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chapter02 ミキ昴生が抱える慢性腸炎は若い世代に多い?注意が必要な初期症状3選 chapter02 ミキ昴生が抱える慢性腸炎は若い世代に多い?注意が必要な初期症状3選

ミキ昴生さん昴生さん

先生、僕は慢性腸炎ですか?

河口先生河口貴昭先生

そうだと思います。ご自身が気づかれていないだけで、慢性的に腸の炎症が続いていた可能性が高いようです

ミキ昴生さん昴生さん

生活習慣やストレスが原因でしょうか?

河口先生河口貴昭先生

食生活の乱れや睡眠不足、ストレスは腸に負担をかけていると思います。

ミキ昴生さん昴生さん

僕は息子が生まれてからストレスが減った気がします。幸福感が増して、普通の生活だけで幸せだなって感じるようになりました。よく眠れるようにもなりましたし、子どもが僕の便を固くしてくれたのかもしれないです。

河口先生河口貴昭先生

素敵なことです。奥さまとお子さんに感謝ですね。

ミキ昴生さん昴生さん

腸炎の予防には運動も重要ですか?

河口先生河口貴昭先生

腸に直接働きかけるわけではないですが、生活リズムの調整や睡眠の改善、ストレス発散、メタボリックシンドロームの改善につながるという点で大切だと思います。

ミキ昴生さん昴生さん

慢性腸炎に特徴的な症状を教えてください。

河口先生河口貴昭先生

典型的なものは下痢や血便、腹痛です。

ミキ昴生さん昴生さん

そういった症状が出た場合は、内視鏡検査を受けた方がいいですか?

河口先生河口貴昭先生

食中毒のように一過性のものであれば必要性は低いのですが、症状を繰り返す場合や出血がみられる場合は、内視鏡検査をしていただいたほうが良いと思います。

ミキ昴生さん昴生さん

出血は怖いですね。

河口先生河口貴昭先生

血液が鮮やかな赤である場合は肛門からの出血のこともありますが、便に赤黒い血が付いている場合や便に血液が混ざっているような場合は、腸からの出血である可能性が極めて高くなるので特に注意が必要です。

ミキ昴生さん昴生さん

なるほど。腸炎以外の可能性もありますか?

河口先生河口貴昭先生

はい。がんが進行すると出血がみられる可能性があります

ミキ昴生さん昴生さん

便に血が混ざっていたら、とにかく内視鏡検査をして、出血の原因を調べることが大切ですね。慢性腸炎になりやすい年齢や体質などはありますか?

河口先生河口貴昭先生

最近特に増えているのが炎症性腸疾患といって、潰瘍性大腸炎やクローン病という名前の病気です。発症は10〜20代の若い世代に多いと言われています。

ミキ昴生さん昴生さん

体質についてはどうですか?

河口先生河口貴昭先生

体質の影響として大きいのは腸内細菌だと思います。

ミキ昴生さん昴生さん

どういうことですか?

河口先生河口貴昭先生

腸内細菌には良いものも悪いものもあるのですが、結局は菌なので体の中に侵入されると困りますよね。そのため人間には腸内の菌が体の中に侵入しないようブロックする腸管免疫と呼ばれるバリア機能があります。ところが実は腸内細菌のうち善玉菌が産生する代謝物が腸管免疫を育てたり安定化させたりすることがわかっていて、善玉菌が減って悪玉菌が増えると腸管免疫のバリア機能が弱ってしまうのです。

ミキ昴生さん昴生さん

腸管免疫が弱くなりやすいのは、どのような人ですか?

河口先生河口貴昭先生

生まれつき弱い人もいますが、最近増えているのが腸内の悪玉菌が増えることで腸管免疫が弱くなっている若い方たちですね。

ミキ昴生さん昴生さん

重要なのは食事ですか?

河口先生河口貴昭先生

はい。例えば食物繊維や発酵食品を食べると善玉菌が増えます。善玉菌は短鎖脂肪酸などの腸の免疫バランスを良くしたり腸の栄養になる代謝物を作ってくれたりします。一方、肉や脂肪、糖分ばかりたくさん食べていると悪玉菌が増えてしまいます

ミキ昴生さん昴生さん

それが食べる物が重要という理由ですね。

河口先生河口貴昭先生

昴生さんが食べているものは昴生さんの腸内細菌の餌にもなっています。腸内細菌を「腸で飼っているペット」だと思って、ぜひ大切に育ててあげてください。

ミキ昴生さん昴生さん

自分の体だけでなく、腸内細菌にも良いものを与えることが大切だと分かり、食事に対する考え方も変わりました。ありがとうございました。

編集部より

食事の欧米化により潰瘍性大腸炎やクローン病は1990年代以降、急激に患者数が増え続けており、医療費の一部を国が補助する特定疾患となっています。若い世代の発症者が多く、慢性の経過をたどるため、学校や仕事、結婚、妊娠といったライフイベントに影響を与える可能性のある疾患です。有効な治療法も増えており、症状をコントロールできる罹患者は増えています。腹痛や下痢を慢性的に繰り返している場合は、その原因をできるだけ早く調べることが大切です。この記事が慢性腸炎について知り、自分の体調や生活習慣と向き合うきっかけになることを願います。

この記事の監修医師