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シャント手術とは

 更新日:2023/03/27

シャント手術とは

血液透析を安定して行うには、1分あたり150〜200ml以上の血液を抜くためのブラッドアクセスが必要です。ブラッドアクセスには大きく分けて透析用カテーテルとシャント血管の2つがあります。
シャント手術とは、ブラッドアクセスの一般的な手段であり、通常、利き腕と反対側の手首あたりの動脈と静脈を外科的につなげることで、血液透析を行うのに十分な血液量を確保することが可能になります。
内シャントと外シャントがありますが現在では内シャントが主流です。シャント手術は通常局所麻酔で行われます。

メリット

・カテーテルによるブラッドアクセスに比べて自分自身の血管のため感染リスクが少ない

デメリット/副作用

・手術は細心の注意を払って行われるがごく稀に以下のことが起こる可能性がある
・麻酔薬により血圧が急に下がることがある
・動脈や静脈を剥離するときに、血管や神経を損傷することがある
・手術したシャントは永久に使用できるわけではなくメンテナンスが必要

治療期間

手術の平均所要時間は1.5時間程度となっています。患者さんへの負担が少ないため日帰りで手術することも可能です。

費用相場

シャント手術の負担は最大で10万円程度です。
ただし公費制度を利用すれば自己負担額を数万円に抑えることも可能です。シャント手術を血液透析に際して使う場合、負担額は1~2万円となります。

注意点

治療期間や費用は治療内容などによって大きく異なる場合があります。

この記事の監修医師