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再結晶化HAコーティングとは

 更新日:2023/03/27

再結晶化HAコーティングとは

再結晶化HAコーティングとは、国産インプラントであるAQBインプラントの表面に施されているコーティングの一種です。コーティング層の厚さが35μmと薄くはがれにくいのが特徴で、従来のHAコーティングより迅速で強い骨結合が期待できます。HAとは骨や歯の主要成分であるハイドロキシアパタイト(HydroxyApatite)を指しており、生体組織と親和性が高いリン酸カルシウムの一種です。
時間の経過に伴って骨と結合する性質がありますが、高温・高圧でないと結晶化しにくいなどのデメリットがありました。再結晶化HAコーティングはHA単一層で高温分解物がほとんどないため、従来のものと比較して体内での長期使用を考えた場合の金属成分の溶出を抑えられるのも特徴です。

メリット

・骨との結合が早い
・生体親和性が高い

デメリット/副作用

再結晶化HAコーティング自体のデメリットは特にありません

治療期間

再結晶化HAコーティングが採用されたAQBインプラントの手術は、基本的に1ピース1回法で行われるため手術時間も短期間で完了します。また、最短2ヵ月程度と短期間で骨と結合するため全体的な治療期間の短縮にも繋がります。

費用相場

再結晶化HAコーティングが採用されたAQBインプラントの治療は、手術代や上部構造などを含めて1本あたり30~40万円程度とされています。

注意点

治療期間や費用は治療内容などによって大きく異なる場合があります。

この記事の監修歯科医師