「注意力散漫」になってしまった時の対処法はご存知ですか?医師が徹底解説!
注意力散漫で、身体はどんなサインを発している?Medical DOC監修医が主な原因や考えられる病気・何科へ受診すべきか・対処法などを解説します。気になる症状は迷わず病院を受診してください。
監修医師:
甲斐沼 孟(上場企業産業医)
「注意力散漫」の症状で考えられる病気と対処法
人間が集中力を発揮できる時間は大体限られており、集中力が欠如したときに注意力も散漫になりやすく、不安な気持ちや心配事に脳が支配されている場合には注意力がどうしても欠如してしまい思わぬミスが起こりやすくなります。
注意力が散漫になる原因として、仕事におけるプレッシャー、普段の生活での人間関係などのストレス、脳疲労、不眠などを始めとして病気に伴って注意力が低下する可能性もあります。
今回は、注意力が散漫する原因として考えられる病気とその対処法について解説していきます。
注意力散漫の症状で考えられる原因と治し方
注意力散漫の症状で考えられる原因疾患として、「うつ病」が挙げられます。うつ病とは、一言で言うと日常生活に強い影響が出るレベルで気分の落ち込みが続いて、何事にも意欲や喜びを持つことができなくなる疾患です。
うつ病は遺伝性やストレス、薬の副作用、ホルモン分泌異常症など様々な要因が契機となり発病し、日本の発症率は100人中およそ5人とされています。
うつ病はストレスを誘因にして発症することが多いために過度なストレスがかからない居住環境において心の休養を十分にさせることが重要であり、仕事量が急激に増加したことがきっかけでうつ病を発症した場合には仕事量の軽減や自宅療養して安静を保つ措置が行なわれます。
そして、うつ病治療の主体となるのは薬物療法であり、主に頻繁に用いられるのは脳内のセロトニン濃度を高めることができる作用を持つ選択的セロトニン再取り込み阻害薬、セロトニンやノルアドレナリン再取り込み阻害剤や三環系抗うつ薬などが使用されることがあります。
心配であれば、精神科など専門医療機関を受診しましょう。
注意力が散漫になって仕事でミスをする症状で考えられる原因と治し方
注意力が散漫になって仕事でミスをする症状で考えられる原因疾患として、「副鼻腔炎」が挙げられます。
鼻と副鼻腔をつなぐ細い管に閉塞があると、副鼻腔内の異物や粘液が正常に排出できず、副鼻腔内に分泌物が貯留する状態が副鼻腔炎です。
副鼻腔炎では、さまざまな不快症状を引き起こして、鼻汁、鼻閉、後鼻漏(鼻汁が喉の奥に流れること)、頭重感、顔面痛や嗅覚障害などが挙げられます。
副鼻腔炎の多くは、投薬治療やネブライザー療法などの保存的治療によって改善し、急性副鼻腔炎の場合には、抗菌薬や鼻の炎症を抑える点鼻薬、鼻汁の吸引や生理食塩水による鼻腔洗浄などが実施されます。
症状が心配であれば、耳鼻咽喉科など専門医療機関を受診しましょう。
急に注意力が散漫になった症状で考えられる原因と治し方
急に注意力が散漫になった症状で考えられる原因疾患として、「アルコール依存症」が挙げられます。
アルコールは適量の摂取であれば深刻な健康被害を引き起こすことはありませんが、大量の飲酒を続けると脳の仕組みが変化することによって猛烈にアルコールを欲するようになります。
アルコール依存症を抱えてしまうと、一旦治ったとしてもまたお酒を飲んでしまうことが多いために社会復帰が難しいと言われていますので、事前に家族や医療者が介入して、患者さん自身へお酒の飲み方や過剰飲酒に伴うリスクに対する啓蒙活動を実施する必要があります。
アルコール依存症も「早期発見・早期対応」がとても重要ですので、兆候を感じたらすぐに精神科など専門医療機関に相談するようにしましょう。
忘れっぽく注意力が散漫になる症状で考えられる原因と治し方
忘れっぽく注意力が散漫になる症状で考えられる原因疾患として、「高次機能障害」が挙げられます。
脳梗塞やくも膜下出血などの脳血管障害や交通事故などによる脳損傷に伴って、怒りっぽくなって、物覚えが悪化したなどの症状が表れる状態を高次脳機能障害と呼んでいます。
高次脳機能障害に対しては、日常生活や社会生活に支障がある障害を中心にリハビリを実施して、障害のある能力自体を訓練する、機能が残されている脳を機能させて代理的な能力を養う、生活環境を工夫して周囲の人との関わり方を学ぶなどの方法があります。
心配であれば、精神科など専門医療機関を受診しましょう。
注意力散漫でぼーっとする症状で考えられる原因と治し方
注意力が散漫になってぼーっとする症状で考えられる原因疾患として、「統合失調症」が挙げられます。
統合失調症は主に思春期から青年期という時期に発症しやすいとされており、その特徴的な症状によって生活の広範囲に及んで種々の障害を引き起こす精神疾患です。
統合失調症においては、自分の心理や思考そのものがまとまりづらくなってしまうがゆえにその時々の気分や言動、そして人間関係などにも多大なる影響を及ぼすので、比較的長い期間に渡り症状をコントロールしながら周囲からの生活支援を必要とします。
