いくたウィメンズクリニック

名古屋市立大学の産科婦人科において主に不妊治療を中心とした診療を行い、１９８６年からは体外受精の治療にかかわってきました。
気がつけばなんと四半世紀を越えてしまっております。
よくも続けているものだと自分でも思います。

今まで大学では不妊の治療や月経の異常、ホルモンに関係した様々な異常に関しての診療を主として行ってきて、治療に関わらせていただいた方々から誰もが学ぶ医学書には書かれていない沢山の貴重なことを学ばせていただき感謝をしております。
この貴重な経験から得られた教科書外の知識を、若い医師に伝えることと、現在治療中の方や今後かかられる方達の治療に活かしていくことが医師の努めであると考えています。
生涯新しいことを吸収していかないといけない職業ですから、何時まで経ってもこれでもう完璧と言うことがなく常に修行の毎日と思っております。
大学では腹腔鏡下手術を始め様々な治療を行ってきましたが、時間が経過し新しい医師が入ってくるにつれて、診療において皆さんと接する時間が制限されるようになってしまい、どうしても思うように一貫して治療に当たることが難しくなり、一開業医として治療にかかわる方達の数は少なくなっても、来院していただける方達に感謝して、一緒に治療を行っていこうと栄の地で開業いたしました。

私一人で診療を行っておりますので、かかわれる方達の人数はたいして多くはありませんが、不妊に悩んでみえる方達の少しでもお役に立てて、結果が出た喜びに一緒に立ち会わせていただけることが自分の人生にとっての幸せ、仕事をすることの喜びなのかなと思っております。
通院されて妊娠されるのはご本人の本来持っている妊娠する力（妊孕性）が発揮されただけで、私はその手助けとして少し役立ったのかどうか、ということに過ぎないと考えております。
時々病気を治したとか、妊娠させることができたとか言う表現を耳にしますが、それは少々おこがましいなあと考えています。

すべて自分で行わないといけないという苦労もありますが、少しでも多くの方の喜びの瞬間に接することができるようにと思い日々がんばっております。

その他にも様々なタイプの月経周期の異常や子宮内膜症を始め婦人科の疾患に対しても診療を行っておりますのでお気軽にご相談ください。

【履歴】
昭和５１年　名古屋市立大学医学部卒業
平成　３年　名古屋市立大学産科婦人科学教室講師
平成　７年　名古屋市立大学病院分娩部助教授
平成１０年　名古屋市立大学産科婦人科学教室助教授
平成１２年　名古屋市立大学看護学部教授
平成１５年　退職。看護学部・大学院非常勤講師

【資格】
日本産科婦人科学会 産婦人科専門医
日本生殖医学会 生殖医療専門医
医学博士

【所属学会】
日本産科婦人科学会会員
日本生殖医学会（評議員）
日本受精着床学会（評議員）
日本産科婦人科内視鏡学会（評議員）
日本哺乳動物卵子学会会員
日本内分泌学会会員
欧州ヒト生殖学会会員