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計画分娩とは

 更新日:2023/03/27

計画分娩とは

計画分娩とは、あらかじめ入院の日を決めておき、陣痛を起こすために頸管拡張剤や陣痛促進剤を用いて人工的に陣痛を起こし出産を促す分娩方法です。特に初産婦さんは、入院したらまずラミセルやダイラパンなど、子宮頸管拡張剤を用いて子宮口を開く処置を行うことが多いです。順調にいけば入院当日~3日目くらいに分娩に至りますが、初産婦さんの場合は5日間程度かかる場合もあります。

メリット

・分娩前後の予定を立てやすい
・医学的に計画分娩が必要な場合(分娩予定日を過ぎても陣痛がこない、前期破水後に陣痛がこない、児の発育不良の場合、巨大時の場合、母体合併症がある場合)に、計画的に分娩に至らせることで、母体と胎児にとってより良いタイミングで出産を迎えることができる

デメリット/副作用

・促進剤を使用しても陣痛が発来せず、一度退院して仕切り直しになってしまう場合がある
・陣痛を誘発する処置の過程で、子宮内感染を起こす場合がある
・促進剤の副作用で過強陣痛となり、稀ではあるが子宮破裂を起こす可能性がある

治療期間

計画分娩前日に入院し、早ければ2~3日間で分娩に至ります。陣痛促進剤を4~5日間使用しても分娩に至らなければ一旦退院、状況によっては帝王切開となる場合もあります。

費用相場

管理入院等を除いて、基本的には保険適応外なので入院費含め自費となります。医療施設によって入院費用は異なりますが、1日当たり3万円前後の所が多いようです。

注意点

治療期間や費用は、治療内容などによって大きく異なる場合があります。

この記事の監修医師