【NEWS】「ゲーム障害」を認定 世界保健機関(WHO)(医師コメント3件)

世界保健機関(WHO)は5月25日、ゲームのやりすぎで日常生活に支障が発生するような「ゲーム障害」を精神疾患として国際疾病に認定することを決定した。

2022年1月から発行となり、WHOはこれによって治療の研究が進むことを期待する。世界的にゲームの人気が高まっており、それにつれて、各国でゲーム依存が社会問題となっていた。現状健康に悪影響が出ている人はごく一部とみられ、またゲームと依存の因果関係の証明が難しいことから慎重論を唱える国もあったが、予防に向けて対策が必要との声が多く、疾病認定の判断がされた。

医師のコメント

  • 武井 智昭(小児科・内科医)

近年のゲームは、オンライン化が進んでおり、また、ゲーム内での課金などもあります。これに加えて同時のチャット機能もあるため、ゲームの世界と現実が区別ができなくなり、精神疾患や体力低下による内科疾患も増加するものと思われます。適切な疾病概念と思われます。

  • 藤野 智哉(精神科医)

アルコールや薬物に対する依存は精神的依存に加え身体的依存も見られますがゲーム依存は精神依存のみと考えられます。身体的な離脱症状はなく離脱予防の投薬も必要ないため病院を受診された時にできることとして集団精神療法が挙げられます。例えばアルコール依存者の断酒会では自身の生活が破綻するに至った失敗談を他者と共有しますがゲーム依存でそれほどの被害が出ている方がそれほど多いとは考えられずどの程度の需要があるのか不明です。

  • 田嶋 美裕(内科医)

ゲーム依存は、社会的な生活が送れなくなる原因にもなるかと思います。特に子供でのゲーム依存、ゲーム障害は、発達にも大きく影響してしまうおそれがあります。子供のゲームをする時間が長くなりすぎないよう、家庭で十分注意する必要があります。