統合失調症の原因は未だ医学界でも明らかになっていませんが、これまでの調査研究からは遺伝的要因が強く関与している可能性が指摘されています。
統合失調症の基本的な治療方針の中では、主に薬を使用する薬物療法や作業的なリハビリテーションを行う心理社会療法などを中心に実施されることが多く見受けられます。
薬物療法においては、抗精神病薬を第一選択剤とし、その他にも不安要素が強ければ抗不安薬、あるいは不眠症が合併しているようなケースでは睡眠薬などを個々の状態に合わせて適応していきます。
心配であれば、精神科など専門医療機関を受診しましょう。
運転中に注意力散漫になる症状で考えられる原因と治し方
運転中に注意力が散漫になる症状で考えられる原因疾患として、「てんかん」が挙げられます。てんかんとは、神経細胞の電気的な興奮が過剰に発生する部位が生じて脳が一時的に過剰に興奮することで、意識消失やけいれんなどのてんかん発作を引き起こす病気のことです。
てんかんには症状の現れ方や原因によってさまざまなタイプがあり、一般的に乳幼児や小児は原因が分からないタイプが多く、高齢者は病気や外傷によるタイプが多いことが特徴です。
てんかんの症状は人によって大きく異なりますが、多くは適切な治療を行うことで発作を抑制し、問題なく社会生活を送ることができるとされていますので、症状に応じて適切に脳神経内科など専門医療機関を受診することが重要です。
子供が注意力散漫な症状で考えられる主な原因と治し方
子供が注意力散漫になる症状で考えられる原因疾患として、「発達障害」が挙げられます。
発達障害とは、生まれつきの脳の障害のために言葉の発達が遅くて特定分野の勉学が極端に苦手である、落ち着きがなくて対人関係の構築や集団での生活を送ることが苦手などの症状が認められる精神障害の総称を指しています。
発達障害では、物事がうまく進まない原因を本人の努力不足だと間違えて捉えてしまって、親を中心とした家族の関わり方の問題だといった大きな誤解にさらされてしまう事があります。
治療に際して、重要なことは親や家族が発達障害から目を背けずに向き合って、さらに未来に希望を持てるように発達障害人が生活しやすい社会環境を作ることです。
近年では、発達障害に対する心理社会的治療として、障害児へのソーシャルスキル訓練、教育現場での保健指導などの体制が徐々に確立しつつあります。
心配であれば、精神科など専門医療機関を受診しましょう。
すぐに病院へ行くべき「注意力散漫」に関する症状
ここまでは症状が起きたときの原因と対処法を紹介しました。
応急処置をして症状が落ち着いても放置してはいけない症状がいくつかあります。
以下のような症状がみられる際にはすぐに病院に受診しましょう。
痙攣症状を認める場合は、脳神経内科・脳神経外科へ
注意力が散漫になる以外にけいれん発作の症状を認める際には、てんかんなどの病気を疑う必要があるため、可及的速やかに脳神経内科など専門医療機関を受診しましょう。
てんかんは、脳の神経細胞が頭部外傷、脳出血や脳梗塞、脳腫瘍など脳の構造的な異常や脳炎などの感染、免疫や代謝の異常が原因となって脳に過剰な電気的興奮を引き起こすことによって意識が悪くなる、あるいは痙攣症状が認められる病気です。
受診・予防の目安となる「注意力散漫」症状のときのセルフチェック法
- ・注意力散漫以外に意識障害の症状がある場合
- ・注意力散漫以外に痙攣症状がある場合
- ・注意力散漫以外に記憶障害などの症状がある場合
「注意力散漫」の症状が特徴的な病気・疾患
ここではMedical DOC監修医が、「注意力散漫」に関する症状が特徴の病気を紹介します。
どのような症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。
うつ病
うつ病は、日常的に過ごす社会生活に想像以上に強い影響が出る程気分の落胆が続いたり、何事に対しても喜びや嬉しさを持ったりすることが困難になる病気を言います。
ストレス社会ともいわれる現代社会において、過剰なストレスからうつ状態やうつ病を呈する者は多いと考えられています。
うつ病の明確な発症メカニズムは現在でも詳細に解明されていませんが、遺伝的要因も関与していると考えられています。
うつ病患者の中には情動行動を制御する神経伝達に関する物質のなかのセロトニンやドパミンの機能低下が関連している可能性が示唆されています。
うつ病の特徴的な症状は、強い悲しみや気分の落ち込みなど、いわゆる抑うつ気分やあらゆる意欲や喜びなどの感情低下が現れることです。
うつ症状が進行すると様々な感情を感じにくくなり、生きている実感が湧かないといったこともあり、さらに悪化した暁には“死にたい”と考えるようになります。
