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花粉症で考えられる病気・原因は?医師が徹底解説!

花粉が原因となって、くしゃみ・鼻水などのアレルギー症状を起こす病気です。花粉症には、花粉が鼻に入ることで、くしゃみ、鼻汁が生じ、少し遅れて鼻づまりが起きるアレルギー性鼻炎と、目に花粉が入り目のかゆみ、涙、目の充血が起こるアレルギー性結膜炎があります。 さらに鼻づまりによる頭痛、鼻や喉の炎症による微熱、だるさなどの症状も見られ、これらの初期症状を即時相反応と言います。

また、家の中にいる時も症状が見られますが、多くは花粉を繰り返し吸入することによる鼻づまり症状で、この症状をアレルギー反応の遅発相反応と呼びます。

遅発相反応のうち鼻づまり症状は、アレルギーの細胞からロイコトリエンなどの物質が放出され、神経や血管を刺激し、血管拡張や血管からの水分放出により、鼻が腫れることで発症します。また、目のかゆみは、アレルギーの細胞から放出されるヒスタミンが目の神経を刺激 することにより発症します。

花粉症の原因は季節ごとに異なり、2月から4月に飛散するスギ花粉、4月から5月に飛散するヒノキ花粉、6月から8月に飛散するイネ科花粉、8月から10月に飛散する雑草類の花粉 ですが、花粉症の原因の70%がスギ花粉で、気象の温暖化によってより多く花粉が産生される様になってきています。

花粉症の発症率は、全年齢で徐々に高くなってきていますが、とくに若年から中年期の発症率が高くなっています。 気になる鼻や目の症状が出たら、早目に適切な治療を受けることが大切です。

行くならどの診療科が良い?

主な受診科目は、耳鼻咽喉科、内科、眼科、アレルギー科になります。

問診や鼻鏡検査で鼻内の 診察を行います。血液検査や画像検査(レントゲンなど)、鼻汁検査、皮膚テストを追加する可能性もあります。

病院を受診する際の注意点は?

持病があって内服している薬がある際には、医師へ申告しましょう。

治療をする場合の費用や注意事項は?

保険医療機関の診療であれば、保険診療の範囲内での負担となります。

この記事の監修医師