
佐藤先生
痛風発作で生活や仕事に影響はありましたか?
くっきー!さん
発症翌日には収録がありましたが、杖を使ってもゆっくりしか歩けない状態でした。それが2、3日続き、薬の効果で徐々に痛みは和らいで歩けるようになりましたが、寝るときの痛みはつらかったですね。
佐藤先生
どのように大変だったのですか?
くっきー!さん
仰向けで寝ていたのですが、足はどの角度にしても痛みがあって大変でした。わずかに楽になる角度があったので、その位置で枕を当てて固定しながら寝ていました。
佐藤先生
痛風の痛みは1週間ほどで治まることが多いのですが、尿酸の結晶がなくなったわけではありません。そのため結晶を溶かす治療が必要になりますが、痛みの引いた後はどのような治療を受けましたか?
くっきー!さん
病院で1カ月分の薬を処方され、本来であれば今も治療を続けるべきだと思うのですが、途中でやめてしまいました。痛風の標準的な治療について教えていただけますか?
佐藤先生
痛風の治療は発作時の痛みを抑える治療と、原因となる尿酸値を下げる治療の二つに分けられます。特に重要なのは痛みが治まった後も尿酸を下げる薬を継続し、自己判断で治療を始めたり中断したりしないことですね。
くっきー!さん
どうしてですか?
佐藤先生
尿酸値は高い状態だけでなく、急激に変動することでも発作を引き起こします。そのため、一度発作が治った後に、次の発作で余っている薬を自己判断で使うと、かえって症状が長引いたり悪化したりする可能性もあるためです。
くっきー!さん
僕もまずは弱めの薬から始めて、尿酸値の推移を見ながら調整していくと説明を受けました。
佐藤先生
発作が治まるとすぐに治療が終わるわけではありません。体内に残った尿酸の結晶を減らすためには、尿酸値をゆっくりと下げる治療を長期間続ける必要があることを知っておいていただきたいですね。
くっきー!さん
粘り強く続けなければいけませんね。治療期間はどれくらいになりますか?
佐藤先生
年単位になると思います。
くっきー!さん
僕は治療をやめて1カ月経っているのですが、今はどういう状態になっている可能性がありますか?
佐藤先生
治療が短期間の場合、尿酸の結晶はまだ残っており、発作を繰り返す可能性があります。発作を重ねるほど頻度が増え、痛みが続く期間も長くなると言われているので、注意が必要ですね。今は症状がありますか?
くっきー!さん
ムズムズとした前兆を感じることはあります。
佐藤先生
前兆を感じた段階で使える薬もあり、それを服用することで症状が治る場合もあります。少しでも異変を感じたら、早めに受診してください。
くっきー!さん
痛風を放置した場合、どうなりますか?
佐藤先生
痛風を放置すると尿酸の結晶がたまり、関節が破壊されて変形することがあります。また、尿酸が腎臓にたまって機能低下を引き起こす痛風腎にも注意が必要です。
くっきー!さん
ケンカが強い神様みたいな名前ですね。
佐藤先生
頻度は高くありませんが、腎臓は血液をろ過して尿を作る場所です。痛風をきっかけに、透析が必要になる場合もあるので、決して軽く考えてはいけませんね。
くっきー!さん
関節には痛みがありますが、腎臓などの臓器に尿酸結晶が蓄積することで症状はありますか?
佐藤先生
腎臓はダメージが蓄積するまで自覚症状の出にくい臓器です。そのため、定期的に血液検査で尿酸値や腎臓の値を確認しておくことが大切だと思います。痛風を発症してから、何か後悔はありますか?
くっきー!さん
治療や薬をやめてしまったことは後悔しています。発症してから後悔しないように健診結果で気を付けておきたい項目はありますか?
佐藤先生
まず注意すべきは尿酸値で、7を超えると要注意です。あわせて、体重や内臓脂肪の指標となる腹囲、血圧、中性脂肪、血糖値なども尿酸値に影響するので、確認していただければと思います。
くっきー!さん
どういった人が痛風の予備群になるのでしょうか?
佐藤先生
尿酸値が7を超えると痛風の予備群とされますが、すぐに発症するわけではなく、その状態が長く続くことで起こります。また、症状と尿酸値は必ずしも一致せず、特に発作中は尿酸値の急激な変動に注意が必要です。今後、気を付けたいことはありますか?
くっきー!さん
まずは受診して血液検査を受けながら、薬を再開しようと思います。これまでのことを反省していますし、今後は暴飲暴食に気を付けていきたいですね。自分の中で健康に良いイメージがあり薬みたいな存在として、ごぼうをいっぱい食べているのですが、どうですか?
佐藤先生
ごぼうに尿酸を直接的に下げる作用はありませんが、食物繊維が豊富なので肥満や糖尿病を予防して、間接的に尿酸値を上げにくくすることはあると思います。
くっきー!さん
きんぴらごぼうをおかずに、ご飯を三杯食べてしまうこともあるのですが、逆効果でしょうか? ごぼうを控えてご飯を一杯にしたほうが良いですか?
佐藤先生
そのほうが良いと思います。何でも摂りすぎは良くありませんね。
くっきー!さん
最後に痛風の治療で大切なことについて教えてください。
佐藤先生
痛風の治療で最も大切なのは、治療を途中でやめないことです。自分の体のためにも信頼できる医師を見つけて、継続して治療を受けることが最も重要だと思います。
くっきー!さん
痛風は激痛を伴う病気ですが、経験のない人には理解しにくいと思います。痛風を防ぐためには日ごろから生活習慣に気を配ることが大切だと実感しました。痛風になってもしっかりと治療を続けることが不可欠だということも知っておきたいですね。