新型コロナワクチンが、インド型変異ウイルス(デルタ株)にも有効と各研究機関が多数報告

公開日:2021/07/15

新型コロナウイルスの変異ウイルスに対するワクチンの効果について、頻繁に議論されています。モデルナ社やイギリスのエディンバラ大学は、新型コロナワクチンの変異ウイルスに対する効果について、調査結果を発表しました。今回の調査結果について、中島先生に詳しくお伺いします。

中島 由美 医師

監修医師
中島 由美 医師

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金沢医科大学医学部卒業後、同大学病院にて小児科・内科として研修を積む。その後は複数の病院で内科医や皮膚科医として勤務。2018年より福岡市中央区に「国を超えた新しい形の医療を提供」をコンセプトに、クリスタル医科歯科クリニックを歯科医師である夫と開院。

モデルナ社製の新型コロナワクチンのインド型(デルタ株)への有効性

モデルナ社製の新型コロナワクチンのインド型に対する有効性について詳しく教えてください。

中島 由美 医師中島先生

アメリカのファイザー社製やモデルナ社製の新型コロナワクチンは、高い感染力を持つとされるインド型の変異ウイルスにも効果があると報告されています。

モデルナ社は、同社の新型コロナワクチンを2回接種した8人の抗体量を調べた結果、従来型の抗体量に対してインド型の抗体量が約2分の1であったことを発表しました。感染や発症の抑制に十分な効果が期待できるだけの抗体量であるとの見解を示しています。

ファイザー社製とアストラゼネカ社製の有効性

ファイザー社製とアストラゼネカ社製の新型コロナワクチンについて、インド型の変異ウイルスに対する有効性を教えてください

中島 由美 医師中島先生

イギリスのエディンバラ大学などがファイザー社製とアストラゼネカ社製の新型コロナワクチンの有効性について調査をしました。ファイザー社製の新型コロナワクチンのインド型に対する有効性は約79%、アストラゼネカ社製においては約60%であることを発表しています。

また、ワクチンの効果についてイギリスの公衆衛生当局は、重症化などを原因とする入院患者数を90%以上も減らすことができたと推定しています。

ジョンソン・エンド・ジョンソン社製の有効性は?

アメリカのジョンソン・エンド・ジョンソン社製の新型コロナワクチンについて、インド型の変異ウイルスへの有効性を教えてください。

中島 由美 医師中島先生

アメリカのジョンソン・エンド・ジョンソン社は、同社が開発した1回接種タイプの新型コロナワクチンについて、インド型の変異ウイルスに対する抗体が十分に発生していることを発表しました。また、効果の持続期間が少なくとも8か月であるとも発表しています。

まとめ

インド型の変異ウイルスは、従来型と比べてワクチンの有効性が低いことが疑われていましたが、主要なワクチンにおいて十分な有効性があることが判明しました。今後も、変異ウイルスが登場する可能性があります。ワクチンの有効性に関する最新情報を随時チェックしましょう。

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