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性同一性障害(GID)とは

 更新日:2023/03/27

性同一性障害(GID)とは

性同一性障害(GID)とは、反対の性に対する強く持続的な同一感、および、自分の性に対する持続的な不快感、またはその性の役割についての不適切感を有する状態を指します。

英語では「Gender Identity Disorder(GID)」と言います。

「体は男性・心は女性」はMTF(Male to Female)、「体は女性・心は男性」はFTM(Female to Male)と呼ばれています。

一般的な治療法としては、カウンセリングに加えてホルモン治療、性別適合手術などがあります。

また、治療を担当する診療科も精神科、産婦人科、形成外科、泌尿器科等が連携して行っていくこともあります。

性同一性障害は、アイデンティティの障害であり、自己の存在意識への不安定さを生じさせます。

また、ジェンダーの悩みに加え、偏見に基づくいじめ、友人関係、家庭内での孤立、自己嫌悪感、自己肯定感の低下なども重なり、精神的に継続したケアが必要と思われます。

治療によるメリット

・違和感がある性からの解放が期待できる
・自分が望む性の身体を手に入れることができる

治療上の問題点

・完全に満足いく治療が受けられない場合がある
・手術が高額になる場合がある

治療期間

性同一性障害(GID)は、治療には数ヵ月~数年ほどかかります。
カウンセリングやホルモン治療、外科的治療等を本人のニーズに併せて検討していきます。

費用相場

治療状況によって異なりますが、治療費用は2000円~2200000円が目安です。

注意点

治療期間や費用は、医療機関や治療内容などによって大きく異なる場合があるため事前にご相談ください。

この記事の監修院長