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体外受精とは

 更新日:2023/03/27

体外受精とは

体外受精とは、体外で自分の卵子とパートナーの精子を受精させ、できた受精卵を子宮に戻して着床を促す不妊治療の一つです。
主にタイミング療法・人工授精からのステップアップや、体外受精しか妊娠の可能性がないと判断された場合におこないます。

メリット

・自然に近い状態で受精させる方法と、精子を卵子に人工的に注入し受精させる方法があり、受精障害があっても受精卵をつくることができる
・卵管の通過性に問題がある場合や精子の数が少ない場合にも有効
・治療には助成制度があり、40歳未満の方は1回30万円を生涯で通算6回まで、40歳以上43歳未満の方は通算3回まで助成を受けられる

デメリット

・静脈麻酔後に腟から針を刺して卵子を採取するため、出血や採取後の腹痛が起きる
・卵巣を刺激する薬や排卵を促す薬により、卵巣が腫れる場合がある
・増加しすぎたホルモンの作用により、腹水や胸水がたまりやすくなったり、血栓症のリスクが高くなる
・受精障害があると受精率が低下する場合がある

治療期間

治療期間は、治療を始めてから妊娠に至るまで、最短でも1~2ヵ月かかります。
一回の採卵と胚移植で妊娠できなかった場合は、さらに期間が伸びます。

費用相場

費用は、1回の治療で25~50万円が一般的な相場になります。
医院によっては、別途診察費がかかります。
体外受精は国からの助成制度があります。2022年4月からは保険適応となる予定です。

注意点

治療期間や費用は、医療機関や治療内容などによって大きく異なる場合があります。

この記事の監修医師