うつ病に対する治療の基本は、抗うつ薬などを用いて薬物療法を実践しますが、単純な抗うつ薬に反応しないケースでは、より主流的に抗精神病薬が使われることもあります。
また、うつ病によって引き起こされる周辺症状を軽減させるために同時に睡眠薬や抗不安薬などが処方されることもあります。
普段の生活で注意力が散漫になると自覚する際には、うつ病も否定できないため、精神科など専門医療機関を受診してください。
副鼻腔炎
副鼻腔炎とは、副鼻腔を覆っている粘膜が何らかの原因で炎症を起こしている病気であり、突然発症して短期間で治る急性副鼻腔炎と、3か月以上慢性的に症状が継続する慢性副鼻腔炎に分類されています。
副鼻腔とは、鼻腔と細い管でつながっている鼻の周辺部にある空間のことであり、顔面には上顎洞、篩骨洞、前頭洞、蝶形骨洞の4つの副鼻腔が存在します。
疫学的に非常に頻度が高い病気であり、小児から高齢者まで幅広い年代に発生します。
適切な治療を続ければ完治しますが、稀に髄膜炎や視神経炎など重篤な合併症を引き起こす場合が見受けられますので一定の注意が必要です。
注意力が散漫することにくわえて鼻汁や鼻閉、顔面痛などを自覚した際には、副鼻腔炎の可能性がありますので耳鼻咽喉科など専門医療機関を受診しましょう。
発達障害
発達障害とは、生まれつきの脳機能の発達のアンバランスが背景にあって、その人が過ごす環境や周囲の人との関わり合いのミスマッチから社会生活活動に色々な困難が発生する障害のことです。
発達障害には基本的には自閉スペクトラム症や注意欠如多動性障害、学習障害などが含まれていて、発達障害と呼ばれる方々は、生まれつき先天的に脳機能の一部に多少の障害があることで多彩な症状が現れます。
発達障害例では、日々の生活においてなにかしらうまくいかずに自分やその周囲が困ることを起こしやすいと言われています。
特に発達障害のある子どもを育てている家族に対しては、周囲でサポートできるマンパワーの確保、発達障害に関する知識と事故回避スキルの伝達、そしてメンタル面での支えなどを中心として複数の観点から支援することが必要となります。
心配であれば、精神科など専門医療機関を受診しましょう。
高次機能障害
高次脳機能障害とは、交通事故などによる脳外傷、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害、脳炎・低酸素脳症などが原因となって、脳が部分的に損傷を受けたためにおこる障害です。
高次脳機能障害の症状には、何度も同じ事を話したり質問したりする「記憶障害」、気が散りやすく、仕事上でのミスが多くなる「注意障害」、感情のコントロールができない「感情障害」など様々な症状が出現して、日常生活にさまざまな支障や困難が生じます。
リハビリテーションセンターや病院などの医療機関で心理カウンセリングや生活訓練など高次脳機能障害を支援して治療に繋げることも可能です。
自分の周囲に高次脳機能障害の人がいて、日常生活などについて困ってることがある場合には精神科や支援拠点機関に相談しましょう。
統合失調症
統合失調症は、幻覚や妄想を代表とする精神症状や意欲や意思など自発性に関する機能低下、ならびに認知機能が衰えるなどを主体とする精神疾患です。
主に好発時期として思春期から青年期にかけて発症し、男女間で概ね罹患率に性別差はみられないとされていますが、男性の場合には女性と比してより症状が重症化しやすいことが知られています。統合失調症に特徴的な幻覚や妄想の症状は、患者さん本人にとってはかなりの現実味があってそれらが病的な異常事態だとは自覚しにくいことから、周囲の人々がいち早く症状に気づいてあげることが早期発見に繋がります。
統合失調症は慢性的に症状が良くなったり悪くなったりして経過することが多い病気なので、本格的な治療に際してはまずは症状緩和を図って、そのうえで通常の日々の平穏な社会生活を送ることをとりあえずの目標とします。
心配であれば、精神科など専門医療機関を受診しましょう。
アルコール依存症
アルコール依存症とは、長期間にわたってアルコールを大量に摂取し続けることによって、アルコールを摂取しないと居ても立っても居られなくなる状態に陥る病気を指します。
現在のところ、日本では80万人以上がアルコール依存症を患っていると推定されています。
アルコール依存症では飲酒しないと気持ちの高ぶりやイライラ感が生じ、動悸や発汗、手の震え、頭痛、不眠などの身体症状が現れるようになります。
アルコール依存症の方が、実際に医療機関を受診するには普段の状況をよく知る家族や周囲のサポーターなどの協力が不可欠です。
アルコール依存症になった時には、治療目標としては原則的にはアルコールを一切断つことになりますので、まずは日々の予防が重要であり、様々な予防法を参考にして普段からお酒との付き合い方を自分なりに振り返って正しい知識を持つことが必要不可欠です。
心配であれば、精神科など専門医療機関を受診しましょう。
「注意力散漫」の正しい対処法は?
