佐藤先生

三上さんの知っている性病（性感染症）は何がありますか？

佐藤先生

具体的に性病を知らない方も多いので、すばらしいですね。中学校や高校時代に性教育で習った内容は覚えていますか？

佐藤先生

国の定めた学習指導要領に沿った教育では時間の制約もあって、1年間で受ける性教育の時間は平均3時間だと言われています。

佐藤先生

みんな忘れてしまうし、足りませんよね。

佐藤先生

ヨーロッパを中心に早い段階で積極的な性教育を進めています。

佐藤先生

結果として10代の中絶率や性病の発生率が下がっています。

佐藤先生

そうですね。東京都では産婦人科の専門医や助産師を性教育に派遣するなど、少しずつ動きは出てきています。

佐藤先生

痛みがないと受診しない方も多いのですが、においの変化やかゆみ、できもの、性交時の出血など症状がある場合は早めに受診することが大切です。

佐藤先生

女性の場合、精度が高いのは子宮口の検体を採取する方法です。

佐藤先生

はい。産婦人科の受診や内診台に上がることへの抵抗がある方もいるので、その場合は自分で検体を採取し郵送することで検査も可能です。

佐藤先生

そうですね。検体の採取に慣れていないと検査の精度が下がってしまうことや、自由診療で保険が効かないことを理解した上で活用してほしいと思います。

佐藤先生

保険適用の場合は3000円〜5000円程度、自費で検査すると1万円〜3万円程度だと思います。

佐藤先生

その通りです。相手に伝えられない方も多いと思いますが、性病の検査や治療はパートナーと一緒に行うことが前提です。

佐藤先生

はい。菌やウイルスも変化しており、病気がスムーズに治らないこともあるので、治ったことを確認するまで性交渉も控えていただきたいと思います。

佐藤先生

自覚症状のない性病があることを説明することは大事だと思います。性病の中には、サウナや公衆浴場など性行為以外でも感染するものがあります。性病検査で自分だけでなく女性の体も守ることにつながることを伝えてください。

佐藤先生

その通りですね。

佐藤先生

大切なことですよね。

佐藤先生

そうですね。男性もそれが当たり前の社会になると良いですよね。アダルト業界特有の感染予防法はありますか？

佐藤先生

周囲で性病にかかった方はいましたか？

佐藤先生

その通りですね。万が一性病にかかった場合はどうしていましたか？

佐藤先生

すごく徹底されていますね。

佐藤先生

最近増えて問題になっているのはクラミジア、淋病、梅毒の3種類です。

佐藤先生

生理痛の改善や避妊を目的にピルを使用する人が増えています。避妊効果が得られるため、コンドームをつけないことが性病の増加にも関係していると考えられています。ピルでは性病の予防はできません。