリット

歯を失ってしまった人の治療法として人気の「ブリッジ」は、審美歯科でもよく利用されます。インプラント等と比べて治療費も安いため、手が届きやすく利用しやすい治療法と言えるでしょう。この記事では、そもそもブリッジとはどういう治療法で、どういったメリット・デメリットがあるかについて、Medical DOC編集部がお届けします。

この記事の監修歯科医師
金子 泰雄(ヨコハマデンタルクリニック 院長)

ブリッジの概要

ここからは、ブリッジという治療法の概要について解説していきます。

ブリッジとは、失った歯の前後の歯を土台としてそれぞれの修復物を連結させることによってブリッジのようにつなぐ治療法です。言い換えれば、2本の歯で3本分の歯を作る治療法と言えるでしょう。

1本の歯を失った場合、その前後をつなぎ合わせますが、2本連続で歯を失っている場合はその前後の2から4本で4本分の歯、もしくは2本以上の歯を失った場合などはそれに準じて支台となる歯を増やして対応する「ロングスパンブリッジ」が適用となります。ただ、ロングスパンブリッジは土台とする歯の負担が非常に大きくなるため、ブリッジの設計と支台歯の強度等の計算が重要になります。全ての全てのブリッジのケースはその本数に関わらずこの構造計算が需要と言えます。例えればビルを建てるのにそのビルの高さ、土壌など種々の因子をそごう的に判断して土台や骨組みなどを決めるのに似ています。場合によっては土台の歯が割れて抜歯しなくてはいけないケースもあるので気をつけてください。

ブリッジの治療手順は、一般的に以下の通りです。

1:抜歯、仮ブリッジを装着
2:抜歯したあとの歯茎が健康になるのを待つ。おおむね2〜3ヶ月ほど
3:ブリッジの土台として使用する歯に治療が必要な場合(根管治療等)治療を行う。
4:ブリッジの土台として使用する歯を治療する(土台となる歯には、通常の1.5倍の負荷がかかる)
5:土台を整え、ブリッジの型をとる
6:ブリッジの試適、装着

手入れに歯間ブラシやフロスを使うとより長くキレイな状態を保てるでしょう。寿命は約7〜8年です。寿命は決めれない治療費用は素材によって保険が適用になるかどうかが違うため、その価格は非常に大きな幅があります。

ブリッジのメリット・デメリット

ここからは、ブリッジ治療を行うメリットとデメリットについてそれぞれ解説していきます。

ブリッジ治療の主なメリット

ブリッジ治療の主なメリットは以下の通りです。

  • インプラント治療等と違い抜歯以外の外科的手術が必要ない。
  • 部分入れ歯よりも自然な噛み心地を体感できる
  • 早ければ2回の通院で治療が完了する
  • 素材によってはとても審美性が高い
  • 保険が適用される素材を使えば少額で治療できる
  • 入れ歯と違ってズレたり浮き上がったりすることがない

歯を失った部位の治療として有名なのは「インプラント」ですが、インプラントは骨にチタン製の人工歯根を入れたり神経や血管の走行など考慮する必要があり、またあくまで手術ですので全身状態を把握する必要があります。その点、ブリッジは最短2回の通院でよく、体への負担も小さい治療法です。また、保険適用の素材を使えば1万円程度で治療してもらえるため、コストパフォーマンスは優れています。

ブリッジ治療の主なデメリット

ブリッジ治療の主なデメリットは以下の通りです。

  • 土台となる歯を削るため、その分歯の負担になる
  • 土台となる歯が健康でないと適用できない
  • 失った歯の前後に歯があることが前提となる(一番後ろの奥歯はブリッジ治療できない)
  • 土台として使用した歯が負担に耐えられず割れるリスクがある
  • 素材によっては数十万円するものもあり非常に高額

ブリッジでは土台となる歯を必ず削る必要がありますが、削られた歯の負担はおおきくなりその結果その歯の寿命が短くなる事があります。また、歯を失う前は3本で支えていた部分を前後2本の歯(=土台)で支えるようになるため、その分負荷も大きく割れてしまうリスクもあります。また、ブリッジできる部分が限られていたり、土台となる歯にはそれなりの健康状態が求められるなど、利用できる人を選ぶ治療法とも言えるでしょう。