慢性副鼻腔炎が原因で注意力が散漫になっている場合には、炎症を抑える作用のあるマクロライド系抗菌薬を投与し、アレルギー性の炎症が認められる場合は抗アレルギー薬を投与します。鼻汁の多い症例では、去痰薬を投与することもありますし、ネブライザー療法やステロイド点鼻薬、鼻汁の吸引などもこまめに実施するとよいでしょう。
早く治したい時は、副鼻腔炎であれば耳鼻咽喉科を受診するなどそれぞれの背景や原因によって専門医療機関に相談しましょう。
仕事など日常生活で注意が散漫になってなかなか集中できない場合には、多くは大小の心配事や関心事、基礎疾患などを抱えているので、こうした状態を回避するためのシンプルな注意力、集中力を高めてミスを予防する方法としては、他人と話して相談する、またはノートや手帳に書き出すことが挙げられます。
応急処置をしても、どうしても症状が収まらない場合は、何かしらの病気が隠れている可能性がありますので、医療機関を受診しましょう。
「注意力散漫」の症状についてよくある質問
ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「注意力散漫」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。
注意力散漫を改善するにはどうすればいいですか?
甲斐沼 孟(医師)
作業を行うときは、長時間継続して行おうとするのではなく、短時間で区切るようにすることも大切であり、一定のサイクルを繰り返すことで、集中力を維持し、生産性を向上させることができると考えられています。セルフケア対策でも改善しない際には、医療機関を受診しましょう。
注意力が散漫するのは病気なのでしょうか。
甲斐沼 孟(医師)
注意力が散漫になる原因としては、様々な背景が考えられますが、アルコール依存症やうつ病、統合失調症など基礎疾患が隠れているケースも想定されますので、心配であれば専門医療機関を受診しましょう。
注意力散漫の病気はどのように診断されますか?
甲斐沼 孟(医師)
実際に注意力がどのように散漫するのか、他の合併症を認めないか、症状が出現するに至った経過などを中心に医療機関で詳細に問診して、各種検査に基づいて適切な診断に繋がっていくと考えられます。
集中力・注意力散漫でミスが多いのは治りますか?
甲斐沼 孟(医師)
スポーツ選手などが実践している方法として、「この行動をとったら集中できる」という自分なりのルーティンや儀式的な行動を決めて実行すると注意力散漫でミスが多い症状が改善する可能性が期待できます。どうしても症状が継続する際には、専門医療機関を受診しましょう。
まとめ
人が何かに集中できる時間は、内容や環境にもよりますが、せいぜい20分くらいだと言われています。
こういった人間の特性を理解した上で、自分の集中力が続かずに注意力が散漫する原因とその弱点を克服するための方法を知れば、どんな人でも集中力を高めて日々の生活を継続させることができます。
また注意力が低下する原因として様々な病気が関連していることも考えられますので、セルフケアを実施しても症状が顕著に改善しない場合には、遠慮なく専門医療機関を受診して相談しましょう。
今回の情報が参考になれば幸いです。
「注意力散漫」の症状で考えられる病気
「注意力散漫」から医師が考えられる病気は7個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。
脳神経内科の病気
耳鼻咽喉科の病気
仕事上のプレッシャーや、日常生活の中で感じる人間関係などのストレス、疲労、不眠なども原因となりますが、病気が原因となる場合もあります。
「注意力散漫」に似ている症状・関連する症状
「注意力散漫」と関連している、似ている症状は5個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。
関連する症状
- 痙攣する
- 意識障害
- 記憶障害
- 鼻汁・鼻閉
- 顔面痛
「注意力散漫」症状の他にこれらの症状がある場合でも「てんかん」「副鼻腔炎」「高次機能障害」「うつ病」「統合失調症」「発達障害」「アルコール依存症」などの疾患の可能性が考えられます。意識状態がおかしいような症状が見られる場合は、早めに医療機関を受診しましょう。