婦人科検診について
「あっという間に終わる」
婦人科検診
稲:子宮頸がんは、子宮の入り口である子宮頸部にできるがんのことです。子宮の入口近くの細胞をブラシでこすってとり、顕微鏡で詳しく見るのが子宮頸がん検診です。希子さんは今、検診帰りとのことですが、受けてみた感想はどうでしたか?
水:今回で3回目の検診だったのですが、本当にあっという間でした。診察台に乗って、サッと細胞をとってもらって終わり。あれ? これで終わり? ってあっという間に終わりました。
稲:怖がってる女の子とかも多いと思うんですけど、友達の反応ってどうですか?
水:やっぱり周りでも検診受けてない人いますね。怖いというより、面倒くさがってしまうのと、検診を受ける事の大切さにおいての知識がまだ足りないようにも感じます。自分も若い時はそうでしたが、1回目は周りの大人の方から言われて東京に出てきたばかりの頃に受けてみました。今は会社を起業して社内がみんな女性なので、毎年検診を受けるようみんなに勧めています。
稲:素晴らしい! なんて社員想いな(笑)。 自分で行こうと思うと億劫でしょうし、人間ドックのオプションだと『まぁいいか』となりがちですし、たとえば会社の検診の中にはじめから組み込まれていれば良いのにと思うんですよね。
水:そうなんです! 今日もフォトグラファーの友達を誘って一緒に受けたんです。若いモデルの子とかにも、恋愛相談されるたびに「行ったほうがいいよ!」と、すごく口うるさく言っています(笑)。自分自身に後悔がないように検診を定期的に受ける事がすごく大切な事だと思ってます。
稲:希子さんみたいな病気の予防に対して意識の高い若い方はとっても珍しいんですよ。日本の婦人科検診受診率は、40%以下ですからね。子宮頸がんになる人や、残念ながら亡くなってしまう人が年々増えています。実は検診でがんになる前に見つけられるのに、本当にもったいないです……。
水:それだけ!? 信じられないです! ネットで調べたことあるんですが、30代後半から、なりやすいんですよね?
稲:20代から子宮頸がんになるひとが増えているんですよ。私は20歳になったら検診に行ってもらいたいと思っています。結婚や妊娠する前にがんで子宮をとらないといけなくなるケースとか、とても胸が痛みます。
水:女性としてとても辛い事ですね……。 自分自身の為にはもちろんですが、大切な家族や友人、 好きな人や愛する人とずっと一緒に人生を共に歩んでいく為にも、乳がん検診と合わせて、婦人科検診に行って欲しいです。