多種多様なブリッジの種類とその特徴

一口にブリッジと言っても、使う素材によって治療費や特徴は大きく異なります。ここからは、ブリッジに使用される代表的な素材とその特徴について解説していきます。

硬質レジン(プラスチック)前装

レジンというプラスチックの素材で作るブリッジです。人から見える表の部分はレジン、裏側は金属なので、一般的な銀歯等よりも審美性は高くなります。保険も適用されるため治療費は1万5千円ほどと安価です。ただ、時間の経過とともにレジンが黄ばんだり、金属が溶け出して歯茎が黒ずんだりします。

金銀パラジウム合金

世間一般で「銀歯」と呼ばれている素材です。こちらも保険適用のため治療費は1万円弱とレジンよりもさらに経済的です。ただ、審美性は低く、素材が硬いため歯牙に負担がかかるなどのデメリットもあります。また、時間の経過ともに金属が溶け出し歯茎が黒くなったり、金属アレルギーを引き起こしたりすることもあります。

貴金属

世間一般で「金歯」と呼ばれている素材です。この素材は保険適用にはならないため、治療費は約20万円とかなり高くなります。銀歯よりは金属アレルギーを起こしにくく、耐久性が高いだけでなく、適合性もよいため長持ちしやすいという特徴があります。

メタルボンド

金属の素材の表側にセラミックを貼り付けたブリッジです。保険は適用外で治療費は約25万円と金歯よりもさらに高価ですが、耐久性、審美性ともに高い水準を誇ります。天然の歯に色味も似ているので、パッと見ただけではブリッジとはわからないだけでなく、金属アレルギーも起こりにくい素材です。金属の素材(多くは貴金属系)の土代にセラミックを焼き付けたブリッジです。保険適用外で治療費は高額になりますが、耐久性、審美性ともに高い水準を誇りますがオールセラミックスの品質強度の向上により徐々に少なく立ってきています。

オールセラミック(emax,ジルコニアなど)

ブリッジの中でもっとも審美性が高く、emaxや工業用ダイヤモンドとしても使われるジルコニアを使用したブリッジです。メタルボンドよりもさらに自然でキレイな外見で、変色もせず適合性も非常に優れています。金属アレルギーの心配もなくこれからの主流となっていくでしょう。

価格ではなく自分に合ったブリッジがよいブリッジ

ブリッジはインプラント等と違い、外科的手術が必要ないため体への負担が少なく、早ければ2回の通院で治療が完了する手の出しやすい治療法です。また、入れ歯と違ってズレる心配もありません。

ただ、土台となる歯には大きな負担がかかるため、健康な歯でないと適用できなかったり、治療後時間が経過すると歯が割れたりするリスクもあります。

ブリッジに使用される素材はいくつかあり、大きく「保険適用」と「保険適用外」のふたつに分類できます。保険適用は1万円代で治療できるためリーズナブルですが、審美性は保険適用外の素材にどうしても劣ってしまいます。また、金属に関係するリスクも高くなります。一方、保険適用外の素材は質や審美性は高いものの、ものによっては数十万円の治療費が必要となるため、それらを考慮して選ぶ必要があるでしょう。

金子 泰雄 歯科医師 ヨコハマデンタルクリニック 院長監修ドクターのコメント

最近の歯の欠損に対する治療は、以前よりその重要度は格段にアップしています。人間の健康にお口の健康は不可欠であり、そのお口の健康には歯の総本数が非常に大事である事それ故になくなった歯を放置することは自身の健康を損なうだけではなく余命にも少なからず影響を与えます。その治療として入れ歯やブリッジが長い間使われてきたいますが、素材の進歩により選択肢が非常に増えたと言えます。入れ歯はその安定剤が広く売られていることからも適合が総合的に今一つであることは歪めません。ブリッジが第一選択ではありますが、近年インプラントの向上によりインプラントが第一選択のケースも増えて生きています。
どちらにしても何を選ぶかは担当歯科医とよく相談して決める事が重要です。

 

監修ドクター:金子 泰雄 歯科医師 ヨコハマデンタルクリニック 院長

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出典:http://www.biyoushika.jp/

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